2006年07月28日

フレンズ2-18その13

これから波乱がありそうだったモニカとリチャードは結局仲直りしたのですが、今度はロスとレイチェルの間がギクシャクしてしまいます。
「私はモニカじゃなくて良かった」と言っていたのが逆転してしまったんですね。
レイチェルのちょっとした失言で・・・(笑)。
すっかりイジケてしまったロスのために、レイチェルはロスの素晴らしいところを誉めるのですが・・・
レイチェル: You care about me, you're loving, you make me laugh. (ロスは私を大切に思ってくれるし、愛情に満ちた人だし、私を笑わせてくれるわ。)
ロス: If I make you laugh, here's an idea. Invite Paolo to have a romp in the sack and I'll stand in the corner and tell knock-knock jokes! (もし、僕が君を笑わせるなら、考えがあるよ。ベッドで暴れるためにパウロを呼んでよ。そして僕は部屋の隅に立って、「ノックノックジョーク」を言うからさ。)

「私を笑わせてくれる」というのは、結構、その男女がうまくいくかどうかの貴重なバロメーターだと思うのですが(やっぱり笑いのポイントが同じ人と一緒にいたいと思うんですよ、私は・・・笑)、ここでは逆にロスを傷つけてしまったようですね。
確かにこのタイミングではマズかったような。
romp は「(子供などが)はね回る、跳び回る、遊び戯れる」という意味。
赤ちゃんの服で「ロンパース」というのがあるのですが、これは赤ちゃんがハイハイしたりしてもお腹が出ないような、上着とズボンがくっついた遊び着のことです。
ロンパースという言葉から分かるように、英語では rompers と複数形になります。(pajamas と同じで上と下の二つがくっ付いているから・・・だろう)
sack は「(麻などでできた大きな)袋」のことですが、「寝床、ベッド」という意味もあります。(昔は、この袋の上で寝てたから?? 語源ははっきりとはわかりませんが・・・)
ですから、romp in the sack は「ベッドで遊び戯れる」という意味で、エッチするという行為を指しているんですね。

knock-knock jokes (ノックノックジョーク)は、アメリカ人なら誰でも知っている言葉遊びです。
"Knock, Knock." (ノック、ノック)
"Who's There?" (どなた?)
で始まるやり取りなのですが、その次の名前がダジャレになっていたりする、というものなんですね。
↓わかりやすく説明されているのは、やはりこちらか(笑)。説明は短いですが。
Wikipedia 日本語版: ノックノック・ジョーク
本家の Wikipedia 英語版には、さすがにたくさんの例が載っています。
Wikipedia 英語版: Knock-knock joke


アマゾンの洋書で "knock knock jokes" で検索するとたくさんの本がヒットするので、そこで様々なノックノックジョークに出会えるかもしれませんね。
Knock, Knock It's Halloween は、ノックノックジョークのハロウィーン版の絵本のようです。
その絵本に出てきたジョークの例が載っています。
他にも、Who's There: Over 100 Classic Knock Knock Jokes など。

このように、ノックノックジョークは主にダジャレで子供がするような遊びなので、ここでは、レイチェルとパウロの野獣のようなエッチと、ほのぼのした無邪気なジョークを対比させて、ロスが「お笑い担当」にされたことを際立たせているのですね。

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posted by Rach at 11:27| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
このノックノックジョーク、「ユー・ガット・メール」にも登場すると書いてありますね。随分前に見たんだけどなぁ・・・そんなシーンあったかな?(笑)。絵本は図書館にあったら借りたいです。いつもながら情報の多さに感動。Rachさんありがとう〜^^
Posted by KIKKA at 2006年07月28日 13:09

鏡よ、鏡よ、鏡さん、みんなに会わせてくださいな、そ〜っと会わせてくださいな…たかし君ものぶあつ君も見えますよ〜…よしこちゃん元気かな?きょうこちゃん、みほちゃん〜よい子にしてますか〜?  ラケちゃんは「こまったちゃん」でしたか?
今日も、お上手ねぇ〜   「にこちゃん」ですねぇ〜

・・・・と唐突な出だし
私の時代は 内海みどり、、、もっとも厳密には当時 幼児ではなく小学生だったような気が、、、、
それでも、よくパロって遊んでましたっけ!
ラケさん、、ご存知でしょうか?
当時、それなりに一世を風靡した「ロンパールーム」です。
今日のお書きになったものを読んで思い出しました。
romp は「(子供などが)はね回る、跳び回る、遊び戯れる」という意味。   、、、、について全然なじみの無い単語だったんですが後の説明を聞いて納得。
なんだ、、romp という言葉   英語を習う前から知ってたジャン!

knock-knock jokes  も 面白いですね。
この最初のknock-knockというノック音の擬音が合いの手、調子を出す役目なんでしょうかね。
笑いのセンスは洋の東西を問いません。
だってわが国でも有名な 擬音が合いの手、調子をとる シャレでオチをとる芸があるじゃないですか?

●●のようで・・・●●でない!  ベンベン♪〜
■■のようで・・・■■でない!  ベンベン♪〜
それは何かと尋ねたら〜      ベンベン♪〜
なんとかなんとかなんとか♪〜

わが国というより きわめて地域限定版ギャグでした(笑)
Posted by John Doe at 2006年07月28日 22:14
KIKKAさんへ
お元気ですか? コメントありがとうございます!
「ユー・ガット・メール」、見たことないんですよぉ(泣)。メールの書き方の勉強になるとかで、英語学習に向いている、と昔、日経WOMANに書いてあったんだけどなぁ(笑)。
このジョークって、ダジャレなんですが、そういうのがわかるようになるって、ちょっとすごいかも、と思ったりして。有名どころを2、3個覚えておくと、ネイティブにジョークを返せるようになるかもしれませんよね?
「情報が多い」と言って下さってありがとうございます。たくさんの情報にリンクできるブログの強みを生かせるように、これからも頑張りますっ!
Posted by Rach at 2006年07月29日 06:53
John Doeさんへ
ロンパールーム! 懐かしいですね。私の時は、もう、うつみ宮土理さんではありませんでしたが、うつみさんがテレビに出ていた時、兄が「この人、昔ロンパールームの先生をしてた。」と教えてくれたので知ってました(笑)。
大きな風船で遊んだり、コップで牛乳飲んだりしますよねぇ。私、そんなに牛乳好きではなかったけど、あの牛乳はとても美味しそうに見えたなぁ。
romp から「ロンパース」は思いついたんだけど、ロンパールームは思いつかなかった。そういう意味だったのね・・・(笑)。気付いて下さってありがとうございました。
ロンパールームはうろ覚えなんですが、妹がいたせいか、ピンポンパンはよく見てました。「カッパのカータン」という着ぐるみのカッパがいるんですが、彼がむっちゃ絵がうまくてねぇ・・・(笑)。

knock-knock jokes のような言葉遊びには、そういうリズムって大切な要素なんでしょうね。
実家の家族と話していて、「これって、〜のような、〜でないような・・・」と言った後、たいだい顔を見合わせて、「〜のようで〜でない、ベンベン♪」とか言ってしまう(爆・・・ちなみに、主人とはこういう展開にはなりません。やはり、違う家で育つと、微妙に違う部分もあるようだ・・・笑)
そう言えば、これって地域限定版ギャグでしたねぇ。上方落語のネタだったような・・・。
Posted by Rach at 2006年07月29日 06:57
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