2006年07月13日

フレンズ2-17その18

でも今は兄のロスが好きだというモニカ。
モニカ: You're just gonna have to stop pissing me off. (ロスはこれから私を怒らせないようにしてよね。)
ロス: I can do that. (できると思うよ。)
モニカ: Then I won't have to kill you. (それができるなら、ロスを殺さないで済むわね。)

piss は卑語で「おしっこをする」という意味です。
この意味を指す場合、フレンズでは口語の pee がよく使われますが、pee は piss の最初の文字 p から来た言葉です。
多分、piss というと直接的すぎるので、頭文字を使って「p する」というニュアンスで使ったのでしょうね。
piss off だと「(人を)怒らせる、うんざりさせる、むかつかせる」という意味になります。
まぁ、だいたい、どういう言語でも、下品な言葉は怒りを連想させる言葉になるものですね(笑)。
I can do that. とは「それができます。」という、中学英語の簡単な文ですが、発音に注意。
can (キャン)はかるーく発音し(クンくらいでも良い)、do (ドゥー)にアクセントを置きます。
ここで、can (キャン)にアクセントをつけると、can't (キャント) と聞き間違えられて、「そんなことできません。」という意味に取られてしまいます。
日本人の感覚では「できる」ということを強調するために、can に力を入れてしまいがちなんですが、「できる行為の動詞」の方に力を入れましょう!
できない場合は「できない」ことを強調するために、「できない行為の動詞」には力を入れず、「できない」という単語 can't に力を入れましょう!
(・・・と私はいつも解釈してるんですが、それでいいのかな?)
モニカのセリフは回りくどいですが、「それなら(ロスの言うとおりなら)、私はロスを殺さないといけない、という状況にはならないでしょう」、あるいは、don't have to を「・・・する必要はない」と覚えているなら、それの未来形という解釈で「ロスを殺す必要は(将来的に)ないでしょう」でもいいです。(どっちでも同じことですよねぇ?)
結局、ロスがモニカを今後このように怒らせないと誓うならいいけど、もしまたモニカを怒らせることになったら、その時には、ロスを殺すわよ!という脅しですね。(えらく物騒な話だけど・・・)


プロモーション・ビデオの歌声が自分の声じゃないと気付いたフィービー。
レイチェル: How did you find out? (どうやって気が付いたの?)
フィービー: The record company sent this paper for me to sign saying it's okay for someone else to sing for me. That was my first clue. (レコード会社が、私がサインするこの書類を送ってきたの。その書類には、誰か他の人が私の代わりに歌っても構わない、と書いてある。それが私が最初に気付いた糸口ね。)

How did you find out? は「どうやって、どのようにして、どういう手段で・・・」というニュアンス。
Why did you find ou? なら気付いた理由を尋ねる文章になりますが、How だと気付いた手段、気付いた経緯について尋ねることになります。
this paper for me to sign は「私がサインすべきこの書類」。
for me が to sign の主語に当たります。
saying... は「・・・と言っている」という意味から、「書類には、以下のことが書いてある」ということですね。
for は代理や代用を表していて、「・・・の代わりに」という意味。
speak for another なら、「他人に代わって話す、代弁する」という意味になります。
clue は「(謎を解く)手がかり、(調査の)糸口」。
clue という単語は、clew (発音は clue と同じ)という単語の異形なんですが、clew の意味は「糸玉」。
上に書いたように clue の日本語訳を「糸口」とも言いますので、糸玉から出ている糸口をたぐっていくと、真実にだんだん近づいていく・・・というニュアンスは、英語も日本語も似ているようですね。
それにしても、これが first clue 「最初の糸口」、つまりそこで初めて気付いた・・・って、遅すぎるだろっ!(笑)

(Rachからのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 10:06| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。