レイチェル: Sorry, I'm not very good with babies. I haven't been around them. I mean, you know, since I was one. (ごめんね、私はあまり赤ちゃんの扱いが得意じゃないのよ。自分のまわりに赤ちゃんがいなかったから。つまり、わかってると思うけど、自分が赤ちゃんだった時以来、ってことね。)
「・・・が得意だ」は be good at が有名ですが、with も使います。
with 以下には扱いの対象物がきます。
ですから、be good with... だと「・・・の扱いがうまい」ということですね。
I haven't been around them の them は babies です。
だから直訳すると、「私は、赤ちゃんのまわりに(近くに)いたことがなかった」になりますね。
細かい話ですが、これが日本語だったら「赤ちゃんが私のまわりにいなかった」と赤ちゃんが主語になると思います。
でも、その状況をイメージしてみると、英語の方が表現としてはシンプルでわかりやすいと思うのですが、いかがでしょう?
つまり、ここでポイントとなるのは、「私のこれまでの状況」の話ですから、やはり主語は I の方がわかりやすいじゃないかなぁ、ってことなのですが・・・。
「赤ちゃんが私のまわりにいなかったのよ。」という日本語を英語に訳そうとして、Babies とか No baby で英文を始めようとすると、つまってしまいそうですよね。
この日本語の直訳に一番近いのは "There hasn't been no baby around me." という感じでしょうか?
それでも全然問題ないのかもしれませんが、私の印象ではレイチェルのセリフの方が自然でわかりやすい気が・・・(←くどいですね・・・笑)。
since I was one の one は a baby のこと。
「自分が赤ちゃんだった時以降」ということですね。
自分が赤ちゃんの頃は自分自身が赤ちゃんだったわけでそういう意味では「身近にいた」(?)と言えるんだけど、自分が赤ちゃんでなくなったそれ以降は、まわりに赤ちゃんはいなかったのよ、ってことです。
余談ですが、"There hasn't been no ..." というフレーズがどんな風に使われているかを探していて、Marvin Gaye の Since I Had You という歌の歌詞を発見しました。
その歌に以下のフレーズがあります。
Since I had you honey there hasn't been no other woman
「ハニー、君と出会ってからは(君が僕のものになってからは)他には女なんかいなかったよ」(←訳すと超ダサいな・・・笑)
これって他の女に目を奪われたことがない(浮気したことがない)、という意味か、他の女なんかいないも同然だ(僕の中では世界に女は君ひとりだ)、という意味か、どっちでしょうねぇ?
どっちでも女としては嬉しいですけども(笑)。
このマーヴィン・ゲイの歌詞を嬉しそうに取り上げているのには、ちょっとした理由があって、B'z の割と初期の頃のアルバム IN THE LIFE の中に、Crazy Rendezvous (クレイジー・ランデヴー)という曲があり、その歌詞に、
♪マーヴィンゲイじゃなくてエアロのビッグサウンド 君の神経さかなでするかい♪
というフレーズがあるんですね。
この歌詞を見ただけでも、エアロスミスのような大音響のサウンドとは違って、マーヴィン・ゲイは女性を口説くのにうってつけのムーディーな曲だってわかりますでしょ?
だから、前からどんな感じの曲なんだろう?と気になってたんですよね。
だからやっぱりそういうロマンティックな曲なんだってわかって嬉しかった、という・・・(←ってそれだけ?)
あ、脱線ついでに、この歌は、初期のアルバムの中で好きな曲のひとつです。
好きな女の子を強引にドライヴに連れ出す、という歌なのですが、この頃の B'z は、そういう、彼女にメロメロでベタボレ系、もしくは彼女に振り回される系、の歌が多いんですよね。
そういうのが、とっても女心をくすぐるんだな(笑)。
いやぁ、こんなおばさんの心をくすぐっても、稲葉さんはちっとも嬉しくないでしょうが(爆)。
(今日はただのミーハー話で終わってしまった・・・)
(Rach からのお願い)
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人を慰めるときの決まり文句にI have been there.がありますよね。「同じ経験をしたことがあるから
気持ちがわかるわ」のような意味が出せますが、フレンズのテーマソングのコーラスでおなじみです。
これをIt happened to me. にすると文字通りの意味にしかなりません。自分を主語にするときの方がいろいろなニュアンスが出せるようです。「I Dream Of Jeannie」のテーマ曲は1-12のオープニングで出てきます。ロスが2曲目を始めようとしてチャンドラーにとめられたので.出だしのところだけですけど。
おっしゃるように、"I have been there." には「それを経験したことがある、それをよく知っている」という意味があるようですね。だから「あなたの気持ちが手に取るようにわかる」という意味で慰めの言葉に使えるんだぁ・・・それは知らなかった(笑)。
フレンズのテーマソング、ザ・レンブランツの "I'll Be There For You" の歌詞の一部はこんな感じですよね。
I'll be there for you
Like I've been there before
I'll be there for you cause you're there for me too
この歌詞については、過去記事
フレンズ1-24その2
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470161.html
で触れたことがあります。
私はこの歌詞を
「(これからも)君のために僕はいてあげるよ 以前に僕がそうしていたように
君のために僕はいてあげる だって君も僕のためにそこにいてくれるから」
みたいな感じで捉えていました。
実際、文字通り取るとそういうことになると思うし、それで問題はないと思うのですが、
catchさんのコメントを読んだ後でこの歌詞を見てみると、
「君も気持ちはいつでもわかってあげられる、いつも傍にいて君と喜怒哀楽を共にしよう」
みたいな意味も込められているのかもしれない、と思ったり・・・。
かなりシンプルなフレーズなので、今まであまり深く考えたことがなかったのですが、タイトルでありまたサビでもあるので、いろいろ深読みはできるのかもしれませんね。
自分が主語の場合だと、気持ちや意思が込めやすく、It happened to me. だと単に客観的事実や状況を淡々と述べているだけ、ということになるのでしょうね?
かわいい魔女ジニー(原題: I Dream of Jeannie)ですが、ほんとだ、1-12のネットスクリプトに以下の通りに書いてあります。
[Ross working on crossword puzzle, starts humming theme from "The Odd Couple". Chandler joins in, followed by Monica & Phoebe, then the whole gang. Ross starts humming theme from "I Dream Of Jeannie"]
CHANDLER: No no no no, we're done.
そう言えばみんなでフンフンと歌ってましたねぇ。あれかぁ。謎が解けてすっきりしました(笑)。