2006年11月05日

フレンズ2-22その3

レイチェルがセントラルパークに入ってきました。
妹の卒業式に出席していたようです
ロス: Hi honey, how did it go? (やぁレイチェル。どうだった?)
レイチェル: Agh, it was the graduation from hell. (あー、地獄の卒業式だったわ。)
チャンドラー: Ya know, my cousin went to hell on a football scholarship. (俺のいとこは、フットボールの奨学金をもらって、地獄に通ってたよ。)

graduation は「卒業、卒業式」。
graduation from high school だと「高校を卒業すること、高校の卒業式」になります。
ここでは、「地獄を卒業する」ことではなくて、まるで「地獄の卒業式というのがあったら、こんな感じだったろう」というほど、最低最悪のまさに「地獄のような」と卒業式だった、と言いたいわけですね。
scholarship は「奨学金、育英資金」。
レイチェルの言葉をまた文字通りの意味にとったチャンドラーは、レイチェルの妹が地獄を卒業したことに対して、俺のいとこはフットボールの優秀な選手だったので(?)奨学金をもらえて、そのお金でその地獄(の大学)に通っていた、と返しているのです。


レイチェル: Ya know, I mean this is supposed to be a joyous occasion. My sister's graduating from college, nobody thought she would. It's a true testament to what a girl from Long Island would do for a Celica. (喜ばしい式になるはずだった。私の妹が大学を卒業するのよ。誰もあの子が卒業することになるとは思わなかった。ロングアイランド出身の女の子がセリカのためなら何ができるか、ということを証明するものだったわね。)

occasion は「時、場合」ですが、「特別の出来事、大事な行事、祭典、儀式」という意味もあります。
testament は「証左、あかし、証拠」。
Long Island というのは、New York 州の東南部にある島のことです。
Wikipedia 英語版: Long Island
ということは、レイチェルの実家はここにある、ということですね。
Celica は、トヨタのスポーツカーですよね。
アメリカ人の間でも、かっこいい車として認識されているようです。
この妹は(レイチェルに似て?)勉強にはあまり興味がない(勉強は不得意な)タイプで卒業が危うかったけれど、卒業したらセリカを買ってあげるからと言われて、信じられないほどの力を発揮して何とか頑張って卒業した、ということですね。

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posted by Rach at 08:57| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
1月のTOEIC&英検に向けて猛勉強チューのコトーです♪
Rachさんお勧めの石井先生の文法問題集、いいですね!
これでもか!というくらい、似たような問題が出るので解法が見えてきます。フレンズはシーズン6の3まで見ましたよ〜(見てるだけ。笑)
Posted by コトー at 2006年11月05日 18:20
コトーさんへ
わぁ、コトーさん、お久しぶりです♪
石井辰哉先生の問題集、良かったですか? 気に入っていただけて良かったです。
あの「これでもか!」というしつこさ(?)が大事なんですよね。TOEICは反射的に解くテストですから、あまり「う〜ん」と唸って考えている時間がありません。特に穴埋め問題は、先に選択肢を見てその並んでいる品詞から、問題のポイントを見極めるというのが大切だと思います。
とにかく慣れが大きく物を言うテストだと思いますので、「解法が見えてくる」感じが掴めてきたら、いい感じ!なんじゃないでしょうか? 頑張って下さいね、応援しています。

フレンズはもう6-3まで? 見てるだけ(笑)でも、そこまで見たなんてすごいですよ。このブログでシーズン6を解説するのは、いつになるんでしょうねぇ?
Posted by Rach at 2006年11月06日 09:40
単純に計算するとシーズン6は四年後ですか? そのころになるとフレンズが学習者の間でどのように認識されているのか興味があります。
ブルックリン好きのレイチさんにしてはロンガイランドの説明があまりに淡々として他人行儀ですねぇ、、、ここでの脱線話を秘かに予想・期待してたのですよ。
Posted by FDJ at 2006年11月08日 08:34
FDJさんへ
最近は1ヶ月1エピソードという surprisingly slow なペースになっていて、シーズン6が4年後かどうかはちょっとわからないのですが(笑)、その頃に、英語学習者の間で「ドラマで学習するなら絶対フレンズ!」という人がもっと増えているといいですよね。
私がこのブログを始めるずっと前から、FDJさんはフレンズが英語学習に向いていると感じておられたんでしたよね? 私がフレンズではなく、スタートレックを扱っていたら、FDJさんと出会っていなかった可能性もあったわけで、、、(笑)

私が2001年に英語のやり直し学習を始めた時に、雑誌「日経WOMAN」にオススメとして「フレンズ」が挙げられていました。また、TOEIC満点ホルダーのカリスマ予備校講師として有名な安河内哲也先生という方も、「フレンズが好き、英語学習にオススメだ」とあちこちで語られているそうです。(安河内先生がフレンズ好きだという話は、ブログを始めてから知りました。)
ですから、英語学習者の間では「知る人ぞ知る」存在のフレンズで、実際、フレンズを扱った英語サイトも多いですよね。
そういう数あるブログの中で、私は特に「フレンズ」に特化して、ブログのタイトルにも「フレンズ」を入れて、このドラマが絶対に学習に向いているという「確信」みたいなものを出したいと思ったんですよ。(最近、すぐに「確信」という言葉を使いたがる…その自信は一体どこから?…笑)
このブログのタイトルを見て、そこまでこだわる価値のあるものかどうかを自分で確かめてやろう!と思う方が増えるのを期待していたりします。
シットコムは本当に好き嫌いの分かれるドラマですが、これを字幕なしで「笑える」ということがどんなにすごいことか(←自画自賛)というのをたくさんの方に体験していただきたいんですよ。
(ちょっとFDJさんが話を振っただけなのに、えらく熱く語りすぎましたかねぇ、、、笑)

ところで、Long Island の件ですが、予想と期待を裏切りまして申し訳ありません。私って、an unpredictable woman なんですよ、きっと(爆)。
実はあまりよく知らなくて、脱線しようにも脱線できないのですが…。
ロングアイランドというと、ブルックリン(Brooklyn)やクイーンズ(Queens)があるところです、くらいしか書くことが思いつかなくって…(泣)
でも、フレンズ2-20その18
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470552.html
で、同じくロングアイランドにあるナッソー(Nassau)については、もう少し詳しく語っていましたねぇ。
それに比べると、今回の説明は確かに「淡々として他人行儀」(笑)ではあります。

ブルックリン好き♪のレイチではあるのですが、実際に訪れたこともないわけですから、自分でも何が好きなのかよくわかんない(笑)。
「ブルックリン・アクセント」という言葉の響きがニューヨークっぽくってかっこいいから好きなだけなのかも…。
ブルックリンが舞台の映画は、グッドフェローズ(GoodFellas)しか見ていませんし…。

フレンズ2-21その11 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470582.html#comment
で、FDJさんにいじめっ子たち(カール&アーサー)のアクセントの話題を振っていただきましたよね。その時に、私の知り得る限りのブルックリンの話(ウディ・アレンとか)を書いてしまったので、もうここでは書くことがなくなってしまったのかもしれません。

私に期待されるより、FDJさまご自身がブルックリンにお詳しいんでしょう? 「ブルックリン好きのレイチさんにしては、、、」などと”いけず”なことはおっしゃらずに(笑)、何か面白いネタを提供してくださーい!
Posted by Rach at 2006年11月08日 15:12
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