フィービーが去った後、気まずい雰囲気になったチャンドラーは、
チャンドラー: So you think that Speed Racer guy gets a lot of tickets or...? (それで、エディーはどう思う? スピードレーサーの主人公は、違反切符をたくさん切られたか、それとも・・・。)
Speed Racer は日本のアニメ「マッハGoGoGo」がアメリカで放映されたものですね。
フレンズ1-1その2 では、部屋にそのポスターが貼ってありました。
ticket は「切符、入場券」などのチケットのことなんですが、ここでは「(交通違反をした時に切られる)違反切符、交通違反カード、呼び出し状」のことです。
日本語でも、「駐禁でキップ切られた」とか言いますよね。
日本でも車がらみの会話で「切符」と言うと反則切符などを指すのだとわかるように、英語でも ticket だけでそういうチケットだとわかる、ということですね。
それから、日本語でパーキング・チケットというと、ゲートでもたもたしてると連呼される「駐車券をお取り下さい・・・駐車券をお取り下さい・・・」の駐車券(駐車場利用券)のことですが、英語の parking ticket は「駐車違反の切符(呼び出し状、カード、ステッカー)」を指すそうです。
(多分、駐車場利用券という意味もあるとは思うんだけど・・・)
それにしても、チャンドラー、唐突にこんな話を持ち出して、よほど話題がなかったんでしょうねぇ。
でも反応は悪くなかったみたいだけど?(笑)
お互いをもっと知るために会話をするチャンドラーとエディー。
チャンドラー: She actually thought Sean Penn was the capital of Cambodia. (彼女は本当に思ってたんだよ。ショーン・ペンはカンボジアの首都のことだって。)
エディー: When everybody knows that the capital of Cambodia is... (誰だって知ってるよな、カンボジアの首都は・・・)
チャンドラー: It's not Sean Penn. (ショーン・ペンじゃない。)
カンボジアの首都を知らなくても、この話の流れで、”ショーン・ペン”みたいな響きの名前だろうなぁ、と察しがつきますよね。
答えは・・・プノンペン(Phnom Penh)です。
Phnom Penh の発音は、最初の p を発音して「プナンペン」か、p を発音しないで「ナンペン」になるかですから、まぁ、ショーン・ペンに似てなくもない(笑)。
Cambodia の発音は、キャンボウディア、でボウにアクセントがあります。
ちなみに、ショーン・ペンは、後の第8シーズンでゲストに出てきますよ。
(Rachからのお願い)
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私から有益な情報提供なしにいつも教わってばかりで心苦しいのですが、このWhenの使い方は何でっしゃろ?
一応家にある文法書−GRAMMAR in use と est HIGH SCHOOL ENGLISH−を調べてみましたが、このような使われ方は見当たりません。
When doesn't everybody knowと修辞疑問的にwhenが使われているのならまだ分かる気もしますが。
少し前の「水の流れれるオブジェ」のオチ、私も大大大好きです。
私も数年前までは、「地球のあるき方」でも端から端まで読むタイプでした。電気製品の説明書も全部読まないと気が済まなかった。
(ただ、文法書や英語関連の本は必要な箇所しかいつも読みませんし読めません。どうせ覚えてないし。)
が、今は、結構何でも全部読みません(笑)
全体的に「まあ、いいや」という事が増えてきて、楽は楽です。
5分オーバーで35ドルですかぁ・・・そりゃ、ほんまにバカになりまへんなぁ・・・(笑)。住んでいる場所によるのかもしれないけど、何となくアメリカって車がないと生活しにくい!ってイメージがあります。でも広いから結構どこでも停め放題なのかと思ってた(笑)。
心苦しいだなんてそんな・・・。私の方こそ、わけのわからん私の英文(Rach Goesのことね)を読んでいただいて申し訳なく思っております。
さらに、Mayumi.Kさんはいつも私がぼーっとして気付かないところによく気がついて下さいますねっ! そう言われれば When... って書いてあるやんか!? 見過ごしてたぁ〜。ほんまにこれは何でっしゃろ? GRAMMAR in use ってよくあちこちで聞く本ですね。Mayumi.Kさんも持ってるんだ。私も持ってないと出遅れるかなぁ? で、それにもそれらしいのが載ってないんですね?
Mayumi.Kさんのおっしゃる「修辞疑問的」というのは、「いつ、みんながカンボジアの首都が・・・だと知らないということがあるのか、いや、ない。」→「それはいつでもみんなが知っていることだ」、というような流れって感じでしょうか?(「そんなんとちゃうわ!」というのならご指摘下さい。)
私もちょっと手持ちのものを調べてみました。
数研出版 基礎と完成 新英文法 p.440 (←こればっかりやん。でも文法書はこれしかないのだ!)
時の副詞節 when 「・・・するとき」の意味として、2つの節の間に意味的な矛盾があるときには、「・・・のに」という意味になる。
How can we explain it to you when you won't listen? (君が聞こうとしないのに、どうして説明できるだろうか。)
これはいわゆる「・・・する時」というポピュラーな使われ方の一例のようですが、2つの文の間に因果関係がない場合は、ただ「・・・する時、〜だ」という話になるけれど、そこに何かしらの関係(この場合は矛盾?)が存在する場合は、ただ単に「・・・する時」ではなく、ちょっと「違っている」という逆接的ニュアンスが込められる、ということなのかなぁ?と。
よく似た単語の while の基本の意味は、「・・・する間」ですが、対照を表す「ところが一方、・・・だが」という意味もありますよね。それと似た感じなのかもしれません。
Merriam-Webster Online Dictionary というオンライン英英辞典には、
when の意味として、considering that や in spite of the fact that という意味が載っていました。
つまり、「・・・であることを考えれば、考慮すれば」、「・・・という事実にも関わらず」という感じですね。(←英英をいちいち訳したがる私・・・笑)
ロングマン現代英英辞典には、似た感じのが二つあり、
ひとつめ
even though something is true
例) Why does she steal things when she could easily afford to buy them?
無理に訳すと「彼女がものを簡単に買えるほどお金の余裕があるのは確かなのに、何故彼女は盗みを働くのか?」
ふたつめ
used to introduce a fact or statement that makes something seem surprising
例) When you consider that the airline handled 80 million passengers last year, the accident figures are really very small.
「その航空会社が昨年8千万人もの乗客を扱ったということを考えると、その事故の数は本当に少ないものだ。」
「8千万人もの」の「もの」にその人数の多さに対する驚きが表れていると考えて下さい(笑)。
まぁ、その辺りをいろいろ混ぜて考えると、チャンドラーが「ショーン・ペンはカンボジアの首都だ」と思っていた女性の話を持ち出した後、それって変だよね、という意味で次の When の文章を出してきたのかと。
「彼女は実際、本当にそう思っていたんだ。」
「事実(真実、本当)は、こうなのにね。みんな誰だって、カンボジアの首都は知ってるのにね。その事実にもかからわず、本当に「誰でも」知ってる話なのに・・・(彼女はそんなことを言ったんだね、そりゃおかしいや、ハハハ)」という流れなんでしょうが、その誰でも知ってる話だといいながら、チャンドラーもエディーも知らなかった、というのが大爆笑のオチなわけですね、きっと。
長くなりましたが、She actually thought 彼女は本当に思っていた(でも、真実は違うことを示唆)と対比する形で、When 以下でそれとは矛盾する真実を出してきた、ということだと思います。
いやぁ、自信はないですよ。一応、私の見解ってことで。また興味のある方は是非ご参加下さい。
ちなみに、私は When に引っかからずに見過ごしたくらいなので、今回調べた逆接的ニュアンスのことは今まで気に留めたことがありませんでした。よく、気付いてくれましたね! ありがとうございます。
今回のセリフがその「逆説的」なものかどうかは別にして、そういう使われ方をすることがある、とわかっただけでも、すごく勉強になりましたから。
P.S. ごめんなさいね。いつも説明が長くて。もっと簡潔に書けるものなら書きたいんですが、出来ません。反省。
あとは世間話(笑)。
私は未だに電気製品の取説は最初から最後まで読んでからでないと怖くて使えないです。(もちろん、関係なさそうなところは飛ばすけど)
それに対して主人は、適当にピコピコボタンを押しては、「あ、何かランプが点滅してる」とかのんきなことを言っている。「そんなんしたら壊れるやんか!」といつも我が家はモメている(笑)。主人は典型的な「使って覚えるんや!」タイプです。
私は最近、本屋さんで「地球の歩き方」シリーズの「地球の暮らし方 ニューヨーク」という本を衝動買いしてしまいました(笑)。フレンズたちの生活を理解する上で参考になるかと思って買ったのもあるけど、来るべき老後のNY生活に向けての準備という意味もある・・・(気が早い) でも、老後はもっとのんびりしたところの方がいいのかなぁ・・・?
whenがそういう風に使われるのを見た事があるし、昨日調べた時に辞書にも見かけたのですが、それが、最近特にぼろっちい私のオツムは、エディの台詞と結びつけられなかった。(複文の片方が抜けていると、とたんに意味が取れないなんて、くっ〜 泣)
調べて下さった英英の ” in spite of the fact that” 「・・・という事実にも関わらず」(いちいち日本語訳を見て安心する私・・・笑)が分かりやすかったです。
いつものごとく手間隙かけてRachさんが調べて下さった「解説&例文」の部分があり、そこから流れて、ドラマの台詞の行間を説明して下さるからこそ(行間を読めない女、Mayimi.K。ダバダ〜ダバ〜ダバダ〜♪ くっ〜 泣)、私のようなものでも理解できるのであります!!!
お世話になりますm(. .)m Thank you sooooooooo much.
ブノンペン、ショーンペン、サインペン・・・ 英語でも、こういうダジャレ系ありなんや〜。
うちも、主人は説明書を読みません。携帯の説明書(分厚いやつ)でも全部読まないと、どんなステキな機能がついているか分からないのに。
「地球の暮らし方 ニューヨーク」
いいですね〜。興味ある〜。(えー!Rachさん、ニューヨーク行っちゃうの?)
「地球の暮らし方 大阪」
があったら、何が書いてあるのか、これまた、ある意味興味ある〜。
携帯で読むのは大変だったでしょうね。ほんと、ごめんなさい。
私もよくわからないから、とりあえずそれらしい情報をたくさん並べて、またそこから誰かが何かを掴み取って下さるというのもアリかなぁ?と思っていたりして・・・。結局、私も自信がないのです。
in spite of the fact that が分かりやすかったですか? 「彼女は実際にそう思っていた」「でも真実は違っていた」をつなげる意味としては、「・・・という事実にも関わらず」彼女はそう思い込んでいた、というのが自然な流れでしょうかねぇ。
プノンペン、ショーンペン、サインペン、シャンペン・・・って言おうと思ったら、シャンペン(champagne)の発音は正しくは「シャムペイン」でペインの方にアクセントがあるので、ボツ (くっ〜 泣)
本能的にギャグにはギャグで返したくなる私は、「ンペン」でぐぐってみたりもしましたが(笑)、それらしいのが見つからないよぉ。本当に、プノンペン、ショーンペン、サインペンとかがヒットします(笑)。「ペンペン草」てのもあったけど、この流れには合わないしねぇ?
私も携帯の分厚い取説読みましたよ。ポストイット貼りながら(笑)。
「地球の暮らし方 NY」はまだちゃんと読んでないですが、住まいを見つける、交通機関を使いこなす、などちょっとそこで暮らしているかのような気分になれて楽しそうかな、って。NYに移住するのは、気が遠くなるほどずうぅーっと先の話ですよ、だって「老後」だもん(爆)。主人は、退職したら北海道の大自然の中で暮らしたい!と言っているので、それじゃあ私はNYに住むからね・・・ってことで・・・(←二人で仲良く静かに余生を過ごそうっていう気はないんかいっ!)
「地球の暮らし方 大阪」かぁ。早足で歩きましょう、とか、「あほ」と言われてもそれは親愛の情を表すものだから驚かないように(たまにはマジな場合もあるけど・・・笑)、とか、妙にひとなつっこいおばちゃんが多い、とか、そんなんかなぁ?(←どんなとこやねん? というより、これは「暮らし方」の解説ではないなぁ)
梅田の乗り換え駅周辺の地下街を歩くときは、あらゆる方向からかなりのスピードで歩いてくる人を上手くかわしながら歩いている自分にちょっと感動する。
いつもありがとうございます。
そう言えば、確かに since には「・・・なので」という意味がありました。becauseほど意味が強くないんでしたね。because と異なる点としては、
since は、事実だと分かっている事柄(=古い情報)についてのみ用いる、
と「数研出版 基礎と完成 新英文法」にあります。
ここのセリフでも、お互いが了解し合っている「事実」を when 以下で述べているので、そういう意味では、理由を表す since も上のセリフの when も似た感じですね。時を表すという意味から発展してそういうニュアンスが出て来た、けれど、because や in spite of, even though ほど因果関係を「明白」にはしていない。それはつまり、「カジュアルで弱い」ということかぁ。
だから、因果関係をもっとはっきり示したい場合には、別の意味のはっきりした表現を使う、ということになるんでしょうね。
もし、since と because の違いについて興味を持たれた方がおられたら・・・。
過去記事のコメント欄で、since と because の違いについて解説している部分がありますので、お時間があればどうぞ(笑)。
フレンズ2-11(その2) のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470318.html#comment
「キル・ビル」という映画に「GOGO夕張」というやたら危ない女子高生が出てきますが、この名前も「マッハGOGOGO」から採ったそうです。米国でのタイトルがSpeedRacerということを考えると邦題を知っていた監督は相当のマニアですね。
また日本のアニメネタが出ないかなぁと思いますが、できたら私の好きな(東宝の社長曰く)「世界一有名なメイドインジャパン」であるゴジラも会話に出てきて欲しいところです。おっと、Rachさんはガメラのほうがお好きでしたね。オタクな書き込みで失礼しました。
コメントありがとうございます。
こんな風にセリフの中で、日本のアニメ作品が出てくると、何だか嬉しくなってしまいますよね。
「キル・ビル」は見ていなかったので、GOGO夕張さんの名前も知らなかったのですが、わざわざ邦題の GOGO の方を使うとは、さすがは日本の作品に詳しいタランティーノ監督ですね。
これ以降、何か日本に関するネタが出てくるかどうかは、私がここで話してしまってもいけないかもしれないので黙っておこうと思いますが(笑)、ゴジラが GODZILLA としてアメリカ映画になったのは驚きでしたねぇ〜。
そう言えば、「私はどちらかというと、ゴジラ派よりはガメラ派で」とか過去記事で書いたりしてましたね。子供の頃見た昭和ガメラも大好きでしたが、1996年公開の平成ガメラシリーズの「ガメラ2 レギオン襲来」を映画館に見に行ったりもしました(予告編を見ていたら、どうしても映画館で見たくなって…笑) 懐かしいです^^