2006年06月21日

フレンズ2-16その20

ジョーイが出て行ったら、フーズボールのテーブルをジョーイの部屋に置く、と言ったチャンドラーに
ジョーイ: Why do you get to keep the table? (どうして、チャンドラーがテーブルをキープできることになるんだよ?)
チャンドラー: I did pay for half of it. (俺が半分金を出したんだ。)
ジョーイ: I paid for the other half. (俺も残り半分を出したぞ。)
チャンドラー: I'll tell you what. I'll play you for it. (じゃあ、こうしよう。フーズボールを賭けてお前と対戦だ。)
ジョーイ: All right, you're on. I can take two minutes out of my day to kick your ass. (よーし、話は決まった。お前を負かすには、一日のうちのたった2分しかかからないよ。)
チャンドラー: Your men will get scored on more times than your sister. (ジョーイのチームは、お前の妹よりも、たくさんヤラれちまうだろうよ。)
ジョーイ: Which sister? (どの妹のこと?)

get to は「・・・の状態になる、・・・するようになる、(許可を得て)・・・できるようになる、・・・できるチャンスを得る」という意味。
どういう理由で、チャンドラーが keep the table するという状態になるのか、ということです。
keep the table するためには、乗り越えなければいけない事柄があって、どうしてそこを何の理由もなしに飛び越えてしまえたのか、どうしてそういう状態に変化してしまえたのか、みたいな感じでしょうか?(私の勝手なイメージかもしれませんが・・・)
keep は「・・・を持つ、保持する」という意味ですが、日本語でもキープする、などと言いますので、その日本語のニュアンスが結構近いような気がします。
フレンズ1-3その2 に、Keep the change. 「おつりは取っといて。」という表現が出てきましたよね。

play someone for... は「・・・を賭けて(人)と試合で戦う」という意味。
The Cuban National Team played the Japanese National Team for the World Baseball Classic Championship.
なら、「キューバ代表チームは、WBCの優勝を賭けて、日本代表チームと試合を行った。」ということになります。
You're on. は「よし、承知した。いいとも。話は決まった。」という意味。
取引や賭けを提案されてそれを受けて立つ時に使うセリフです。
on には「賛成して、喜んで参加して」という意味がありますが、日本語で「のった!」という感じなんでしょうかねぇ?
I'm on. 「俺がのった。」んじゃなくて、You're on. 「お前がのった。」という表現なのが、何だか不思議なような・・・。
「俺はオッケーだから、お前はそれに参加すればいい。」ってことなのかなぁ・・・?

take ... minutes out of one's day to do は「〜するのに(一日のうちの)・・・分だけしか、かからない」という意味。
"minutes out of my day to" で Google のフレーズ検索をすると、"take a few minutes out of my day to..." などの表現がヒットします。
このセリフの場合でも、take two minutes to... 「・・・するのに2分かかる、2分しかかからない」と言えばいいのに、「俺の丸一日、24時間のうちの、たった2分」と言って、その短さを強調しているのだと思います。
kick someone's ass は文字通り「(人)のお尻を蹴る」なので、「たたきのめす、やっつける、打ち負かす」という意味になります。
ass という言葉はお下品なので、あまり使わない方が良いとは思いますが、よく聞く表現ですね。
your men はフーズボールについている人形のことですね。
ジョーイが監督で人形たちが選手みたいなもんだからでしょう(笑)。
score は「得点する」という意味ですが、他に「(女性を)モノにする」という意味もあります。
ちょっと score をかけた、ただの洒落なんですが、聞き捨てならん、という感じで、「一体、どの妹の話をしてるんだよ?」と詰め寄るジョーイが面白いですね。

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posted by Rach at 10:33| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
チャンドラーがYour little men are gonna get scored on more times than your sister. と言ってしまった瞬間、売り言葉に買い言葉とは言えども後悔の念を抱いたと思うし。観客はいくら何でもそこまで言わなくてもといった衝撃的な台詞だと思います。チャンドラーも観客もそれに対するジョーイの台詞は「Son of a bitch! 」みたいなものを予想したことでしょう。自分のことならともかくイタリア系で家族の絆がつよいジョーイの可愛い妹を性的に侮辱されたのですからね。そしてジョーイの聞く側にしたら、なんでやねんというボケの台詞(まるで妹が性的にだらしないみたいな)があって、観客は大笑いなんですね。すごい落ちで画面が切り替わる見事な演出ですね。
you're on.は賭に誘われた時の、返事でしか使うことはないでしょうから。適当に理解しておけばいいのではないでしょうか。文法に支配されないのがイディオムだと理解してます。leave you high and dry. もイディオムで形を変えて使うことはできないものなのに、チャンドラーは意味不明のことを言っているだけのことではないでしょうか。文法と単語の意味だけでは理解できない英語が実にやっかいですね。たとえば
You got it. I got it.は多くの意味を含んでいますがどちらも「わかった」と訳すことがあります。問題は使われる状況です。You got it.と言う前には必ず命令や依頼があり、それに対して了解の意味になります。それに対してI got itと言う前には何かの説明や質問があり、それを理解したと言う意味です。
松村増○さんが王さんがホームランの世界記録を作ったとき、日本語のわかるアメリカ人がOh made itと言ったのをオメデトウに聞き間違えて日本語のわからないアメリカ人にCongratulations.と訳した笑い話があります。簡単な単語の言い回しは外国人には、かえって難しいことが多いですね
What'in it for me.を松本○弘さんは「私にはどういうメリットがあるの」と訳されたのを理解するのに何年もかかりました。
Posted by iwarebiko at 2006年06月22日 19:59
iwarebikoさんへ
解説ありがとうございます。iwarebikoさんの説明で、score に関するやり取りの意味が理解できました。
私はチャンドラーが軽い気持ちで言って、それをジョーイが真に受けて・・・という感じで解説しましたが、iwarebikoさんの説明の方が、ジョークとして面白いし、しっくりきますね。

実際のセリフは "Woah, woah, woah, woah... (しばらく沈黙) Which sister?" という感じでした。その Woah, woah... の部分は「聞き捨てならん」という抗議モード口調(日本語で言うと、激怒して「おいおいおい」とか「ちょっと待てよ」と言う感じ?)で、その後、緊迫したムードになって、そして、どんな激怒のセリフが飛び出すのかと思ったら・・・「どの妹のことを言ってるの?」と、まるでジョーイの妹たち(複数)にそういう話があってもおかしくないみたいな返事だったので、笑える、ということですね。
吉本だったら、みんながここでコケてるところでしょうかね? 「・・・って、言いたいのはそれかいっ!? 論点がずれてるやろっ!」みたいな(笑)。

イディオムについては、おっしゃること、よくわかります。成り立ちすらよくわからなくて語源も不明、というイディオムもたくさんありますし、使っている間に意味が変化しているものもあるし、あまりイディオムそのものを単語に分解して解釈しようとしても無駄な場合が多いのかもしれませんね。
何でもかんでも分解、分析したがるクセが私にはあって(笑)、さらにはギャグを何とか論理的に説明したいという欲求もあったりして(爆)、勘ぐり過ぎるのかもしれません。

You got it. と I got it. は確かにそうですね。なぜどちらも「わかった」なのかが問題ではなくて、その状況を考えると、You か I になるかどうかは自ずとわかる、ということでしょう。
教えていただいた迷訳(?)や名訳に関するお話は全くの初耳なのですが、オメデトウに聞き間違えた、というのは面白いですね。Good job! って感じ?(笑)
Posted by Rach at 2006年06月23日 15:32
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