レイチェルパパが、チャンドラーたちの部屋から出て来たのを見て、
ロス: Hey, hey, where you uh, sneakin off to, mister? (もしもし、どちらへこっそり出かけるおつもりですか?)
sneak は「こそこそと出入りする」。
靴のスニーカーは sneaker ですよね。
底がゴムで足音を立てずに静かに歩けるから…なんでしょうね、多分。
off to は「…へでかける」。
フレンズ1-9その1 にも出てきました。
ロス: Yeah, I think you take your scotch back in there and I will get your cigarettes for you, sir. (ドクターはスコッチを持ってあちらに戻っていただいて、僕がタバコを取ってきますよ。)
レイチェルパパ: Get my glasses too. (眼鏡も取ってきてくれ。)
ロス: All righty-roo. (わかりましたよ〜ん。)
ドアを閉めた後、
ロス: What a great moment to say that for the first time. (あれを初めて言うのに、まさに最高の頃合(ころあい)だったな。)
All righty-roo. について。
All righty だけでも、All right. より軽い感じだと思われますが、そこにおまけに roo (ルー)という語尾までついていて、軽い感じがさらに強まっているように思えます。
ちょっとおふざけが入っている感じで、かなり古風な言い方をすると、「がってん承知の助」とか?
いや、もっと若者っぽい表現なんでしょうね、きっと。…「わかったぴょん」とか??
その軽い返事をしてしまった後、ロスは反省しています。
What a great moment 「なんてグレイトな時機(チャンス)なんだ」とでも言うように感嘆文を使っていますが、これはもちろん自分で皮肉っていて、「もう最悪、全くどうしてこのタイミング(または状況)で、こんな言葉を使ってしまったんだろう」ということですね。
フィービー: Oh no, ooh, ooh! Did somebody forget to use a coaster? (あらまぁ! 誰かコースターを使うのを忘れた?)
モニカ: What? (何ですって?)
モニカが慌てて見に来ている間に、ガンターに "Go!" とサインを送るフィービー。
モニカ: I don't see anything. (何も見えないわよ。)
フィービー: Great, I'm seeing water rings again. (それは良かった。私はまたウォーター・リングを見ているのね。)
誰かがコースターを使ってないと知って慌てるモニカ。
実はモニカはかなりの潔癖症で、テーブルにグラスの跡がつくことすらいやだ、という人なんですよね。
フレンズ1-6その3 で、コースターがないことをどれほどいやがっているかがわかるセリフが出てきました。
そのエピソードを覚えている人は、ここでかなり笑えると思うのですが。
ちなみに、これが、フレンズ2-22その11 で出て来た create a diversion (誰かの気・注意をそらす)ですね。
モニカの性格がよくわかっているからこそできるワザです。
water ring は「水の輪」で、ここではグラスの跡のことを言っています。
I'm seeing と現在進行形になっているのは、占い師が「私には…が今まさに見えている」みたいな感じで、他の人には見えないものが自分にだけ見えているかのようにフィービーは言っているのでしょう。
(Rach からのお願い)
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「わかったぴょん」んんん…
ファイトだ、Rach!
まゆみはRachさんをいつまでも見捨てへんで!
あれれ〜? 「がってん承知の助」とか「わかったぴょん」ではニュアンス伝わらへんかったかなぁ、やっぱり(笑)。
DVDの日本語字幕では
ロスが「任せてよ」と言った後、ドアの外で「ついタメぐちを」と反省する…
という風になっていました。
とにかく、厳格なレイチェルのお父さんに対して使う言葉遣いではない、ってことですよね。
「了解しました。」を軽く言う感じで「りょ〜か〜い!」か「了解しましたよ〜ん!」くらいの説明にしておけば良かったですかねぇ?(笑)
「わかったぴょん」はともかく、「がってん承知の助」という言葉が頭から離れなくて…何でだろう?