ウェイトレスのレイチェルは、オーダーを運ぶ途中、アップルパイをお客が椅子に掛けているコートのフードの中に落としてしまいます。
レイチェル: Sorry, they were all out of apple pie. Someone just got the last piece. (ごめんなさい。アップルパイ切らしちゃって。誰かがちょうど最後の一切れを取っちゃったのよ。)
アップルパイを落としたのを誤魔化すために、ついさっき切らしたばかりだと嘘をつくレイチェルでした。
apple pie は、アメリカ人にとって、母親の手作り料理の典型だと考えられています。
as American as apple pie 、または apple-pie と形容詞の形にして、「きわめてアメリカ的な」という意味になります。
フィービーが興奮しながらセントラルパークにやってきます。
フィービー: I have just been discovered. (私、たった今、発見されたところなの。)
チャンドラー: Wait a minute. I claimed you in the name of France four years ago. (ちょっと待って。俺が4年前、フランスの名において、君の所有権を獲得したんだけど。)
フィービーのセリフは、現在完了の受身形ですね。
発見される、という事態がたった今起こったところだ、ということです。
claim は日本語のクレームとは違って、「(当然のこととして)(権利などを)要求する、請求する、主張する、(要求によって権利などを)獲得する」という意味。
フレンズ2-1その1 で、baggage claim 「手荷物受取所、手荷物引渡所」という表現が出てきました。
これも「(権利を)主張する」という意味から来た言葉です。
in the name of... は「・・・の名において、・・・の権威にかけて」という意味。
in the name of the law だと「法の名において」です。
チャンドラーがこんな風に返したのは、フィービーが言った discover という言葉を、コロンブスの大陸発見みたいなニュアンスに捉えたからですね。
新大陸みたいに「発見された」と言ったので、それはもうすでに4年前に正式にフランスのものになってるよ、と言っているのです。
フィービー: Don't freak out and say how great this is until I'm done. (私がすべてを話し終わるまで、興奮して、すごい!とか言わないでね。)
freak out は「ひどく興奮する、パニックに陥る」という意味。
日本語でもフリークと言いますが、これは「・・・の熱狂者」という意味ですよね。
Don't は、freak out と say how great this is (このことが「どんなにすごいことか」と言う)の両方にかかっています。
話にチャチャを入れないで、最後まで聞いてから驚いてくれ、ということですね。
(Rachからのお願い)
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いつも家でも会社でも拝見しています。Rachさん見習って私もこれからちょくちょくFriendsがらみのブログ綴っていきます。よかったら見てみてくださいね!こちらからリンクはらせていただきます。
コメントありがとうございます。家でも会社でも(!?)見ていただいているなんて光栄です。
貴ブログ拝見させていただきました。ブログを始められたばかりなんですね。フレンズは本当に面白いドラマですから、いろんな角度から語ることができて楽しいですよねぇ。
マイペースで頑張って下さい。
これからもよろしくお願いいたします。