2006年05月27日

フレンズ2-15その16

実際に博物館までやって来て、展示が間違っていると怒るロス。
ロス: Oh, look! I can't believe this! Homo habilis can't use tools yet, and they've got him with clay pots? Why don't they just give him a microwave? (あぁ、見てよ! こんなの信じられないよ! ホモ・ハビリスはまだ道具(石器)を使うことが出来ないんだ。それなのに、ホモ・ハビリスと土器を一緒に展示してるのか? それならいっそ、電子レンジでも飾ったらどうだよ。)

tool は「道具、工具」です。
この場合は、石を削って作った a stone tool 「石器」ですね。
clay は「粘土、土」。
クレイアニメ(英語では、clay animation または claymation)というのは、粘土を少しずつ動かして撮影したアニメのことですよね。
クレイアニメというと、「ウォレスとグルミット」が有名だなぁ。(見たことないけど)
pot は「鍋、鉢、つぼ、瓶」などの丸くて深い器を指します。
日本語でポットというと魔法瓶ですが、その意味はありません。
魔法瓶は英語で vacuum bottle です。
フレンズ1-18 その4 では、pot を使ったことわざについて触れています。
clay pot は日本では縄文式とか弥生式とか言われているあの「土器」です。
They've got him with clay pots? の they は展示をした博物館員を指します。
「展示したヤツらは、ホモ・ハビリスに土器を持たせちゃったよ。(土器と一緒に展示させちゃったよ)」ということですね。
時代的には、石器時代があって、その後、土器の時代が来るので、その原人と小道具とが合っていないと言って、ロスは怒っているわけです。
microwave は microwave oven の略で「電子レンジ」です。
フレンズ2-2その3 には、電子レンジに関する話が書いてあります。
どうせ時代と小道具があってないなら、いっそのこと現代のものを置いておいたらどうだよ、とヤケになって怒っています。

レイチェルに謝るロス。
ロス: I'm sorry this is taking so long. It's longer than I expected. (こんなに長く時間がかかっちゃってごめん。予想以上に長引いてしまったよ。)

than I expected は「私が想像した以上に」です。
これは日本語のニュアンスと同じですね。
この場合だと「多分これくらいで済むだろう・・・と思った時間を大幅にオーバーしてしまった、こんなに時間がかかるなんて想像もしていなかった、まったくの”想定の範囲外”だった(?)」という感じでしょうか。

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posted by Rach at 06:53| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
懐かしぃ〜、「魔法瓶」という言葉、久しぶりに聞きました。
どういう物を指して言うのでしたっけ??

Vacuum bottle は、象印など、日本のものもよく売っています。
Posted by KopyKat at 2006年05月27日 17:03
はじめまして、ダイスケと申します。
非常に勉強になるサイトですね。

フレンズ、面白いですよね〜
英語の勉強にもなるし!!

僕も英語学習者です。
よろしかったら相互リンクしていただけないでしょうか?

こちらは、すでにリンクをはらせていただきましたが、ご迷惑でしたら削除しますのでご連絡お願いします。

応援クリックさせていただきしました!!
Posted by ダイスケ at 2006年05月27日 20:45
そう言われれば、もしかして「魔法瓶」って死語なのかしら?。最近は日本でもあまり聞かないような・・・(笑)。
中に入れたお湯の温度が下がらない保温性のある「ポット」とか「水筒」とかを魔法瓶って言うんでしたよね。

コーヒーを飲む時などにボタンを押してお湯を出すいわゆる「ポット」がうちには一応あるんですが、全然使ってません。保温しておく電気代よりも、飲む時にガスでお湯を沸騰させた方がコストが安く済むとか聞いたような気がするので・・・。
取説を見ると、「電気保温ポット」とは書いてありますが、魔法瓶とは書いてませんね、やっぱり。
息子がポケモンの水筒を持ってるんですが、それも保温機能があって、冷たい麦茶は結構いつまでもそれなりに冷たいです。
「ステンレスボトル」と箱には書いてありますが、品質表示欄の品名には「ステンレス製携帯用まほうびん」と書いてあったっ!!!
(箱をとっておいて何かいいことあるのかと思ったけど、ちょっと役に立ったかなぁ?)
Posted by Rach at 2006年05月28日 07:58
ダイスケさんへ
ご訪問&コメントありがとうございます。さらには応援クリックまでしていただいてとっても嬉しいです。
こちらへのリンクは自由にはっていただいて結構です。光栄です。

ところで、ご依頼の相互リンクの件につきましては、私から「言い訳のような説明」をさせていただいてよろしいでしょうか?
(以前にも同様のご依頼があり、その時と同じ説明になりますが、お許し下さいませ。)

私の「お気に入りBlog」欄を見ていただくとわかるのですが、他のブロガーの方に比べてすごく数が少ないです。その欄に掲載されているブログは、言わば「私がよくコメントを交換している方のブログ」と思っていただければよいかと思います。
相互リンクがお互いのアクセスアップに繋がる、ということは重々承知しているのですが、これまでもリンクに関しては上に書いたようなポリシーでやってきましたので、ここでその方針を変えることは、今までの方に対しても申し訳ないし、失礼になるかとも思いますので・・・。ご期待に添えず、本当に申し訳ありません。
私の勝手な言い分で、もし気分を害されたらごめんなさい。
Posted by Rach at 2006年05月28日 08:04
多分ですけど、魔法瓶って、英語でvacuum bottleとあるように、内側の容器と外側の容器の間を真空にすることで(真空は熱の伝導が悪い→保温性に優れる)、保温性能を上げたポットの事だと思います。だから、電気保温ポットは、一部の機種を除いて保温は電気のみで行い、構造上の保温機能(つまり真空空間)はついていないので、魔法瓶って書いていないのだと思います。
お役に立てましたでしょうか、って勝手な推測ですけど。間違ってたらごめんなさい。
Posted by ほんだ at 2006年05月28日 12:20
ほんださんへ
そうそう、真空な空間があるものを「魔法瓶」って呼ぶんですよね、きっと。
たまたま検索かけてたら、ウィキペディアにぶつかって、ほんださんの説明が正しいものであるとよーくわかりました。(まさか、ウィキペディアに「魔法瓶」という項目があるとは思わなかった・・・)
魔法瓶
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E7%93%B6
「熱伝導」と「熱放射」がポイントみたいですね。

そう言えば昔、据え置き型のポットで、中がガラスになってて、電源にはつながない魔法瓶ってのが家にあった気がする・・・(時代が古すぎる?・・・と思ったら、今でも「テーブルポット」として存在しているらしい。)
それがもっと保温機能を高めるために、いわゆる「電気保温ポット」に進化したみたいですね。
「魔法瓶」の名前の由来ってはっきり書いてないけど、きっと、お湯を入れていても、ほとんど冷めないのが「魔法」みたいだから、「魔法瓶」って呼ばれたわけでしょうね。だから厳密に言えば、電気で保温しているタイプは、電力を使って温度を一定に保っていて冷めないのが当たり前、つまり「魔法でもなんでもない」ですよね。だから、これを「魔法瓶」と呼ぶのは本当はおかしいのでしょう。

関係あるようなないような話ですが、ZOJIRUSHI(象印)と呼ばれている会社の正式名称は、「象印マホービン株式会社」(英語では ZOJIRUSHI CORPORATION)だそうです。
象印マホービン株式会社WebSite
http://www.zojirushi.co.jp/
そのライバルのタイガーの正式名称は「タイガー魔法瓶株式会社」(英語 Tiger Corporation)です。
タイガー魔法瓶WEBサイト
http://www.tiger.jp/index.html
両社とも「魔法瓶」だけを作っている会社じゃないのに、「魔法瓶」という名前にはこだわりがあるようですね(笑)。ちなみにどちらも本社は大阪にあります。(どちらの前も通ったことある気がする・・・)
お互いにライバル意識をもっているらしいことが、ウィキペディアに書いてありました。興味のある方は調べてみて下さい(笑)。
Posted by Rach at 2006年05月29日 16:34
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