ジョーイ: Anybody want a cruller? (誰かクルーラー欲しい人?)
フィービー: This is a typical lightning-bearer thing. It's like "Hello. Who wants one of my phallic-shaped man-cakes?" (これが典型的な”稲妻の運び手”のやることよ。まるで、「はーい、俺の男根の形をしたケーキを欲しい人はいる?」って感じよね。)
cruller は「クルーラー、ねじって揚げた軽いドーナツ」のことです。
phallic は phallus (男根)の形容詞形です。(←私はこの暑さで、「恥じらい」という気持ちを忘れているらしい・・・笑)
ちょっと、ドーナツを勧めただけなのに、随分と話が飛躍してますよね。
クルーラーを、いやーな感じで眺めてるジョーイが面白いです。
そんなこと言われちゃ、食べられないじゃん、って感じ。
ジョーイのエージェント事務所にて。
役を降ろされたジョーイを励ますエステル。
エステル: Don't worry about it, already! Things happen. (もう心配するのはやめなさいよ! そんなことはよくあるわ。)
already を命令形で使うと、「もうそのくらいにして」というニュアンスになります。
きつい調子でいうと「もういい加減にしてよ」という感じにもなります。
ここでは「いつまでもくよくよ悩むのはもうやめたら?」という感じでしょうか。
Things happen. もよく聞くフレーズです。
「物事は起こる」つまり、「そんなことはよく起こることだ、そんなこともあるわよ。」ということ。
ドクター・ドレイク・ラモレー役をやっていたのに、「タクシー運転手その2」をするのはいやだというジョーイに、
エステル: Things change. Roll with them. (物事は流れていくのよ。その動きについていきなさい。)
roll は「転がる、転がっていく」です。
roll with は「・・・と一緒に転がっていく」ですから、「その動きについていく、自然の流れにまかせる、抵抗しないで一緒に動いていく」という感じでしょうか。
flow (流れ)という単語を使った、roll with the flow 「物事を事実として認める、抵抗せずに受け入れる」という意味の表現もあります。
「時の流れに身をまかせ」という感じでしょうね。
とにかく「歯向かったり抵抗したりしないで、周囲の変化を受け入れ、それについていきなさい。」ということです。
ジョーイ: It's like taking a step backwards. (まるで一歩下がったような感じなんだよ。)
take a step backward は文字通り「一歩下がる、一歩後退する」です。
これは比喩ですが、日本語でも同じ表現がありますよね。
やはり人は自分の人生や進歩を「歩くこと」に例えるもののようです。(そう言えば、「進歩」って言葉自体が「進む、歩く」って字を書くわけで・・・)
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
ブログはじめました。
よろしくです。
ブライトさんの声優さんが亡くなりめちゃショックです。
だから、つべこべ言わずに、役を演じろって
二ュアンスじゃなでしょうか〜
フィービーは、突拍子もないこと言って笑いをとりますね。
演技と合わせて見ると、本当におかしいです。
私もフレンズは好きで見ていました。
あの人間関係とチャドラーの
悪気のないCynicalなところが大好きです。
ブログを拝見させていただいて
久しぶりに見てみるとNYのドラマらしく
喋るのが早いなーと感じました。
とくにレイチェルとフィービー。
ブログはじめられたんですね。こちらこそ、よろしくです。是非お邪魔させていただきます!
ところで・・・ブライト役の声優さんの、鈴置洋孝さんがお亡くなりになったんですね。私、Aさんのコメントを読むまで全然知りませんでした。私もめちゃショックです(泣)。
「左舷、弾幕薄いぞ! 何やってんの!」というブライト節がもう聞けなくなっちゃうんですね。
やっぱりブライト艦長と言えばファーストでの数々の名セリフを挙げたいところなんですが、「逆襲のシャア」でのアクシズ落下阻止作戦のブリーフィングで、「すまんが、みんなの命をくれ。」と言って敬礼するブライトに、みんなが敬礼を返すシーンが、私はとても印象に残っています。
(ガンダムとは話がずれますが)「機動警察パトレイバー」でシャフトの内海課長というすごくクセのある役を怪演しておられたのも印象深いです。
ガンダムでは、マ・クベの塩沢兼人さん、セイラさんの井上瑤さんもすでにお亡くなりになっていますよねぇ。何だかとっても寂しいなぁ。私も歳を取ったってことだよなぁ・・・。(何しろ、ガンダム放映開始時、私は小学生だったですからねぇ・・・)
参考になるご意見ありがとうございます。
そう言えば確かに roll には自動詞「(映画カメラが)動き始める」、他動詞「(映画カメラを)作動させる」という意味がありますよね。Roll 'em! 「カメラスタート!」とか・・・。
フレンズ1-6 でジョーイがアル・パチーノのお尻の代役を演じるシーンでの監督のセリフに、
Director: Once again, rolling... water working... and action....and cut. (もう一度、カメラ回して・・・シャワーを出して・・・アクション・・・カット。)
というのがありました。そういう意味では「他のキャストやスタッフたちと一緒に撮影しちゃいなさい。」というニュアンスも含まれているのかもしれませんね。
私はどうして上の記事のように訳したのかなぁ?と改めて考えてみたら、フレンズ1-2 にこのエステルのセリフと似たものが出て来たからだ、と今思い出しました。(このブログでは解説していませんが・・・)
生まれてくる子供の名前をミニーに決めた、というキャロルとスーザンに対して、
ロス: 'S'funny, um, uh, we agreed we'd spend the rest of our lives together. Things change, roll with the punches. I believe Julia's on the table..?
というセリフでした。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
roll with the punches
1 : to move so as to lessen the impact of blows
2 : to adjust to things as they happen
と載っていて、「(ボクシングなどの)パンチ(ブロー)の衝撃を減らすように動くこと」、つまり「相手のパンチに合わせて、それを避けるように動く」という元の意味から、「物事が起こる時、その物事に合わせる(順応する)こと」という意味になるようです。
1-2 のロスのセリフは私の解釈では
「面白いね。僕とキャロルは残りの人生を一緒に過ごすって誓い合った。(でも)物事は変わっていくんだ。それに順応しないとね。ジュリアも候補に入れてくれると僕は信じてるよ。」
という感じかなぁ?と。
つまり、「ミニーに決めた」と今言っていても、これからどんなことが起こるか人生わからないんだから、「もう決めちゃったから絶対に変わらない、なんていわずに、柔軟に対応してくれよ。」ということなんだと思います。
そのニュアンスが頭に残っていたから、私は上のように訳したようです。Roll with them. の them はエステルが言った、things を指しているんだろう、と解釈したんですね。
でも、くどいようですが、「ドラマ」の役柄についての話なので、「撮影」というニュアンスが含まれていると考えるのも面白いなぁ、と思っています。
余談ですが、Let's roll! (さぁ行くぞ!)というのは、ユナイテッド93便で、乗客がこう言った後、みんなでテロリストに立ち向かっていった、というので有名な言葉ですよね。その話を最初に聞いた時は、「その時の乗客たちの気持ちはどんなだったのだろう?」と思って、何とも言えない気持ちになったのを覚えています。いまちょうどこの映画(ユナイテッド93)が公開されているようなので、またこの言葉を聞くことが増えそうな気がします。
フィービーの発言にはいつも驚かされますね。アーティストだから、他の人と感性が違うんでしょうか?(笑)。
はじめまして。ご訪問&コメント、ありがとうございます。
チャンドラーは何か一言言わないと気が済まないタイプの人のようですが、そこがとても可愛らしいですよね?(笑)。
私は、レギュラーの6人のしゃべる早さとか聞き取りやすさとかに関しては、特に誰がどう、ということがないんですよ。最初の頃はきっといろいろ思っていたんだと思うのですが、どういう第一印象だったかすら忘れてしまいました。最初は誰のセリフも聞き取れなくて、全員わかんない!って感じだったような気がします(笑)。
アリー my Love はもっと早口だった気がします。かと言って聞き取りにくい、ということでもなかったような気はしますが・・・。
ところで、ブルーベリーさんはご夫婦でブログを書いておられるんですね、素敵です。ブログだとお互い言いたいことが言えていいんじゃないでしょうか? うちの場合は、私の赤裸々な気持ち(爆)を時々書いているんですが、主人はちっとも読んでくれてないようです(泣)。