フィービー: No. No, he is my submarine guy. He resurfaces like every couple years and we have the most amazing three days together. Only this time, he's coming for 2 weeks. Two whole weeks, which means "yea"! (違う、違う。ライアンは「潜水艦の彼」よ。彼は2、3年毎に、また浮上してきて、私たち二人は最も素晴らしい3日間を過ごすのよ。今回だけは、2週間もいる予定なの。まるまる2週間よ、それって「イェイ!」って感じ。)
レイチェル: So wait, this guy goes down for, like, two years at a time? (ちょっと待って。その人は、一度潜ったら、2年間も潜ったままなの?)
口にマフィンが入ったままなので、言い返せなくて悔しそうなチャンドラー。
モニカ: That'll teach you to lick my muffin. (それでわかったでしょ、私のマフィンをなめるとどうなるか、ってことが。)
surface は、名詞では「表面、水面」、動詞では「(潜水艦などを)浮上させる、(潜水艦・タイバーなどが)浮上する」という意味になります。
それに 「再」を意味する接頭語 re- がついているので、resurface は「再び浮上する」という意味になります。
which means "yea"! の which はその前の Two whole weeks を指していますが、いつもは2、3日しか過ごせないのに今回は2週間、いつもと比較すると一緒にいられる時間がものすごく長い、「2週間も!なのよ」というニュアンスですね。
素晴らしさや嬉しさを表現するのに、amazing とか wonderful とか great とかいろいろ表現はあるでしょうが、ここでは means "yea" となっています。
yea は yes「はい」と同じ意味で、発音は「イェイ」です。
この表現が何だか可愛らしくてフィービーらしいと思うし、"yea" の言い方ですごく喜んでいるのがわかります。
まさに日本語で嬉しい時にイェイ!(イェー!)というのと同じニュアンスなんですね。(当たり前か…笑)
「やったぁ! ラッキー! 最高!」って感じ、というところでしょうか。
レイチェルがツッコミを入れているのですが、これはフィービーの "He resurfaces like every couple years" の文章の he を文字通り受け取ったふりをしているのですね。
上にも書きましたが、resurface は主語が潜水艦でもダイバーでも使えます。
ライアンは a submarine guy だと事前にフィービーは説明しています。
だから、He resurfaces と he が主語になっていても、潜水艦が浮上してくる(そしてその中に乗っているライアンも一緒に浮上してくる)、というのは誰でもわかるのですが、レイチェルはフィービーが his submarine ではなくて he と言ったことにわざと注目して、まるで一度潜ったダイバーが2、3年毎に浮上してくるかのように捉え、 そのライアンって人は、goes down for two years at a time 「一度に2年間(水中に)潜る、一度潜ると2年間は沈んだままである」のか?、と聞き返しているんですね。(もちろん冗談で)
まるで海女(あま)さんのように水中で長く息を止めていられるんだねぇ、とでも言いたげです。
スキューバダイビングで背中にボンベをしょっていたとしても、2年は長すぎます(笑)。
きっとチャンドラーもフィービーの he resurfaces という言葉を聞いて、レイチェルと同じことを思ったんでしょうね。
his submarine じゃなくて、he なのかよ、それじゃあ、まるでダイバーが潜ってるみたいじゃん…と言おうと思ったのに、レイチェルに先を越されたので、悔しがっているわけ。
"That'll teach you to lick my muffin." の説明は明日にします。
文法的に説明すると長くなったので…(文法談義はもううんざりですかぁ?…笑)
(Rach からのお願い)
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レイチェルのgo downについて、何か話したいと思います。
(前、go downは下品の意味も持っている話があったと思います。)
そういえば、go down にはエッチ関係の過激な意味もありましたね。
フレンズ2-21その15 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470587.html#comment
でその話題が出ていました。
その go down という言葉に反応して、エッチな方向のジョークを言おうとした、という可能性もあるのかもしれませんね。
私は「”彼が”2年間水中にもぐったまま」と表現したのが、超人的な能力の持ち主みたいに聞こえるので、それについてジョークを言ったのかと思ったのですが…。
レイチェルが go down というフレーズを使ったのを聞いて、ジョーイがニヤニヤしながら、Oh, he really likes going down, huh? 「その彼はほんとに go down するのが好きなんだねぇ?」みたいに言えば、go down をそういうエッチな意味で捉えた、というのがわかる気もするのですが。
人が言った言葉をエッチ系の意味にすりかえるのはジョーイの役回りのような気がして、ここでチャンドラーがそれ系のことを言おうとするかなぁ?という気もします。