CHP と ZXY の株をいくつか買った、というモニカに、
ジョーイ: How come those? (どうしてその二つなの?)
モニカ: Well, CHP because I used to have a crush on Erik Estrada. And ZXY because I think it sounds "zexy." (えーっと、CHPは「白バイ野郎ジョン&パンチ」に出ていたエリック・エストラーダが昔、大好きだったから。それから ZXY は、「ゼクシー」に聞こえるでしょ。)
レイチェル: What happened to MEG? (MEG はどうなったの?)
モニカ: MEG was good for me, but I dumped her. My motto is, "Get out before they go down." (MEG も良かったんだけど、でも売っちゃった。私のモットーは「go down (落ちる)前に手を引け」よ。)
ジョーイ: That is so not my motto. (それは俺のモットーと全く逆だな。)
have a crush on は「…に首ったけである、…に熱をあげる」という意味。
フレンズ1-1 で以下のようなセリフもありました。
ロス: You know you probably didn't know this, but back in high school, I had a, um, major crush on you. (君は多分知らなかったと思うけど、高校の頃、僕は、その、君のことがすっごく好きだったんだ。)
レイチェル: I knew. (知ってたわ。)
また、フレンズ1-7その3 にも、have a crush on が出てきます。
エリック・エストラーダ(Erik Estrada)は俳優の名前。
ERIK ESTRADA The Official Website
IMDb: Erik Estrada (I)
この俳優さんが出ていたドラマは、日本では「白バイ野郎ジョン&パンチ」というタイトルになっていますが、原題は CHiPs と言います。
Wikipedia 英語版: CHiPs
CHiP は、California Highway Patrol の略のようですね。(通常は、CHP と略されるようですが。)
モニカは CHP という名前を見て、この番組を思い出し、「そう言えば私、エリック・エストラーダが好きだったのよねぇ。」と懐かしんで、その株を買った、ということですね。
zexy は sexy に発音が似ていてセクシーな名前でクールだと言いたいのでしょうね。
多分、zexy という単語そのものは存在しないのだと思うのですが、でも「ゼクシィ」という雑誌が日本にありますよねぇ。
ゼクシィは、リクルートが発行している雑誌で、結婚準備雑誌というか、結婚に関する情報がいっぱい載っている本です。
昔、デートの待ち合わせを本屋でしていたことがあって、彼(今の主人ですよ!)が来た時、私が熱心にこのゼクシィという雑誌を読んでいたので、彼は怖くて声を掛けられなかったらしい。
「俺にプレッシャーを与えようとしているのかよっ!?」と思ったそうです。
ドレスがきれいだなぁ、って見てただけだよ(笑)。
dump は「捨てる、(恋人)をふる」。
株を売ったので、「捨てた」と表現している、ということもあるのですが、ここではモニカのイニシャルだということで、「彼女をふった、捨てた」みたいな表現になっているのが面白いのかなぁ、と。
get out は「逃げ出す、手を引く、手放す」。
go down は株に関しての話だと、「値が下がる」ということですね。
ジョーイのモットーでの意味は、get out はモニカと同じような意味ですが、go down は「(人が)倒れる、(相手に)屈服する」という意味で暗に「寝る、エッチする」ということを言っているようです。
日本語でも、女性を落とす、とか、相手が落ちる(=陥落する?)、とか言いますが、そういうイメージなのか、文字通り「倒れて横になる(=横たわる)」ことなのか…ここではどっちなんでしょうねぇ?
(Rach からのお願い)
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コメントありがとうございます。
英語のみであっさりと説明して下さっているのですが、過激な内容ですね(笑)。
英辞郎にもそういう意味は確かに載っていますね。
Merriam-Webster Online Dictionary やロングマン現代英英辞典には、go down on として、それと同じ意味が載っていました。
私は上の解説では、down には「床に、地面に、体を横にして」というニュアンスがあるから、それで「寝る、エッチする」という意味になるのだろう、と考えたのですが、この場合の down は「方向が下の方へ」という意味なんですねぇ…(この辺りで止めておきましょう…笑)
私はジョーイのモットーを、「女性(たち)が横たわる前に逃げ出すな。」という感じかなぁ、と思っていたのですが、「女性(たち)がそういう行為をする前に逃げ出すな。」ということになるのでしょうか?
脚本家もそのつもりで、また、観客もそのように受け止めているんでしょうかねぇ? それとも勘ぐるとそういう風にも聞こえるなぁ、ということなのでしょうか?
6-3で女性を面接テストするシーンがあります。
Gに対して女性はStringと答えますジョーイの一方的な解釈で合格です
Pillow→Fight 合格
doggy→Kittenで 不合格になります。doggyに対してもHな答えを求めたのですね。
女性はいたってまじめな答えをしてるのですがジョーイの想像とは違うみたいです。
尚、ネタバレになるので消去してください。おわかりだとは思いますがジョーイ
求めた答えは体位です。
簡単な英語ほど状況によってはとんでもない発言になるので難しいところです。
2-23で Give it to me. をモニカが続けて2度言います。ちょっとどきっとしました。
私もジョーイと同じ程度です。フレンズはけっこう、下ネタが多いです。
確かに「モットー」というほどの大げさなものではないのでしょうね。でも、そうやって言葉の端々からエッチなニュアンスを汲み取りたがるところがジョーイっぽいということなんでしょうねぇ。
「ネタバレになるので消去してください。」とのことなのですが、せっかくなので残しておいてもいいですか?
このブログで 6-3 の解説をするのはいつのことやらわかりませんが(笑)、その時にまたこのコメントを思い出したいと思いますので。その辺りを解説するのが楽しみです。
2-23 はもうすぐ(?)なので、その時に意味をじっくり考えたいと思いますが、だいたいのニュアンスはそのコメントから察しました(笑)。
>簡単な英語ほど状況によってはとんでもない発言になる
おっしゃる通りですね。それは日本語でも同じでしょうかねぇ? 「やる」とか「いく」という言葉に敏感に反応する男性って多いですから(笑)。
で、「ジョーイ」さんも、ジョーイみたいに(←ややこしい)そういう言葉にピクッと反応してしまうんですね。それがわかってこそ、フレンズが面白いわけでしょうから、ピンと来ないウブな私は、まだまだ修行が足りないようです。頑張ります。(←何を?)