フィービー: I've never heard myself sing before. I mean, except in my own head. This is so cool! Now I can hear what you hear! (私、今まで自分が歌うのを聞いたことなかったのよ。つまり、私自身の頭の中以外ではね。この声、すっごくカッコイイ! 今やっと私は、みんなが聞いてる私の声を聞くことが出来たのね!)
レイチェル: Pretty different, huh? (かなり違うでしょ。ね?)
フィービー: I am sorry, but I'm incredibly talented! (悪いけど、私ってものすごく才能があるのね!)
what you hear は「フレンズのみんな、あるいはフィービー以外の人々みんな」が聞いているもの、ということです。
つまり、フィービーだけが聞くことのできない、みんなに聞こえているフィービーの声、ということですね。
レイチェルは遠回しに、声が違っていることを示唆して、何とかフィービーに真実を気付かせようとするのですが・・・。
I am sorry. と言っているのは、自分が才能ある天才で、凡人のみなさんには悪いわね、という感じでしょうか?
確かに、自分で聞いてる声と実際の声は違うと言いますが・・・。
昔はあまり自分の声って聞く機会がなかったんですけど、子供のビデオを撮るようになって、自分の録音した声をよく聞くようになりました。
確かに自分が思ってるのとちょっと感じが違いますね。
チャンドラーの部屋にジョーイがやって来ます。
ジョーイ: I just came by to pick up my mail. Where's the mail? (手紙を取りにちょっと寄っただけだ。手紙どこ?)
チャンドラー: Over there on the table. (あっちのテーブルの上だ。)
ジョーイ: You don't keep it on this table anymore? (手紙はもうこのテーブルの上には置いとかないのか?)
チャンドラー: Eddie likes it over there. (エディーがあっちがいいって言うんでね。)
ヘラジカの帽子の時と同じ、pick up ですね。
今までと、ものの置き場所が違う、というのは、元同居人にとって、かなりのショックでしょう。
もう俺がいない生活が始まってるんだ、俺がいたときの空気とは違ってきてるんだ、という感じ。
元カノが元カレの部屋を訪ねて、自分の趣味とは全然違うふうに部屋がアレンジされていたら、そりゃあショックでしょうなぁー、という感じですか。
(私はそんな経験ないですよ・・・笑)
エディーの作った卵料理をおいしそうに食べてるチャンドラーに、俺の作った卵料理が好きなくせに、と言うジョーイ。
チャンドラー: I do, but Eddie makes them this way. They're pretty darn good. (確かに[ジョーイ風の卵料理は]好きだよ。でも、エディーが卵料理をこんな風に作るんだ。これがかなりイケてるんだよ。)
darn は damn の婉曲表現です。
よく映画などで "Damn it!" 「ちくしょう、くそっ!」と言いますが、damn は「ののしる、のろう」という意味で、こういう言葉(curse word)はあまり使わない方が良いとされていますので、よく似た音の darn を使うんですね。
これは、Oh, my God! の代わりに、Oh, my gosh! や Oh, my goodness! を使うのと同じです。
God を使わないのは、「神の名をみだりに唱えてはならない」と聖書の教えにあるからだそうです。
(Rachからのお願い)
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“Oh, men!” は、私は、かなりよくない言葉だと聞いてますが、子供向けアニメでよく耳にされるのですね。
ある面白い女性が、たまたまアメリカで教会に行って、”Amen!” とみんなが言ったのを聞いた瞬間「えっ、ここいらって危険な地区?」と思ったとか・・・
オーメン、じゃなくて、アーメンだよっ!
ジョーイ&チャンドラーの関係は、絶対romance入ってますよね。男同士の友情で、あんなんになるの?まあ、面白おかしくしてるのでしょうが。
私もスラングは詳しくないのです(泣)。
親は子供にそういう言葉を出来るだけ使わないように注意する、と聞いたのですが、実際に子供が目にするアニメではやっぱり出てくるんですね。実際の日常会話でも使っている言葉だから、避けて通るわけにはいかないのかなぁ?
Oh, my gosh! は God の代わりに gosh を使って婉曲に表現しているので、表現としてはマイルドなのでは?と思います。
Oh, men! なのですが、これまであまり気にしたことなくって、Mayumi.Kさんのお話でも触れられていたので、ちょっとマイブログで調べてみました。
フレンズのセリフでは、men という複数形ではなくて、man という単数形になっているみたいですね。(というか、そもそも、men と man って、「メン」と「ミェン」みたいな感じで、発音が良く似てて紛らわしいです・・・その一語だけだとどっちかよくわからないことも多い)
辞書にも、man は口語の間投詞として、「なんとまあ」という意味が載っていますね。
じゃあ、Oh, men! という表現はないのかというと、そういうわけでもないようで、ある方に教えていただいた Urban Dictionary というオンライン・スラング辞典 http://www.urbandictionary.com/ で調べると、
oh men:
A variation of the phrase "oh man!". Originated from a mispronounciation of the aforementioned term in very specific societies.
例) "Oh men! Why can't he just say Oh Man?"
というのが載っていました。この定義によると、Oh, man! の発音間違いから来た言葉だとか・・・。
ちなみに、この辞典は、ウィキペディアと同じく、一般の人が定義を投稿するシステムになっているようなので、この定義が一般的な認識なのかどうかはわからないのですが・・・。
マイブログで取り上げた、Oh, man! のあるセリフは、
フレンズ1-14その4
チャンドラー: Oh, man! In my next life I'm coming back as a toilet brush.
(なんてこった。来世では、トイレのブラシに生まれ変わってくるよ。)
フレンズ1-13その2
ジョーイ: Oh, man! Please tell me one of them is Ma. (もう。お願いだから、二人のうち一人はママだって言ってくれよ。)
でした。
使っているのはどちらも男性で、確かに女性が言いそうな表現ではないですよね。だから、やっぱり荒っぽい表現なのかも。まぁ、私たちレイディが(笑)使うことはないんでしょうね。
スラングに関しては、地域性は大いに関係あると思います。あと、男女で使う表現は違うだろうし、その人の属している society なども反映しそうな気がします。
フレンズでは女性陣が何気に "Oh, my God!" を連発しますし、それも「あらやだ」程度の軽い感じでも使うので、そんなにマズい表現だという意識はないんですが、オフィシャルな場ではやっぱり使わない方がいいんだろうと思います。スラングは確かに面白いですが、奥が深いですよねぇ。
コメントに反応していただいてありがとうございます!
私はこの辺り、あまり詳しく知らなかったので、今回改めて調べて勉強になりました。
Oh, man! (または Oh, men!)って良くない言葉なんですね。知らなかったです。上に挙げたジョーイとチャンドラーのセリフを見ていると、かなりやけっぱち、または追い詰められた感じのセリフで使っているので、やはり「あまりよろしくない言葉」なのかもしれませんね。
Amen って「アーメン」って発音する場合と、「エイメン」って発音する場合がありますよね。私が初めてこの単語を聞いたのは、ID4(インデペンデンス・デイ)でのパイロットのセリフでした。彼は「エイメン」って言ってたので最初何のことかわかりませんでした(泣)。軍隊は若い男性が多いので、あの映画のセリフもスラングが多かった・・・。
ジョーイ&チャンドラーの関係ですが、いかにも夫婦ゲンカのパロディって感じですよね。「それってまるで夫婦やん!」みたいに笑わせるために、わざとこんなやり取りを脚本家がさせているのだとは思います。
でも、だんだん見ていくうちに、この二人はこうじゃないといけない、こうでなければジョー&チャンじゃない!、みたいな気になってくるのがすごい・・・(笑)。この関係がすごく自然に見えてきますよね。それだけ仲が良くて、お互いがお互いを必要としてるんだなぁ、きっと。
実際に、こういう男同士の友情ってあるんでしょうかねぇ。うちのダンナさんは友達何人かと会って騒ぐのは好きみたいだけど、「男同士二人だと話すことないやん」とか言いそうなタイプですが・・・。
でも、ジョー&チャンの関係って、羨ましいなぁ、と思っていつも見ています。
Rachさんへ
詳しく教えて頂いてありがとうございました!
そういえば、Oh,man!を使うのは男の子が多いですねぇ。幼児番組からteen向けの番組まで結構よく出てくるのです。女の子が使う場合もありましたが、その子は役どころとして男の子っぽいんですよ。やっぱり少し荒っぽいスラングなのですね!アニメではOh,my gosh!はほとんど聞かないのですが、「Hello!オズワルド」という幼児向け番組では、オズワルド(たこの男の子)が連発するんです。この番組は言葉遣いがみんな丁寧なので、よく見ています。言葉使いが丁寧な番組は、スラングもマイルドと考えてよさそうですね!とても参考になりました^^
わざわざのお返事、ありがとうございます。
やっぱり、Oh, man! を使うのは男の子が多いんですね。
「Hello! オズワルド」という番組は知らないのですが、さらりと書いてある「たこの男の子」というキャラ紹介にハマりました。たこの男の子って、どんな子なんだっ!?
ネットで調べちゃいましたよ。
Hello! オズワルド−オフィシャルサイト−
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/oswald/
ブルーでシンプルでつぶらな瞳の可愛いキャラですねぇ。たこ焼き屋さんの暖簾(のれん)に書いてあるような鉢巻を巻いたおっちゃんキャラを想像していたので、あまりの可愛さにびっくりしました。
自分で覚えることを考えると、言葉遣いが丁寧な作品を選ぶ、というのは大切なことですよね。日本語を学ぶ人が、ヤクザ映画を題材に選ぶとマズイのと同じでしょうか?(その手の表現を知ってると、ある意味すごくて、話のネタにはなるけれど・・・)
ありがとうございます。
そうですか、やっぱり男の人しか使ってなかったんですね。軽い感じではなくて、結構重たい感じなんですね。
フレンズに出て来たセリフでも、本人たちが、かなり困った状況の時に使っていたようですからねぇ。
こういうフレーズはバリエーションも多いので、間違って男言葉を使わないように気をつけなければ・・・(笑)。