モニカとレイチェルが、水ぼうそうのできものを隠そうと、フィービーに化粧をしているのですが…。
レイチェル: You see, you look beautiful. For god sakes, dim the lights. (ほら、フィービー、きれいよ。[モニカに]お願いだから、ライトを暗くして。)
鏡を見たフィービーはびっくり。
フィービー: I, I, I'm hideous! (私、私・・・ものすごい顔になってるわ。)
モニカ: It's gonna be okay. Ryan's been underwater. He's just gonna be so glad that you don't have barnacles on your butt. (大丈夫よ。ライアンはずっと水中にいたんだもの。あなたのお尻にフジツボがくっついていない、ってことで喜んでくれるわよ。)
hideous は「見るも恐ろしい、おぞましい、ぞっとする、ひどく醜い」
Merriam-Webster Online Dictionary には、
hideous: offensive to the senses and especially to sight : exceedingly ugly
つまり「感覚、特に視覚に不快感を与える。甚だしく醜い」ということで、これは本当に「ものすごい」形容詞ですね。
ugly 「醜い」という形容詞だけでもかなりひどくて、女性に対して使ってはいけないと言われていますが、それに exceedingly 「非常に、きわめて、甚だしく」がついているわけですから…誰かの顔を形容するのに使ったら、その人にブン殴られるでしょうねぇ、きっと(笑)。
ずっと海の中で海中生物しか見ていない彼のことだから、フジツボがついていない、ってことだけで彼は喜んで、フジツボよりは小さいそんなちょっとしたできものなんか彼は気にしないわよ、と慰めているようですが、あまり慰めにもなっていませんねぇ。
フィービーの恋人、ライアンが登場します。
チャーリー・シーン(Charlie Sheen)ですね。
「プラトーン(Platoon)」「メジャーリーグ(Major League)」「ホット・ショット(Hot Shots!)」などで有名です。
(が、どれも見てないです…だから私はチャーリー・シーンには詳しくないです…泣)
Wikipedia 英語版: Charlie Sheen
IMDb: Charlie Sheen
父のマーティン・シーン(Martin Sheen)は、「地獄の黙示録」などで有名な俳優ですが、最近ではアメリカの政治ドラマ「ザ・ホワイトハウス」(原題: The West Wing)のバートレット大統領役で有名ですよね。
チャーリー・シーンは女優のデニス・リチャーズと結婚していましたが、今年(2006年)にデニスが離婚を申請しました。
デニス・リチャーズは「007 ワールド・イズ・ノット・イナフ」(The World Is Not Enough)に出演したボンド・ガールで、フレンズにもシーズン7にゲスト出演しています。
(Rach からのお願い)
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モニカも子供の頃から結婚式にはべイシティーローラーズの曲を使うのを夢見てたようですが。ラブ・アクチュアリーでお葬式にべイシティーローラーズを使うように言い残した奥さんのお葬式の場面があって涙を誘いました。ラブ・アクチュアリーにもデニス・リチャーズがでています。この時期おすすめの映画です。
スコットのジョークですが、もう一つピント来ません。この話で思い出したのは7−3の秘伝のクッキー・レシピです。フィービーのおばあちゃんのおばあちゃんのネセレ・トゥルーズから引き継いだと言う話です。それを聞いてモニカは市販のクッキーのレシビと気づくのですが、日本では昔はネッスル、いまはネスルと社名が変わったそうですがインスタントコーヒーのあのスイスの食品メーカーですね。スコットの言っているサンドウィッチとFleischman's は何か因果関係があるのかもしれません。聞き慣れないFleischman's という名前が気になります。ここは聞き流してください。
Wikipedia の Career の項目を見て、スピン・シティ(Spin City)の主役をやっている(マイケル・J・フォックスの代役で、とも書いてある)のは読んだんですが、何しろ、そのスピン・シティというドラマを全く知らなくて…(笑)。そんなに有名なドラマなんですね。
Wikipedia 英語版: Spin City
によると、Deputy Mayor of New York City (ニューヨーク市の市長補佐官[副市長、助役?])を演じているんですね。おまけに、その役で、ゴールデングローブ賞を受賞している。
ウィキペディアの Trivia にいろいろ書いてあるのですが、私が面白いなと思ったのは、
「チャーリー・シーンがスピン・シティでニューヨーク市の市長補佐官を演じていた同時期に、彼の父マーティン・シーンはザ・ホワイト・ハウス(The West Wing)でアメリカの大統領を演じていた。」
「ある期間、スピン・シティは火曜日の9:30に ABC で放映されていた。それに対抗する形で(同じ時間帯の裏番組として) NBC ではリー・トンプソン主演の「キャロライン in N.Y.」(Caroline in the City)というシットコムが放映されていた。(リー・トンプソンは、バック・トゥ・ザ・フューチャー三部作でマイケル・J・フォックスの母を演じていた。)」
私はマイケルと言えば、バック・トゥ・ザ・フューチャーを思い出すものですから…(笑)。
フレンズ2-6その2
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470220.html
で、リー・トンプソンがゲスト出演していましたし。
IMDb: Denise Richards
http://www.imdb.com/name/nm0000612/
を見ると、確かに、となりのサインフェルド(1993年)、フレンズ、スピン・シティの全てのシットコムにゲスト出演しているのがわかりますね。
ネットでざっと見る限りは、スピン・シティの共演が縁で結婚した、と書いてあるものが多いですね。
Biography for Denise Richards の Trivia にこんなことが書いてありました。
「デニスとチャーリーの二人は、1993年の映画「ローデッド・ウェポン1(Loaded Weapon 1)」に端役で出演している(同じ画面に登場することはない)。数年後に、2001年の映画 Good Advice (←日本では未公開?)のセットで二人は出会い、恋に落ちた。」
IMDb: Good Advice (2001)
http://www.imdb.com/title/tt0243931/
の Trivia にも、「チャーリー・シーンは、この映画で、未来の妻となるデニス・リチャーズと出会った。」
と書いてあります。
IMDb の filmography を見ると、2001年に、まずフレンズにゲスト出演して、それから Good Advice という映画で共演して、スピン・シティに出演して…という順番になっていますね。
この順番は公開順かもしれないので、撮影の順序がこの通りかどうかはわかりませんから、別にどっちが先でもいいんですが(笑)、フレンズにゲスト出演した頃に、Good advice と Spin City で二人が出会っている、というのが何だか興味深いですよね。フレンズでもボンド・ガールを意識したとてもセクシーな役どころでしたから、チャーリー・シーンもその魅力に参ってしまったんでしょうか?(笑)。
ラブ・アクチュアリーについては、以前に夫婦の会話の話で例に挙げておられましたよね。catchさんのお気に入りの映画なんですね。(見てなくてすみません)
ところで、「ベイ・シティー・ローラーズ」!
私、BCR(Bay City Rollers)、好きなんです。ベスト盤をレンタルしてカセットに録音したのをよく聴いていました。(←好きなら、CD買えよ!)
これもまた、リアルタイムではなくて、きっかけがちょっと変わっているのですが…。
ある音楽雑誌で、「あなたがお気に入りの曲でカセットテープを作るとしたら?」みたいな企画があって、その時、ユニコーンの奥田民生さん(と他のメンバーも)が、BCRの曲、I Only Want to Be With You と Rock'n Roll Love Letter を挙げておられたんです。
私は全然知らなくて、早速レンタル屋さんで借りてきたんですが、聴いてみるとキャッチーな曲が多くて、気に入ってしまって、よくそのテープを聴いていました。
CDのライナーノーツには、タータンチェックのファッションで有名で、日本ではアイドルのように女の子にキャーキャー言われてすごい人気だった…などと書いてありました。
車のCMか何かで、Saturday Night が使われていたこともありましたね。最近もどこかでBCRのCM曲を聴いた気がしますが…。
I Only Want to Be With You と Rock'n Roll Love Letter は今でも多分歌えますし(笑)、Bye Bye Baby とか、You Made Me Believe In Magic とかも好きでしたね。
私は、アリー my Love のサントラ盤CDを持っているんですが、そこには Vonda Shepard が歌う、テンポのゆっくりした、I Only Want To Be With You が入っていて、「おぉ、懐かしいぜ!」と思いながら聴いていました。
スコットのジョークについては、私は単なる「内輪ネタ」だと思ったのですが、内容はもっと深かったみたいですねぇ。
catchさんの
>スコットの言っているサンドウィッチとFleischman's は何か因果関係があるのかもしれません。聞き慣れないFleischman's という名前が気になります。
というのを読んで、あぁ、そうか!と思いました。そのフレンズ7-3 を例に出して下さったように、その名前を聞いて、サンドイッチを思い出す、という方がジョークとしては面白いし、あえてその名前を出した意味も理解できますよね。Fleischman's group とわざと所有格を使っているのも、そういう連想をさせるための仕掛けなんでしょうね。
コメントを読ませていただいて、「あぁ、これは聞き流せませんな!」と思っていたら、
フレンズ2-23その11 のコメント欄
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470643.html#comment
で、おちかさんがいろいろと調べて下さいましたので(聞き逃せないと思ったのは、私だけではないらしい…笑)、そちらに私なりに思ったことを書かせていただいています。
お二人のお陰で、セリフの深い意味がわかって、とても嬉しいです。ありがとうございました!
そう言えば、細かい話なんですが、catchさんは「サンドウィッチ」と書かれますよね。私も「サンドウィッチ」と書く方が慣れているんですが、手持ちの英和辞典には「サンドイッチ」と書いてあって、日本語としてはサンドイッチの方がポピュラーなのかな?と思って、「サンドイッチ」と書いています。でも発音から言うと、「サンドウィッチ」ですよねぇ…口はやっぱりすぼめないと…(笑)