台本でエレベーターシャフトに落ちて死ぬ、と知っているジョーイは、エレベーターに乗りたくありません。
が、こればかりはどうしようもありません(笑)。
アンバー(ドレークの妹): I love you. (愛してるわ。)
ラモレー: Yeah, whatever. (あぁ、どうでもいいや。)
明らかに、エレベーターに乗るのをいやがっているのが、誰の目にも明らかです。
ほとんど学芸会のノリですが、このドクター・ラモレーになりきることなどすっかり忘れて、ただただ役を降ろされるジョーイ・トリビアーニという一人の俳優の素(す)に戻っているところが悲しくもおかしいですね。
最後のセリフを言った妹役に、whatever となげやりな言葉を返すジョーイ。
こんな風にどうでもよくなった時に whatever を使うことが多いですが、「もう何とでも言ってくれ。俺にはどうでもいいことだから。」というニュアンスです。
あまりの展開に驚くフレンズたち。
モニカ: Did they just kill off Joey? (ジョーイは殺されちゃったの?)
they は番組制作者のこと。
実際に殺されたのは、ジョーイではなくて、ドクター・ラモレーなんですが(笑)、この場合は、ジョーイの演じる役が殺された(死ぬ運命になった)ことを指すと同時に、番組スタッフがジョーイを役から降ろしてしまった、ということも兼ねているんでしょう。
off は「離れた、外れた」ですから、切り捨てる、というか、もうこれでキャストから外れてしまう、という感じが出ていますね。
フレンズたちは、心配してジョーイのアパートにやってきます。
それにしても、ジョーイの家具や着ているガウン、いかにも急にリッチになった人って雰囲気が出ていますね。(いわゆる成金趣味、というヤツ)
ロス: Come on! Open up! We want to talk to you! (ねぇ!開けてよ! ジョーイと話がしたいんだ!)
ジョーイ: I don't feel like talking! (話をする気にはなれないよ!)
レイチェル: Come on! We care about you. (ねぇ! 私たち、ジョーイが心配なのよ。)
チャンドラー: We're worried about you. (俺たち、みんなジョーイを心配してるんだ。)
モニカ: And some of us really have to pee! (それから、私たちの中に、本当にオシッコしたがってる人がいるのよ!)
ジョーイがドアを開けると、
モニカ: I'm sorry, Joey. (ごめん、ジョーイ。)
みんな、口々にジョーイを心配するセリフを言っていますが、モニカはトイレの話を持ち出します。
そうやってジョーイにドアを開けさせる作戦?と思いきや、モニカは走って行っちゃったので、あのセリフは本当のことだったんですね(笑)。
(Rachからのお願い)
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お褒めの言葉ありがとうございます。私の解説のあまりのしつこさにすっかりあきれて、もう読んで下さっていないのだと思っておりましたので、コメントを頂けてとっても嬉しいです。
本当なら、セリフのパターンがわかってくるにつれて、過去の解説とかぶる分だけ、内容が短くて済むはずだと思うんですが・・・どうしてこんなことになってしまったんでしょうね(笑)。
英語学習者としては、もっといろんなことをしないといけないとわかっているのに、どうしてもこれに力が入ってしまうのは・・・多分、この解説を書いている時が一番楽しくて楽(ラク)だからだと思います。それなりに時間はかかりますが、少なくとも苦痛ではないですからねぇ。ただ、最近は英語の学習というよりも、ほとんどグーグルの検索結果を書いているだけのような気もする・・・ただの「調べたがり」なんですよ、私は(爆)。