2006年07月23日

フレンズ2-18その8

雑誌のインタビューで「自分がセリフを書いている」と発言しているジョーイに
フィービー: Aren't you afraid the writers will be kind of mad when they read this? (脚本家がこれを読んだ時に、怒ったりしないかなーって心配にならないの?)
ジョーイ: I never thought about the writers. The scripts just come to my house. But you know what? This makes me look good, which makes the show look good, which makes the writers look good. So how could they be mad? (脚本家のことなんて考えたことなかった。脚本はただ家に届くだけだし。でもさぁ。このセリフ書き換えで、俺は良く見えるし、それは番組をよく見せることになる、そしてそれは脚本家をよく見せることになるんだ。だから、どうして脚本家が怒るようなことになるんだ?)

be afraid (that) は「・・・を恐れて、心配して」という意味。
ここではその「心配する」という意味で使われています。
また、その afraid のニュアンスから、I'm afraid (that)... で「(・・・であることを残念に)思う」という意味でよく使われます。
同じように考えを述べる「思う」という表現に I think that... がありますが、その代わりに I'm afraid を使うと、その後にマイナスイメージの言葉が続くことを示唆します。
例えば、I'm afraid (that) I can't help you. 「残念ながら(お気の毒ですが)手伝うことができません。」など。
相手が聞いたらいやだと思うであろうことを言いたい場合は、このように I'm afraid をつけて、何となくヤバそうな展開だと相手に匂わせる、ショックを和らげるクッションとして使えるのですね。
ジョーイのセリフに which makes... が2回出てきますが、どちらの which も前文の内容を受けています。
「前に述べたことが」次へと繋がる感じです。
how could they...? は「どうしたらそんなことがあり得るって言うんだ?あり得ないよ」という反語表現ですね。


やはりジョーイの発言は脚本家を怒らせてしまいました。
ジョーイ: What does this mean? I fall down an elevator shaft? (これはどういうことだよ? 俺がエレベーター・シャフトに落ちる?)
配達係: I don't know. I just bring the scripts. (さぁ。私はただ脚本を届けに来ただけですから。)

届けられた脚本を見て、自分の役が次回で死んでしまうことを知り、ジョーイは大ショック。
脚本家には会ったこともないし、ただ宅配便で(?)送られてくるだけだから、脚本家に気を遣う必要なんかない、と言っていたジョーイ。
でも、そのために、勝手に筋を変えられて自分が降ろされてしまうことになっても、文句も言えないのでした。皮肉ですね。

(Rachからのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 09:10| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。