2006年06月23日

フレンズ2-16その22

フィービーが、針で刺した点をタトゥーだと主張するので、すっかりキレてしまったレイチェルです(笑)。
レイチェル: Your mother's in heaven going, "Where the hell's my lily, you wuss!" That is not a tattoo! This is a tattoo! (あなたのママは天国でこう言ってるわ、「私の(名前の)ユリは一体全体どこにあるっていうのよ、このいくじなし!」ってね。そんなのはタトゥーじゃないわ! これがタトゥーよ! )
と、お尻にあるタトゥーをチラっと見せようとした時に、ロスが部屋に入ってきました。
ロス: You got a tattoo? (レイチェルはタトゥーを入れたのか?)
レイチェル: Maybe. But just a little one. Phoebe got the whole world! (そうかも。でも、ほんの小さいヤツよ。フィービーなんか「世界全体」のタトゥーを入れたんだから!)
ロス: Well, let me see. (ふーん、見せてみて。)
レイチェル: Well? (どう?)
ロス: Well, it's really...sexy. I wouldn't have thought it would be, but...wow! (うーん、実に・・・セクシーだ。前はセクシーだなんて思わなかっただろうのに・・・すごいよ!)
レイチェル: Really? (ほんとに?)
ロス: So is it sore? Or can you do stuff? (それで、それは痛むの? それともいろいろ「する」ことはできるの?)
レイチェル: I guess. (できると思うけど。)
ロス: Save us some pizza. (僕らの分のピザを取って置いてよ。)

"Where the hell's my lily" は "Where is my lily"に the hell 「一体全体」という怒りを表す強意語を付け加えて強調したものです。
hell はののしりの言葉にも使いますので、 hell で強調すると、やや下品な響きになると思います。
ここでは、Your mother's in heaven 「あなたのママは天国にいる」、と heaven という単語をその前に出していて、その直後のセリフに、全く正反対の hell という単語が入っているという落差、さらには、天国で穏やかな気持ちでフィービーを見守っているはずのママが、えらく口汚く罵っているという対比、が面白いのではないかと思います。
wuss は「弱虫、意気地(いくじ)なし、根性なし」という意味。

さんざんフィービーを責めていたレイチェルですが、黙っていようと思っていたロスにタトゥーのことを知られて急にトーンダウンするのが可愛いですね。(まぁ、いずれ言おうと思ってたんだと思うんですけどね。だって、そのうちにバレちゃうだろうから・・・笑)
今度はフィービーのタトゥーを引き合いに出して、フィービーが主張していた通りに「フィービーのは地球だから、「世界全体」を表しているのよ。それに比べたら、私のなんて本当にちっちゃいものなんだから!」と変な言い訳をしています。
I wouldn't have thought it would be, but... は、would be の後に sexy が省略されていて、もし以前にそのタトゥーを見たら(もしくは、「過去の僕なら」?)、それがセクシーだなんて思わなかっただろうのに、今見たら、セクシーだと思ってしまった、という感じだと思うのですが・・・。
sore は「痛い、ひりひりする」。
フレンズ2-14その9 には、eyesore 「目障りなもの」という単語が出てきましたね。
stuff は「漠然としたもの」を指し、do stuff は「あることをする」ですが、ここでの意味は明白でしょう(笑)。
「色気よりも食い気」という言葉がありますが(笑)、今のロスは逆のようです。
二人で嬉しそうに寝室に入っていくのが、何だか可愛い。
まぁ、二人は付き合い始めたばかりですし、ちょっと変わったシチュエーション(?)だと余計に盛り上がりますし、しょうがないですかねぇ?(笑)。


フーズボールをしているジョーイとチャンドラー。
ジョーイ: Pass it! Pass it! (パスしろ! パスしろ!)
チャンドラー: Stop talking to your men! (お前の選手に話しかけるのをやめろ!)

自分でバーを操作して動かしてるのに、声をかけるジョーイがおかしいですよね。
いやぁ、つい声が出ちゃうって気持ちはわかりますけども。

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posted by Rach at 16:27| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
色々調べてくださってありがとうございます。
なるほどレイチェル・・・・ギリシャ系説はフライングのようでしたね。
そういえばジェニファー  もともとはモニカ役を勧められたんだけど、本人がレイチェルが好きだったので、レイチェル役のオーディションを受けたそうだという記事がありました。
つまりギリシャに縁のありそうな名前レイチェルにギリシャ系ジェニファーを嵌めこんだのでなく、成り行きでたまたまそうなったみたいですね。
それと調べてくださった事、読んでて感じたんですがギリシャ人もイタリア人も国民性似てますね。  なんか家族主義なところが、、、
同じ地中海沿岸という環境なんか似てると国民性も似るのか、興味深い問題です。


私、推理小説や歴史物が大好きなので色々推論、仮説を立てるのが好きなんですよ。
その過程が好きなので、もちろん当たっていればなお嬉しいですが。
ある意味、此処の翻訳も推論、推理があって大好きなんです。
意外な盲点、逃した笑いどころを再発見できるのし。

>stuff は「漠然としたもの」を指し、do stuff は「あることをする」ですが、ここでの意味は明白でしょう(笑)。
なるほどそういった意味だったんですか!
do stuff だけでは、正直ちんぷんかんぷんでした。
日本でいう「あれしない?」みたいなニュアンスですかね??
stuffの意味が、詰める  詰め込むなどから  いわゆる・・・・・ああなるのかなと変な連想してしまいました。
確かにその後、辞書で調べると  《卑》〈女と〉性的交渉を持つ. ・・・ってありましたね。
こういうシットコムなどの喜怒哀楽の要素の多い生きた英語に接すると、より用法を実感できます!


Where the hell's なんかのhellの用法は知っていましたが此処にそんな謎かけがあったんですね!
吹き替え版でも充分おかしいのですが、こういった部分は完全スルーですから。
なるほど日本で言う俳句なんかの掛詞みたいにな感じでしょか・・・
なるほど、つくづく脚本家が練った台詞を考案してるのが分かります。

>チャンドラー: Stop talking to your men! (お前の選手に話しかけるのをやめろ!)
自分でバーを操作して動かしてるのに、声をかけるジョーイがおかしいですよね。

そこもそういう笑い方があったんですね!
吹き替えでは単に「黙ってやってくれ!」だけでした。
本当に「フレンズ」とラケさんのサイトは一粒で二度美味しいグリコのキャラメルです!!!
Posted by John Doe at 2006年06月23日 23:24
はじめまして
アメリカドラマが大好きで、スカパーで観ています。
今は、That's 70's がお気に入りです。
もちろん、フレンズも好きです。

ヨーキーと英会話のブログより
Posted by ベル at 2006年06月24日 00:28
笑いのつぼは男女や年齢、性格で違うので、脚本家の思惑以上に観客の笑いをとったり、滑ることもありそうです。フレンズのメーキングを見たとき、脚本家同士で議論したり、観客に質問したりしてました。
天国と地獄の対比は脚本家の意図したものかどうかは疑問ですけど、言われてみるとおもしろいですね。I wouldn't have thought it would be のところですが
I wouldn't have thought it would be sexy if I hadn't seen it.の省略でbeはbecomeと解釈してタトゥーに対する偏見が変わったというより、レイチェルがタトゥーを入れなかったら、タトゥーがいろっぽく感じるなんて思わなかったと解釈しました。たぶん見た瞬間にドキッとでもしたのかな。それで部屋に駆け込むことになったような気がします。それにしてもSave us some pizza.はすごい発言だな。
Posted by iwarebiko at 2006年06月24日 02:28
John Doeさんへ
イタリア人が家族を大事にするというのは有名な話ですが(マフィア・ファミリーの映画も多いし)、ギリシャについては、あの映画(マイ・ビッグ・ファット・ウェディング)が話題になるまで全く知りませんでした。ギリシャには新婚旅行で行ったんだけどなぁ。でも、数日で国民性がわかれば、苦労はしないか(笑)。アテネでは、何故だか知らないけど、夜の間もずーっと車のクラクションの音がしていて、「何でこんなにうるさいんだろう・・・」と思った記憶しかない・・・。地中海の島を3つほど巡るというクルーズでは、いかにもギリシャ!みたいな白い建物が海から見えて綺麗でしたけどねぇ。

私は推理小説をたくさん読んでいるわけではないのですが、謎解きは好きですねぇ。あれやこれやと想像や妄想(?)を膨らませるのも楽しいです。脚本家の意図はこうじゃないだろうか?と深読みしたり勘ぐったりするのも好きなんですが、あまりそれを書きすぎて、読者の方に間違ったイメージを植え付けてもいかんなぁ・・・と日々反省しております(笑)。

stuff という動詞にそういうエッチな意味があるのは、ご想像の通り、「七面鳥に詰め物をする」などの「詰める、詰め込む」という動作の連想から来ているのだと思います。ここでのロスはそういうあからさまな動詞の意味として言ったのではなくて、「漠然としたもの」とはぐらかしてみたんだと思いますね。恋人同士だから、そんなことは言わなくてもわかるし、ってことでしょうか? 日本語でもそういう場合にあまり露骨な表現は使いませんよねぇ。「ねぇ、いいだろう?」と目配せするとか?(笑)

heaven と hell については単なる偶然かもしれません。"What the hell...?" という強意語の表現はよくありますからね。私もたまたま解説を書こうとして気が付いただけで、セリフを聞いた時に「おぉ、これはもしや!?」と思ったわけではないです(笑)。

「一粒で二度美味しい」だなんて・・・ありがとうございます。これって、アーモンドグリコのキャッチフレーズですよね。グリコは、私にとっては懐かしのお菓子ってイメージなんですが、最近、「ぐりこえほん」というおまけのついたグリコがあって、息子がそれにハマってしまって、グリコをよく買います。今も昔も、子供心をくすぐるおまけをつけるのがうまいなぁ・・・(笑)。
キャッチフレーズと言えば、「一粒300メートル」というキャッチコピーもありますね。子供の頃、「300メートルって書いてあるけど、この一粒の長さはどう見ても3cmもないと思うねんけどなぁ・・・。300ミリメートルの間違い?・・・それでも30cmやし。もしかして、300メートルのでっかいグリコを豆腐をさいの目に切るみたいに切ったってことか?」とどんどん変な方向に妄想していた記憶があります。(←昔から妄想癖と脱線癖があったらしい・・・笑)
一粒に300メートル走ることのできるエネルギー(カロリー)が含まれている、という意味だと知ったのは、それから何年後のことだったか・・・(爆)。
Posted by Rach at 2006年06月24日 07:19
ベルさんへ
ご訪問&コメントありがとうございます。
スカパーだと海外ドラマがたくさん見られそうですね。(うちはスカパーに入ってなくて・・・笑)
お気に入りだとおっしゃっているのは、このドラマなんですね?
That '70's Show
http://www.foxjapan.com/tv/bangumi/that70sshow/main.html
このドラマの存在を初めて知りましたが、写真を見るだけで「昔懐かし」の感じが漂ってますねぇ・・・。確かに面白そうなドラマですね!
Posted by Rach at 2006年06月24日 07:21
iwarebikoさんへ
予想外に受けるのはいいとしても、「滑る」のは脚本家としてつらいですよねぇ。私もこのブログのギャグが滑ってないかいつも心配しながら書いてます(笑)。

私もメイキング見ましたよ! フレンズシーズン6のDVDコレクターズセットvol.1に「メイキング・オブ・フレンズ」というフレンズの舞台裏を紹介した映像特典がついていましたね。フレンズの公開録画の様子を映したものがあって、確かフィービーのセリフの意味とそのオチについて「観客のみんなは、今のわかった?」みたいに尋ねていましたっけ・・・。
アメリカの映画は試写会をして観客の反応によってラストを変えたりする・・・という話を聞いたことがあるのですが(それは本当ですか?)、フレンズの場合はそれを現場の舞台で観客の反応を見ながら変えていけるので、より面白くて無駄のないものに出来上がっていくのでしょうね。
I wouldn't have thought... のところは、「もし・・・であれば(もしくは「・・・でなければ」)、思わなかっただろう」という仮定の意味が込められているとは思ったのですが、その「もし」の仮定がどういうことを想定しているのかがよくわからなくて、あいまいに書いてしまいました。
「もし僕がこういう(セクシーな)場所に彫ってあるタトゥーを見なかったとしたら」という感じなんでしょうかねぇ?
ピザくらい食べてから駆け込めばいいのに(?)、「しばらくかかりそうだから、取っておいて!」という発言が、「すごい」ってことですか?(笑)
Posted by Rach at 2006年06月24日 07:25
アメリカのドラマの一話はパイロット版ですよね、フレンズのように大当たりしたのもあれば、世に出てないシットコムもたくさんあるでしょうね。シリーズになるかどうかによっても結末が変わることがあるみたいですね。24の2シリーズでは主人公の奥さんが死ぬのと無事生還するのとがあって、3シリーズがつくられることになって奥さんが死ぬ羽目になったみたいですね。観客の笑い声の大きさも編集されてるので、滑るってるか、どうか私には判断できないところもありますね。部屋にしけ込むならもっと、目立たないようにそっと消えるとかしてほしかったですね。あのシーンには唖然としました。残されたものの反応が見たかったですよ。トイレの話も、フレンズだから、からっとしてていやらしさが出ないところはフレンズの人気の要因かも、それと、前々から思っていたのですが、下ネタみたいな話にはモニカが絡んでるのが多い印象です。フレンズのキャラはみんな病的なところがあって、もしかしてフィービーが一番まともなのかもしれませんね。フィービーはいったい何カ国語話せるのかな、日本語も話してほしかったですね、指圧とかは言ってましたが。津波が世界中で通用するのはなぜなんでしょうね。カラオケや照り焼きPS、布団なんかは
日本のものなのに、居酒屋も英語になってるそうですよ。
Posted by iwaewbiko at 2006年06月24日 11:47
iwarebikoさんへ
アメリカのドラマは、最初にパイロット版を作り、放映するネットワークの関係者たちに見せて、放映するかどうかを決めるって言いますよね。パイロットと実際のシリーズとの撮影との間にかなりの期間があいているのか、俳優さんたちの顔がちょっと違って見えたりしますよね。視聴率調査で打ち切りかどうかが即決まる、など、アメリカのテレビ業界はかなり厳しいようです。
24のシーズンエンディングに何パターンか用意されていた、という話は興味深いですね。次回に続く場合は、クリフハンガーで「どうなるんだろう?」と思わせないといけないので、衝撃的なエンディングになってしまうわけでしょう。(死ぬことになる奥さんにとってはいい迷惑ですが・・・)

メイキングにもありましたが、あの笑い声は編集してるそうですね。たまにお客さんで「ゲラの人」(やたらとウケて笑う人?)がいて声が大きすぎる場合には編集で取り除くと言ってました。みんなの生き生きした笑い声を録音したくて、休憩時間などにスタッフが観客を盛り上げたりもしてましたし。あの笑い声を録音するのも実は大変なんですねぇ。

そうですか・・・iwarebikoさんは、あんなにあからさまに「これから頑張ってきます(!?)」って感じなのはどうもねぇ・・・ということなんですね。私はあのシーンを見て、微笑ましくて笑っちゃったんですが、自分の友達が目の前でああして消えていったら、確かにどう対応していいか困るかもしれない・・・(笑)。
エッチ話が多いのはフレンズの特徴ですが、観客のいる舞台だ、ということもあって、描写もマイルドだし、セリフも直接的な表現は割と少ないですよね。フレンズを何シーズンが見た後、アリー my Love を見たら、あまりにも表現が生々しいのでびっくりした記憶があります。

確かにフィービーはまともだ(笑)。みんながもめにもめた時は、フィービーの常識的発言でみんな我に返る、ということが何度もありましたよね。
パウロのイタリア語を理解してるかのようなシーンがあって、あれはわかったふりをしてるだけだと思うのですが、実は本当にしゃべれたりするのかもしれない、と思わせるものがフィービーにはあります。後のエピソードではフランス語を話してましたしね。

英語として通用する日本語って結構ありますよね。津波は学生時代の教科書では tidal wave と習った記憶がありますが、あれほどの規模のいわゆる「大津波という自然災害」だともっと別の単語が必要になって、日本語が広まったんでしょうねぇ、多分(笑)。
Posted by Rach at 2006年06月25日 07:19
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