ロス: You spent $1200 on a plastic bird? (プラスチックの鳥に1,200ドルも使ったの?)
ジョーイ: It was an impulse buy. Near the register. (衝動買いだったんだ。レジの近くにあったんで。)
impulse buy は「衝動買い」で、おぉ、日本語そのまま!とちょっと感動しますが(?)、どうやらこれは「衝動買いした”もの”」を指すようです。
impulse purchase とも言います。
「衝動買いという”行為”」なら、impulse buying になります。(impulse buy でも「行為」を意味することがあるのかどうかはよくわかりませんが。)
動詞として「・・・を衝動買いする」は buy...on impulse です。
セントラルパークに喜んで入ってきたチャンドラー。
チャンドラー: Ding-dong, the psycho's gone! (キーンコーン、あのサイコは去ったよ!)
モニカ: Are you sure this time? (今度は確かなの?)
チャンドラー: I actually saw him leave. That guy is holding a human head. He's holding a human head! (実際に彼が立ち去るのを見たんだ。[ふと外を見て]その男は人間の頭を抱えてる。[その男がエディーだと気付いて驚愕のチャンドラー]彼は人間の頭を抱えてる!)
ding-dong (dingdong) は「キンコン、ゴーン」などの鐘の音のことです。
ちょっと古いけど、プリンセス・プリンセスの DING DONG という曲があります。
♪Ding Dong 聖なる鐘の音が Ding Dong...♪と言うフレーズがあるので、「そうかぁ、これは鐘の音かぁ」とその時、知ったんですよ。
psycho は psychotic 「精神病者」、または psychopath は「サイコパス、異常人格者、変質者」の短縮形です。
アルフレッド・ヒッチコックの映画に「サイコ」というのがありましたが、その原題も PSYCHO でした。
この映画は有名なので、日本人にも「サイコ」という言葉のイメージはわかりやすいですよね。(きっと日本語に訳しにくかったんでしょう・・・)
映画館のヒッチコック特集だったか、テレビだったか忘れましたが、私はこの映画は見ましたよ。
あのスリルとサスペンス、やはり面白いです。
シャワーカーテンとあの悲鳴、パロディーやオマージュとして、いろんなところで使われていますよねぇ。
I saw him と過去形で話していたのに、いつの間にか That guy is... と現在形になってるのがポイントでしょうか。
あいつはもう去ったはずなのに、「今、そこにいるじゃないかよ!」みたいなびっくり感。
関係あるようなないような脱線ですが・・・。
映画「インデペンデンス・デイ」(ID4)の特別版にある劇場版未公開シーンの中に次のようなものがあります。
ある科学者が、昔、地球に墜落した異星人の宇宙船をずっと研究し続けているのですが・・・。
(ちなみに、この科学者は、新スタートレックでアンドロイドのデータ少佐を演じていたブレント・スパイナーです。)
その科学者が、宇宙船の操縦席の説明をしている時に、
And this doohickey is connected to... (そして、この装置が接続されているのは・・・)
とスティック状のものを引っ張ったら、ポロっととれてしまい、
Oh...Well, it was connected to the engine. (あぁ・・・えーっと、それが接続されて”いた”のはエンジンです。)
と言い直す、というものです。
これなんかも、過去形の時制を使うことで、「とれちゃったんで、今は接続されてない」という感じがよく出ていると思うのですが、どうでしょう?(・・・って、それだけ?)
(Rach からのお願い)
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(でも、もうちょっとするとまた忙しくなりそうです)
そのおかげでこちらのブログにしつこいほどお邪魔して、そろそろブログの隅っこに、箒が逆さに立ってるんじゃないかとひやひやしていますwww.
さてDing dong, the psycho's gone. ですが、何か引っかかる物があったので調べてみたところ、これはどうやらオズの魔法使いの中で使われた Ding-dong! The witch is dead という歌のタイトルのパロディのようです。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ding-Dong!_The_Witch_Is_Dead
The witch is deadとはオズの国に迷い込んだドロシー達が力を合わせて悪い東の魔女を退治した事です。
チャンドラーは、ドロシー達が東の魔女をやっつけて「やったー!」と喜んでいるのと同じような気分でいるんでしょうね(^^;)
いつもコメントありがとうございます。
過去の記事にコメントいただけるのは、本当に嬉しいんですよ。ですからひやひやしないで下さい(笑)。
「箒が逆さに立ってる」で思い出したんですが、京都では、「ぶぶ漬けでも、どぉどすか?」(お茶漬けでもいかがですか?)と言われたら、長居をやめて早くおいとましないといけない、というような「都市伝説」みたいなのがあります(実際にはそんなことは言わないみたいですが…笑)。
Ding dong, the psycho's gone. は、オズの魔法使いの歌のタイトルのパロディなのですね。貴重な情報ありがとうございます!
リンクして下さったウィキペディアに詳しく書いてありますね。Lyrics (歌詞)も載っていてありがたいです。
「オズの魔法使い」も英語圏で非常に有名な作品ですから、そこからの出典も多いですよねぇ。
映画「インデペンデンス・デイ」では、大統領が自分の娘に munchkin と呼びかけているのですが、その Munchkin というのは、オズの魔法使いに出てくる小人のこと、なんですよね。
ドロシーと一緒に、この "Ding-Dong! The Witch Is Dead" という歌を歌っているのが、その Munchkins なんですね。
海外ドラマ「フルハウス」でも、ジェシーが子供たちに munchkin と呼びかけるシーンが何度も登場します。「おチビちゃん」みたいなニュアンスのようです。
その「フルハウス」のシーズン1第8話「恋のライバル」でも、オズの魔法使いのネタが登場していました。
みんながテレビでオズの魔法使いを観ようとしたら、テレビが壊れてしまったので、スタンダップ・コメディアンのジョーイが "I do that Wizard of Oz bit in my act." と言って、一人でそれを演じてみせる、というシーンでした。
The Tin Man 「ブリキ男」というフレーズは、ドラマのセリフで何度か見かけました。
それくらい、いろんな作品で言及されるほど有名な作品なので、このチャンドラーのセリフも、ネイティブが聞くと、すぐにピンと来るのでしょうね。そんな風に大喜びした後に、厳しい現実が待っているのもまたフレンズらしいところです。
私は「オズの魔法使い」をまだちゃんと見たことないのですが、これだけ様々な作品にネタとして使われているので、一度じっくり見てみたいと思っています。
情報ありがとうございました。