2006年10月16日

フレンズ2-21その13

すっかり株に夢中のモニカ。
Time is money 「時は金なり」とまで言い始めたモニカに、
ジョーイ: You missed "Takes money to make money"... and "Don't make me come down there and kick your Wall Street butt." (他にもこういうのがあるよ。「お金を儲けるにはお金がかかる。」…それから「ウォールストリート野郎のお前の尻を蹴り上げたくなるようなことはしてくれるなよ。」)

この miss は恐らく「…を見逃す」という意味だと思います。
つまり Time is money 以外に、お金に関する言葉にはこういうのもあるよ、モニカがそれを挙げるのを忘れてる、抜かしているよ、ということかな?
"Takes money to make money" というのは (説明するまでもないですが) takes の前の It が省略されていて、正しい文にすると、"It takes money to make money."
つまり、make money することは、takes money 「お金がかかる」と言う意味ですよね。
まぁ、いわゆる一般論で、元手(資金)がないと株も変えないし、投資も出来ない、ということです。
文章としてはシンプルなので諺(ことわざ)っぽいですよね。
こういう場合、私はいつも「諺なのかどうなのか?」というのが気になるので、この気になるフレーズと、proverb (諺)という言葉をセットにして検索してみます。
そうするとこのフレーズを proverb であるとして紹介している文章がいくつかヒットしますので、まぁ諺ってことでいいのかなぁ、と。
まぁ、proverb = a brief popular epigram or maxim、つまり、「短くて有名な警句または格言(金言)」であって、厳密に諺であるかどうかという区分が重要なのではありませんが、そのフレーズが諺のように世間一般でよく言われている有名な言葉なのかどうかを知りたい、というだけのことです。
検索してみてヒット件数が多ければ、それで有名だということは十分わかるので、それだけでもいいんですけどね。

次の Wall Street のフレーズですが、グーグルフレーズ検索してみると、"Don't make me come down there and kick your ass (または butt)" という表現は何件かヒットしました。
まぁ、何となく意味はわかるんですが、「俺に、わざわざお前のところに行ってお前のケツを蹴り上げるようなことをさせるな。」ということでしょうか?
映画のセリフにありそうなフレーズなので、「俺を怒らせるなよ。」という決まり文句なんでしょう、多分。


モニカ: I made $17 before breakfast. What have you done? (私は朝食前に17ドル稼いだわよ。ジョーイは何をしたの?)
ジョーイ: I had breakfast here, so technically I saved $3.50. (俺はここで朝ごはん食べたから、理論的には3ドル50セント節約したことになるな。)

モニカは、「朝早くから、もうすでに」という意味で before breakfast と言っています。
それに対して、同じ breakfast という言葉を使ってジョーイが返しているのがポイントでしょうね。
ある意味、ジョーイの方がちゃっかりしてるかも。
人の家でご飯食べてれば食費浮くよねぇ、確かに。

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posted by Rach at 20:32| Comment(3) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Rachel missed.では?モニカが電話で言っていたことをジョーイがレイチェルに教えてるようです。come down there and kick your Wall Street butt." 「証券取引所に乗り込んでただではすまさないわよ」
Posted by iwarebiko at 2006年10月16日 22:40
iwarebikoさんへ
先に Wall Street butt の方ですが、iwarebikoさんの訳がしっくりきますね。Wall Street butt というのは「証券取引所で働いている担当者のお尻」(笑)という意味だろうと思って、私は上のように訳してみましたが、「お前のところに行く」というのはつまり「証券取引所に行く」ということで、そこへ怒鳴り込みに行く、まさに「乗り込んでただではすまさない」ってことになりますよね。男性のセリフだったら「もし損をさせるようなことがあったら、ボコボコにしてやるぞ、承知しねーぞ。」みたいな感じでしょうかねぇ。

missed の件ですが、上の解説ではセリフをはしょってしまったので、下に一連のセリフの流れを書いてみます。

モニカ: [電話で] I wanna buy 5 shares of SGJ and I wanna buy them now. C'mon, time is money, my friend! Thank you! Wooo! ( SGJの株を5株売りたいの、それも今すぐに。ちょっと! ”時は金なり”よ、ご友人! ありがとう! やったー!)
レイチェル: [寝室から出てきて、怪訝そうに] Time is money, my friend? (「”時は金なり”よ、ご友人。」ですって?)
ジョーイ: Yeah, you missed, 'Takes money to make money,' and uh, 'Don't make me come down there and kick your wall street butt.' (そう、それから、他には…(省略))
モニカ: Hey, I made $17 before breakfast, what have you done? (ちょっと! 私は朝食前に17ドル稼いだわよ。ジョーイは何をしたの?)

寝室から出てきたレイチェルは、モニカの電話の最後の方だけを聞き取って、モニカの言ったのと全く同じフレーズ "Time is money, my friend" を繰り返しています。そのままレイチェルは台所(シンク)の方へ向かっていきます。
そして、問題の you missed なのですが、これがDVDを見る限りは何とも微妙な視線の動きで(笑)、you の時、チラッとレイチェルを見てすぐにモニカに視線が移動しています。
この you がレイチェルのことだとすると、I wanna buy 5 shares of SGJ... というセリフの前に証券会社の人と長いやり取りがあって、それをそっくりそのまま「time is money どころか、こんなこともさっきは言ってたぜ。」という感じでレイチェルに教えてあげている、と解釈できますよね。

私の印象では、一瞬 you でレイチェルを見ているようなんですが、やっぱりこの you missed 以下はモニカに対して言っているような気がするんですよ。その後、ずっとモニカを見ながら、さらには指を指しながらその「抜けている」セリフを話しているので、「これも忘れてるよ、モニカ」と言っている気がするのですが…(でも正直よくわからなくなってきました)。

レイチェルはモニカがエキサイトしているのにちょっとあきれたようにセリフを繰り返し、ジョーイは他にももっとこんな言い方もあるよ、そういうのも使ってみたら?と別のフレーズを持ち出してモニカをからかっているように私には思えました。
そして、そうやってからかわれているのにカチンと来たモニカは、「そんな風にあなたは馬鹿にするけど、私はこれでもちゃんとお金を稼いだのよ。そこでボーっとしているあなたに言われたくないわ。」とでも言うように、before breakfast のセリフを言っているのではないかなぁ…と。
(この部分に関しては、レイチェルに教えてあげている場合でも、「こんなことも言ってたんだぜ、笑えるだろ?」という意味で馬鹿にしているのは同じなので、どちらにしてもモニカはムッとするのでしょうが…)

何だかセリフの解釈というより、役者の視線の話になってしまいましたが(笑)、だいたい miss という単語は確かに iwarebikoさんのおっしゃるように、その場にいなくて何か聞き漏らした時に使うことが多いですよね。
フレンズ1-13その1
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470086.html
でロジャーのセリフ、
Did I miss something? (何か僕の知らない事情があるようだね。)
というのはそれの典型でしょうか。
Merriam-Webster Online Dictionary に
miss: to leave out; OMIT
というのが載っていて、つまり「…を省く、除外する、抜かす」という意味ですが、もし you がモニカだとすると、miss はこのニュアンスに近いかな、と思うのですが…。
Posted by Rach at 2006年10月17日 10:34
iwarebikoさんへ
上のコメントへの追記です。ちょっと考えが変わりました。
You missed というフレーズが「モニカが…を抜かしていたよ。」という意味に解釈できるかできないか、ということはとりあえず後回しにして、別の面から考えてみました。

私は、"Takes money to make money" "Don't make me come down there and kick your Wall Street butt." というフレーズはジョーイが「提案」したものだと解釈しましたが、ジョーイのキャラを考えると、ジョーイが「他にこんな言い方もあるよ。」といって持ち出すのには不釣合いな表現だと思えてきました。
ジョーイはお金に無頓着な人なのでお金の諺にはあまり興味がないでしょうし、"Don't make me come down there and kick your butt" なら言うかもしれないけど、その butt に Wall Street をくっつけるという言葉遊びはできない気もします(ジョーイ、ごめん)。これがチャンドラーならありえる提案かもしれませんが。

DVDの日本語字幕は、
レイチェル:”時は金なり”?
ジョーイ:ほかにも”損して得取れ” ”ケツを蹴り上げるぞ”
日本語吹替は、
レイチェル:”時は金なり”ですって。
ジョーイ:おぉ言う言う。”金は天下の回り物”とか”ウォール街まで行ってあんたのケツ蹴り上げてやる、このタコ!”

となっていて、実はこの日本語訳もモニカが他にこういうフレーズを使っていた、ということを暗示させていますよねぇ。でもなぜか私はこの日本語を見て、ジョーイが使えそうな別の表現を持ち出したのだと勘違いしてしまったようです。(そんな風にこの日本語を解釈したのは私だけかもしれません…泣)

もう一度DVDをよく見てみたのですが、
レイチェルの Time is money, my friend? というセリフは、明らかにジョーイに向かって言っています。
だから、それに答えてジョーイが、Yeah, you missed... 「そうなんだよ、レイチェルが聞いてないセリフには、こういうのもあってさ…」とレイチェルに「教えている」ようですね。
そのセリフの後、レイチェルはモニカの方を見て「モニカ、あなた、そんなことまで言ってたの?」というような顔をしていましたし、やっぱり iwarebikoさんの解釈が自然ですね。

それから、You missed が場合によっては私のような解釈として使えるか、についてですが、他にもこういうのがあるよ、と言うんだったら、Why don't you say...? とか、How about...? などの表現を使いますかねぇ?(←これまたピント外れかもしれませんが)
ちょっと話は、ずれますが、
フレンズ1-17その2
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470114.html
に次のような会話が出てきました。
レイチェル: He said it was a sprain, and that was it. (お医者さんは、ねんざだって。それだけよ。)
モニカ: You left out the stupid part. (バカなことした部分が抜けてるわよ。)
私が最初に思った You missed のイメージは、この You left out のイメージから来ているようです。でも、ロングマン現代英英辞典には、miss に omit という語義は載っていなくて、かろうじてそれに近いと思われるのは、
AVOID STH: to avoid something bad or unpleasant [If we leave now we should miss the traffic.]
でしょうか。ですから、You missed = You left out とするのはちょっと無理があるのかもしれません。

と言うことで、どうも私はDVDの日本語訳を誤解して、それに意味が合うように無理やり英語を解釈した、みたいです。
You は Rachel である、ということで私も間違いないと思いますので、ここでお詫びと訂正をさせていただきます。
ただ私が上に書いた説明ではまだピント外れかもしれませんので、何かお気付きの点があれば、どなたでも結構ですので、じゃんじゃんご指摘下さいませ。
Posted by Rach at 2006年10月18日 11:21
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