2007年01月08日

フレンズ2-24その6

レイチェルが親友ミンディの結婚式に出席するのをいやがっているので、
ロス: So don't. I don't see why we have to go to this thing anyway. It's your ex-fiance's wedding. (ならやめたら。とにかく、どうして僕たちがこんなのに行かないといけないのか、理由がわからないよ。君の元フィアンセの結婚式だよ。)
レイチェル: Because I promised Mindy I would. (だって、ミンディに(花嫁の付き添い役をするって)約束したんだもの。)
モニカ: Yeah, well, you promised Barry you'd marry him. (そうよね、ほら、あなたはバリーとも結婚するって約束したんだもんね。)
レイチェルはモニカをにらみます。
レイチェル: Look you guys, I have to go. I'm the maid of honor. And besides, you know what, I just need to be in a room again with these people and feel good about myself. (ねぇみんな、私は行かなくちゃいけないの。私はメイド・オブ・オナー[花嫁の付き添い役]なのよ。それから、またあの人たちと同じ部屋にいて、良い気分でいる[過ごす]必要があるのよ。)

Don't. は「やめろ、やめて」。
don't の後は省略されていますが、この場合は、その前にレイチェルが I cannot believe I have to walk down the aisle... と言っているので、So don't walk. (それなら[歩きたくないなら]、歩くな。)ということなのでしょうが、つまりは Don't go. 「その式に行くな。」という意味ですね。
次のセリフでロスも、we have to go to... と go を使っていますし。
フレンズ2-21その16 にも "Don't." というセリフが出てきました。
ミンディと約束した、というシーンは、フレンズ1-20その4 に出てきました。
ミンディ: Will you be my maid of honor? (付き添い役やってくれる?)
というセリフでしたね。

まず結婚式の花嫁の付き添い役[花嫁介添え人]というと、bridesmaid (ブライズメイド)という役があります。
その bridesmaid という単語は、フレンズ1-1 に出てきました。(本文記事で取り上げるのを忘れておりますが…笑)
ロングマン現代英英辞典によると、
bridesmaid: a girl or woman, usually unmarried, who helps a bride on her wedding day and is with her at the wedding
つまり、「たいていは未婚の少女または婦人で、結婚式当日に花嫁を助け、結婚式で彼女の傍に付き添う(人)」
そして、今回話題になっている maid of honor というのは、同じくロングマン現代英英辞典によると、
maid of honor: the most important bridesmaid at a wedding
つまり、「結婚式で一番重要なブライズメイド」ということです。
ですから何人か bridesmaid がいて、その中でも一番重要度が高いまとめ役みたいな感じなのでしょうね。
男性の新郎側にも同じような付き添い役があります。
「結婚式での花婿付き添いの男性」のことを groomsman と言います。
そして、その複数いる groomsmen の中で主要な人を best man と言います。
つまり、花嫁側の bridesmaid と maid of honor の関係が、花婿側では groomsman と best man になるわけですね。
このエピソードでは、後ほど best man も登場します。

約束したから行かなくちゃというレイチェルに、「レイチェルはバリーとも結婚の約束をしてたわよね。」というモニカのキツい一言が。
つまり、結婚をするという大事な約束を破ったのに、友達の付き添い役の約束なんて破っても構わないんじゃない? どうしてバリーとの約束は平気で破ったのに、女友達との約束はそんなに気にするの?とでも言いたげです。
these people は 200人はいるというその式の出席者のこと。
レイチェルはミンディと親友で、バリーは元婚約者、つまり、レイチェルは彼らと言わば同じ society の人間なので、出席者はレイチェルの知っている人ばかり、そしてバリーとレイチェルの結婚式にも参加しており、レイチェルが逃げたことを知っている人ばかり、ということですね。
この I just need to... の部分なんですが。
自分にとっては結婚式を逃げ出したことは決して良い思い出ではないけれど、わざとそういう境遇に自分を追い込んで、そのトラウマを自ら克服する必要がある、という意味でしょうかねぇ?
feel good about myself は「自分に満足する、自分が良い気分になる」という意味のようですが、これもそこで「楽しく過ごす」という意味ではなくて、「自分が頑張っていることを実感する、不安になったり気分を害したりすることなくその場にいる、”私は大丈夫よ”と思える」という感じなのかもしれません。

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posted by Rach at 08:36| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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