チャンドラーの新しいルームメイトについて話しているフレンズたち。
レイチェル: It'll never last. He's just a rebound roommate. (そんなの長続きしないわ。エディーって人は、ただのリバウンドのルームメートだもの。)
last は日本語のラストから「最後の」というイメージが強いですが、別の単語の「(時間的に)続く、持続する」という意味の動詞もよく出てきます。
everlasting なら「永久に続く、永遠の、不朽の」ですね。
rebound は「はね返る、反発、(感情の)反動」という意味ですね。
日本語でもダイエットのリバウンドとか言いますが、リバウンドに例えているレイチェルが面白い。
というより、誰が見てもそうだってわかるかな?(笑)。
Smelly Cat のプロモーション・ビデオをみんなで見ることに。
ビデオの中のオバさん: Get out of here, cat! You stink! (ここから出て行きな、ネコめ! お前はくさいんだよ!)
臭い(くさい)は日本語では「白い」や「明るい」などと同じ形容詞なので、それを英語にしようとすると smelly 「くさい」という形容詞を使って、"You are smelly."になりそうな感じがするのですが、実際はこのように You stink. と 動詞の stink 「悪臭を放つ、いやなにおいがする」を使うことが多いですね。
You are smelly. が間違いだということではないと思うのですが、あまり聞かない気がします。
日本語では「くさい」という状態を表す言葉(すなわち形容詞)なんですが、英語では「いやなにおいを放つ」という「プンプン放つ」動詞のイメージが強いのかもしれません。
歌詞は省略しますが(著作権の関係で?・・・笑)、 It's not your fault. というフレーズは、会話によく出てきます。
悪いことが起こった時、「自分のせいかも」と落ち込んでる人に、「あなたは悪くないわ。」という時の決まり文句ですね。
"It's not my fault." だと「私のせいじゃないわ。悪いのは私じゃないわ。」と自分の非を認めないセリフになります。
しかし、ビデオの中で歌っている声は、どう聞いてもフィービーのものではありません。
フィービー: Oh, my God! (なんてこと!)
ロス: I know. (そうだね。)
フィービー: I sound amazing! (私の声って素晴らしいわ!)
この辺りは、いかにもフィービーらしいやり取りです。
声を聞いてびっくりしてるから、自分の声じゃないことにショックを受けてるのかと誰しも思いますよね。
だから、ロスも「そうだよね。わかるよ、フィービーの言いたいことは。」という意味で、I know. と返事しているのですが、なんとフィービーは自分の声があまりに素敵なことに驚いていたんですね(笑)。
「・・・って、驚いてたのは、そのことかいっ!?」というツッコミが入るところです。
それにしても、このアレンジ、面白いですね。シャウト系だし(笑)。
(Rachからのお願い)
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3年前になりますが、1年間1曲1200円でしたよ♪
情報ありがとうございます。歌の歌詞を探していると、オルゴールの音楽が流れるページによくめぐりあうのですが、そういう仕組みになっていたんですね? 全く知りませんでした。勉強になります。
1年間1曲1200円ですか。月100円ならお手ごろ価格でしょうかねぇ?
マイブログでは、フィービーの歌の歌詞を常に省略しています。
セリフの著作権とかも気になるんですが、歌詞の著作権というのはさらに厳しいような気がしたんですよ。
フレンズ1-7その3
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470040.html
に歌詞の著作権の仕組みはどうなっているのだろうか?という話を書いたことがあるのですが、結局未だにはっきりしたことはわからなくて。でも、やっぱり法的に問題ないようにするには、そうやってちゃんと手続を踏まないといけないんでしょうねぇ?
貴重な情報ありがとうございました!
“Smelly Cat”のPVの完全版はぼくの持っているソフトシェル版のDVDには当然のこと入っていないのですがユーチューブではそのオフィシャル版が現時点で見られます。
PVの歌声が気になってウィキペディアの英語版のフィービーの項目で調べてみるとロック歌手のChrissie Hyndeらしいですね、彼女は元イギリスの音楽週刊誌ニューミュージックエクスプレスの記者もしていて1978年にロックバンド、プリテンダーズを結成、2005年にロックの殿堂入り。
ユーチューブで“プリテンダーズ Don't Get Me Wrong PV”で検索すると彼女が歌っているところが拝めます。
またユーチューブにはフレンズの中でフィービーが歌っている曲を集めたのがいくつもありますが現時点での僕のお気に入りは歌に合った素朴な書体の歌詞が入った“Phoebe Buffay's funniest songs”です。とちょっと歌にこだわってみました。
こんにちは。興味深いお話、ありがとうございます。
私も Wikipedia 英語版: Phoebe Buffay を見てみました。
(ネタバレしたくない方はご注意を!)
その英語版ウィキペディアには、PVの歌声は、Chrissie Hynde ではなく、E.G. Daily (Elizabeth Daily) だと書いてあるように思います。
ただ、ウィキペディアにはそう書いてありますが、それが事実かどうかはよくわからない気もします。
その点について、長くなりますが、私なりに調べたことを書かせて下さいね。
フィービーのウィキペディアの、Music という項目の、"Smelly Cat" first appears in... で始まる部分に、Smelly Cat の情報がたくさん書かれています。
そこに、今回のエピソード、フレンズ2-17 「エディーが引っ越してくる話」について、以下のように書かれていました。
In "The One Where Eddie Moves In" Phoebe makes a professional recording of the song for possible commercial release, though her voice is replaced by E.G. Daily's voice.
ざっと訳すと、「商業的な発売(リリース)の可能性があって、プロのレコーディングをしたが、その声は、E.G. Daily の声に置き換えられた[吹き替えられた]」というところですね。
その後の説明にもあるのですが、E.G. Daily (Elizabeth Daily)は、後のエピソード フレンズ3-14 において、レスリーというキャラでゲスト出演しています。
その Elizabeth Daily の英語版ウィキペディアや、IMDb (Internet Movie Datebase) などを調べてみたのですが、「フレンズ」に関しては、3-14 でのレスリー役のゲスト出演のことは書いてありますが、Smelly Cat の PV の歌声を担当した、という情報は書いてないんですよね。
もし、フィービーのウィキペディアの情報通り、その PV の歌声担当が彼女だったら、E.G. Daily のウィキペディアなど、他のいろんなサイトにもその情報が書いてあるはずだろうと思うのです。フレンズ2-17 では声のみの出演(?)だったが、それが後の フレンズ3-14 で、今度はゲストキャラとして出演した、というようなネタだったら、ファンが喜びそうなトリビアネタだと思いますので、もっとあちこちで言及されていてもおかしくない気がするのですね。
例えて言うと、「初代ウルトラマンのスーツアクター(ウルトラマンの「中の人」)だった古谷敏さんが、次の作品のウルトラセブンでアマギ隊員を演じた」という話に似た感覚で、ファンはそういう話が大好きですから、E.G. Daily のウィキペディアなどに書いてないのは、不思議だなぁ、と。
ウィキペディアにその情報を書き込んだ方が、フレンズ3-14 のゲスト出演の情報と混乱してしまった、という可能性もある気がします。また、他のサイトではそういう情報は見当たらないけれども、やっぱりあの PV の歌声は E.G. Daily だった、ということであれば、それはトリビアネタとして、かなり面白いですよね。
"Smelly Cat" の PV の完全版について。
フィービーのウィキペディアには、PVのフルバージョンがセカンド・シーズンのDVDセットの特典映像として入っているように書いてありますが、私の持っているコレクターズ・セットのディスクには入っていません。恐らく、アメリカ版のみの特典なのでしょう。
ちなみに、Chrissie Hynde のこともウィキペディアにいろいろ書いてありますね。PV の歌声が Chrissie Hynde だと思われたのは、もしかすると、
Hynde then launches into a hard-rock version with new lyrics.
の部分でしょうか?
私の思い違いだったら申し訳ないのですが、ウィキペディアの Chrissie Hynde に関する記述もなかなか面白いので、以下にいろいろ書かせていただきますね。
フレンズ2-6 で、フィービーの代わりにセントラルパークに雇われたプロの歌手ステファニーが、Chrissie Hynde でした。そのエピソードでは、Angel of the Morning という歌も披露していました。
ウィキペディアに書いてある、a hard-rock version with new lyrics というのは、フレンズのサントラに入っている曲の話のようです。
私はその「Friends again」というサントラ(日本語版のCDタイトルは、「フレンズII オリジナル・TVサウントドラック」)を持っているのですが、その10曲目に入っている、Smelly Cat Medley のことを言っているようですね。
CDにも、
Smelly Cat Medley (Pheobe Buffey and the Hairballs Featuring The Pretenders)
とクレジットされています。(the Hairballs 「毛玉」という名前が「ネコ繋がり」なのも楽しいです)
フレンズ2-6 のエンドクレジットで、フィービーとクリッシーがデュエットしていましたが、そのイメージで作られた楽曲のようです。ヴォーカルのクリッシーが歌っているので、Featuring The Pretenders とクレジットされているのですね。
ウィキペディアの説明には、「(デュエットの後、)新しい歌詞のハードロック・バージョンに入る」とありますが、その曲の2番が、まさに「ハード・ロック」でした(笑)。
ドラマ本編では使われておらず、CDでしか聴けないのは何とも残念なのですが、なかなか斬新な Smelly Cat です。
以上、長くなってしまいましたが、PV の歌声の話と、Chrissie Hynde の話は以上です。
YouTube は面白いですよね。著作権的に微妙なものもあるかもしれないということで、ブログからはリンクをはらないようにしているのですが、私も調べ物のついでに、いろいろ見て楽しんでいます。サブカルネタで登場する歌などが映像付きで見られるのもありがたいです。
興味深い情報、ありがとうございました。
"Smelly Cat" の PV の完全版、観ました。私、持ってたんです。アメリカ版のセカンドシーズンDVD。アメリカ留学中に買ってずっと持っていたのに、そんなお宝映像が入っていたなんて全く気づいていませんでした。
4枚構成のDVDにそれぞれ本編の他にSpecial Featuresが入っていて、PVは4枚目に入ってました。
フレンズに関するトリビアクイズが10個入っていて、全問正解すると PV が再生される、という構成です。
おもしろかったです。英語のままでいいんだから、日本版の製品にもこういうの、入れてくれるといいのにと思いました。
コメントありがとうございます。
やはり、「アメリカ版のセカンドシーズンDVD」には映像特典として収録されていたのですね! また「クイズに全問正解すると再生される」というのもファンとしては楽しいですよね。
日本版DVD は映像特典が少ないので、それはちょっぴり寂しいなと私も思っていました。どんな作品の場合でも、本国と同じような映像特典が入ってくれるようになるといいですね。
興味深いコメント、ありがとうございました。