2006年05月29日

フレンズ2-15その18

プラネタリウムにレイチェルを連れてきたロス。
スイッチを入れると、星空が見えます。
ナレーション: Billions of years ago, Earth was only... (何億年も前、地球はまだ・・・)

この声、日本語音声では小さいんですが、英語音声で聞くと、エコーがかかった大音量なんですよ。
うーん、ロマンチック・・・と思っていたら、”いかにも博物館”って感じのナレーションが大音量で流れてきたので、私はテレビの前でずっこけてしまいましたが・・・。


ロス: Listen, I'm sorry. I had to work tonight. (ねぇ、ごめんね。今夜仕事があって。)
レイチェル: Oh, that's okay. You were worth the wait. And I don't just mean tonight. (いいのよ。あなたは待つ価値のある人だもの。それは今夜だけのことを言ってるんじゃないわよ。)
キスをする二人。
ロス: You're not laughing. (君は笑ってないね。)
レイチェル: This time it's not so funny. (今度は、そんなにおかしくないもの。)

That's okay. は「気にしないで」。
「そんなこと、気にしなくてもいいのよ。私は全然気にしていないわ、大丈夫よ。」という感じです。
worth は「・・・の価値・値打ちがあって」という形容詞ですが、・・・の部分には、前置詞なしで目的語が直接続きます。
ですから、このセリフでも目的語に名詞がきていますね。
「・・・する価値がある」という意味の場合は、動詞の -ing 形(動名詞)が続きます。( to 不定詞はとりません)
"It's worth trying." だと「やってみる価値はある。」ということですね。
wait は「待つこと、待ち時間」。
worth it という形だと「それだけの価値がある、時間と労力をかけるだけの値打ちがある」という意味になるので、"The wait was worth it." は「待っていた甲斐があった。」という意味になります。
レイチェルのセリフでは、もう今は待ってないから、were と過去形を使っているようですね。
mean は「・・・を意味する、・・・の意味で言う」。
"I don't just mean tonight." を直訳すると、「私はただ今夜のことだけを言っているのではない。」となります。
それは、その前のセリフで、「あなたは待つ価値のある人だ」と言ったことについて、「今夜だけじゃなく、いつでもあなたのことを待つことができる、あなたはそれだけの価値のある人なのよ。」と補足しているわけですね。
キスしても笑ってばかりだったレイチェルですが、今回は笑いません。
funny は「面白い」ですが、同じ「面白い」という意味の interesting が「興味深い」という意味で面白いのに対し、funny は「こっけいで人を笑わせるように」面白い、おかしい、という意味になります。
フレンズを見ていると、funny という言葉がよく出てくるので、フレンズを見ている方には、この違いは結構明白だと思うのですが、「面白い」= interesting と一対一対応で丸覚えしていた学生時代には、面白いと言えば、何でもかんでも interesting を使ってしまっていたような気もします。
真剣な顔で、"It's not so funny." と言うレイチェル。
つまりもう、「ケラケラと笑い出すようなこっけいなことは何もない。今の私はすごく真剣な気持ちで、茶化したりはしないわ。」という宣言なわけです。
うーん、あんな顔で、こんなこと言われて、盛り上がらないはずはないですよね(笑)。
・・・ってことで、この後、ロスとレイチェルは...you know、って感じなので、しばらく二人の世界に浸って下さいませ。
でも、これで終わらないのがフレンズ。
明日もまだ続きます(笑)。

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posted by Rach at 14:25| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フレンズがお好きなんですねぇ。
私は、アリー my love が大好きです。
趣味が合いそうですね!!!
私のブログも面白いと思うんで、是非
遊びに来てくださいね!
Posted by ハロ助 at 2006年05月29日 21:22
ハロ助さんへ
ご訪問&コメントありがとうございます。
貴ブログ拝見させていただきました。自然が豊かな環境にお住まいなんですね。羨ましい。私の住んでるところは、空気が汚いですよー(笑)。
また、夢は海外移住ですか。いいですね。是非夢を実現して下さいね。

私もアリーは好きです。DVDは5シーズン全部見ました。フレンズよりも専門用語が多いし、ほんと、みんな早口ですよねぇ。でも、女として「わかる、わかる」と思う部分もあるし、「そこまで言うか!」とびっくりすることもあるし、面白いドラマですよね。
Posted by Rach at 2006年05月30日 10:48
ここのレイチェルとロスがいちゃついてるシーンで

"Oh,god.Honney That's ok."
"What? Oh, no.You just rolled over the juice box"
"Thank God"
という会話のシーンがあるんですけど、レイチェルは何を勘違いしたんでしょうか?
最初ロスがオナラをしたと勘違いしたのかな・・?
と思ったんですが、観客のテンションの上がった笑い方と二人の恥ずかしそうな表情でどうも下ネタで笑ってるように感じます。
まさかロスがもうイッたと勘違いしたってことでしょうか?笑
いまいち分からなかったので質問しました。すいませんセクハラではないです。笑
Posted by ひろ at 2014年05月30日 03:06
ひろさんへ
コメントありがとうございます。

はい、ひろさんのご想像どおり、「ロスがもうイッたと勘違いした」ということですね^^

そのやりとりを日本語にすると、
レイチェル:あぁ。ハニー。いいのよ(構わないわ)。
ロス:何? あぁ、違うよ。君がジュースの箱(ジュースのパック)の上を転がっただけだよ。
レイチェル:良かった(ありがたい)。

レイチェルの、That's ok. だけでは意味がわからないのですが、その後のロスの発言で、レイチェルがジュースの箱の上に乗ってそれをつぶしてしまって、そこからジュースがこぼれたことを言っていることがわかります。
そのロスのセリフで、直前のレイチェルの「ハニー、いいのよ」が「液体で濡れている」のを感じたレイチェルが勘違いしたのだ、ということがわかる仕組みですね。

二人がこんなふうにいちゃつくのは初めてなので、レイチェルとしては、「初めてなんだもの。そんな風になっちゃってもいいのよ。私は気にしないわ」的に優しく言ったのですが、ロスに言われて勘違いだと気づいて、「そうじゃなかったのね。良かった!」みたいに言ったという、面白さになるわけでしょうね(^^)
Posted by Rach at 2014年05月30日 16:06
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