レイチェルママ: Ross, whose glasses are those? (ロス、それは誰の眼鏡?)
ロス: Mine. (僕のです。)
レイチェルママ: You wear bifocals? (あなた、遠近両用眼鏡をかけてるの?)
ロス: Um-hmm. [と眼鏡をかけてみる] I have a condition, apparently, that I require two different sets of focals. (僕にはある健康上の問題があるんですよ、どうやら、2つの違った焦点の眼鏡が必要なようで。)
glass の複数形 glasses は「眼鏡」ですよね。
右目と左目で二つあるから複数形、眼鏡1個は a pair of glasses と言う…などは、よく学校で習った話ですが、whose glasses 'are those'? と後ろに続く動詞と代名詞も複数になる感覚は、なかなか日本人には難しいのではないかと。
何となく、whose glasses is that? とか言っちゃいそうな気がしません?(私だけ?)
glasses という単語からこれが複数形であることが頭にないといけないし、glasses という複数形の後に is が来るのも変だと思わないといけないのですが、目の前に見えているのが日本人にとっては一個(つまり単数)の眼鏡なので、that とつい言ってしまいそうになる…。
もう、こういうのは「慣れ」の問題なのでしょうが。
bifocal は形容詞「レンズが遠視と近視の二焦点の、遠近両用の」、そして「遠近両用眼鏡」という名詞にもなります。
bi- は「2、双、複」という接頭語。
簡単なところでは、bicycle 「自転車」(輪が二つあるから)。
他には、biannual 「年2回、半年ごとの」、bilateral 「二者間の、二国間の、双務的な」…、bisexual 「両性愛の」というのもありますね。
focal は focus 「焦点、ピント」の形容詞形です。
condition は「健康状態、体調、コンディション」。
また condition だけで「(身体の)異常、病気」という意味にもなります。
例えば、I have a heart condition. なら「私は心臓が悪い。」という意味になります。
ここでは、condition で、ある健康状態を指していて、that 以下でその内容を説明しています。
I have a condition that... と続くので、「何か対処しなければならない悪い状態がある」と言おうとしているのがわかりますよね。
apparently は「どうやら…らしい」という意味でよく出てきます。
フレンズ2-21その24 で、この apparently について説明しています。
自分のことなのでここで apparently を使うのはおかしいと思うのですが、遠近両用眼鏡をかけなくてはならないその健康状態をうまく説明できなくて言い淀んでいる感じを出しているのでしょうね。
two different sets of focals というのは、bifocals 「遠近両用眼鏡」を別の言い方で言っているだけなので、結局、「遠近両用眼鏡が必要な状態なので、それをかけている」ということになり、説明にも何にもなっていないわけですね。
(Rach からのお願い)
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2006年11月16日
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