昨年末最後の記事、M-1グランプリ2006(今さらですが) のコメント欄 で、フレンズ1-19 とフレンズ1-24 に関するご質問をいただいておりました。
息子(小1)も今日から給食が始まって(笑)、生活リズムもいつものペースに戻ったところで、改めて、その質問に関する記事を書いてみたいと思います。
質問に対する私なりの回答は、エピソードの時系列に沿っておらず順不同となっていますが、何卒、ご了承下さいませ。
まずは、1-24 のエピソードから。
(質問) no get invited back とはどういう意味?
チャンドラーとジョーイが、炭(すみ)を持ってモニカの部屋にやってきます。
レイチェルの誕生日パーティーのために、バーベキューをするのです。
チャンドラー: Men are here! (男たちが来たぞ!)
ジョーイ: We make fire. Cook meat. (火を起こす。肉を焼く。)
チャンドラー: Then put out fire by peeing, no get invited back! (それから、おしっこで火を消す!…以下省略)
上で色をピンクにした部分の no get invited back の解釈はどうなるのか?というご質問でした。
ちなみに、DVDの日本語では「そのあと火は小便で消すから心配いらない。」となっていました。
私は、過去記事、フレンズ1-24その1 で、そのセリフを取り上げていますが、その時は、「それから、火事にならないように、おしっこで火を消す!」と訳してあります。
その時にどうしてそう訳したのか、という説明が足りなかったのでそれを今回補足したかったのと、今改めて見直してみると、もっと別の解釈もあり得るかも…と思ったので、今回、記事にしてみたわけです。
正直、私もよくわかりませんので、はっきりしない記事になっていますが、お許し下さい。
まず、get+過去分詞の形は、「…の状態になる、…される」ということですね。
研究社 新英和中辞典の get の項目に、
get+過去分詞=(…)される
I got caught in the rain. 雨に降られた。
He got scolded for being late. 彼は遅れてしかられた。
さらに、この get の用法の説明として、
この構文は動作を主とした結果に重点を置く受動態として 「be+過去分詞」に代わって用いられる。従って get は助動詞的である。
と書いてあります。
ですから、get invited back は be invited back とほぼ同じ意味ということですね。
invite は「招待する、招く」「求める、請う」という意味ですが、研究社 新英和中辞典によると、
「(非難・危険などを)もたらす、招く」
また、英辞郎によると、
「事態を引き起こす、〜の誘因になる」
invite criticism 批判を招く
His rudeness invited an angry retort. 彼の無礼が腹立ち紛れの口答えを招いた。
という意味もあります。
"invite fire" でぐぐると、何となく「火事を誘発する」みたいな意味で使われているような文もありますので、no get invited back は fire won't get invited back というような意味で(←こういう英文が存在するのかどうかもわからないけど)、「火がまた誘発されることはない」という感じかなぁ?と思ったので、過去記事では、「火事にならないように」と自分では訳したみたいです(当時の考えが、今となってはよくわからないけど…笑)。
DVDの日本語の「心配いらない」という意味が頭にあって、それに近い解釈を探したのかもしれません。
ですから、そういうニュアンスで再度、日本語に訳してみると、「それから、おしっこで火を消す! (だから)火事にならない!」みたいな感じかなぁ、と。
でも、「火事にならないように」とか「これで火事になることはない」みたいな意味なら、もっと他の表現を使う気もします。
さらには、Then put out fire by peeing, no get invited back! という文章では、put out の主語は省略されていますが、we (will) put out fire ということでしょうから、その後に続く文章の主語も we だと考える方が普通なのかもしれません。
このセリフの意味がわかりにくいのは、no get invited back というのが、文法的にちょっと変な感じの文章だからですね。
このチャンドラーとジョーイの話し方を聞いていると、原始人の真似っぽい感じがするので、そういう昔のまだ言葉が洗練されていない頃のカタコトっぽい話し方なんだと思うんですよ。
もし、no get invited back が we のことを言っているとした場合はどうなるでしょう?
意味としては、We don't [won't] have to get invited back. 「我々は invite back される必要がない。」、または、We won't get invited back. 「我々は invite back されることはないだろう。」のような意味でしょうか?
invite back を普通に調べると、次のような意味が見つかります。
英辞郎に、
invite someone back
(人)を再び[日を改めて]招待する
ロングマン現代英英辞典では、
invite somebody back (phrasal verb)
1 to ask someone to come to your home, hotel etc after you have been out somewhere together
(invite somebody back for の例)
Richard often used to invite me back for coffee after the show.
2 to ask someone to come to your home, your office etc again
例) If you keep arguing with Gerry, they won't invite us back.
1 は「どこかへ一緒に出掛けた後で、自分の家やホテルなどに来るようにと誰かを招く[呼ぶ、誘う]こと」
(ask は「頼む」ですが、ask someone to come の場合は「来てくれるように頼みこむ、依頼する」という感じではなくて、「招待する、招く、誘う」という意味になります。英和辞典にも載っています。)
例は、「リチャードはショーの後、しばしば、コーヒーを飲もうと私を家に誘ったものだった。」
2 は「誰かを自分の家や会社に再び来るようにと招くこと」
例は、「もし君がゲリーと論争を続けるのなら、彼らは私たちを再び家へ招くことはないだろう。」
で、上の一般的な invite back の意味だと考えて、改めてこのフレーズの解釈をしてみましょう。
2つの案を考えてみました。
1つ目は、「おしっこで火を消す!」の後のフレーズですから、火は消えてもう安全だから、再び僕らに助けを求める必要もないので、僕らが再度ここに呼ばれることはないだろう、という意味。
2つ目は、バーベキューの火をおしっこで消したら汚いですよね(笑)。
だから、そんなことをしたら、もうこの部屋には出入り禁止になってしまうだろうな、という意味。
ということで、no get invited back とは、fire のことを言っているのか、we のことを言っているのか、さて、どちらでしょう?
ネイティブはこのセリフを聞いて、頭に何を思い浮かべたんでしょうねぇ?
(消化不良になりそうな記事でごめんなさい…笑)
(Rach からのお願い)
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もうすぐ卒業を迎える高校生です
僕も先生に勧められて、フレンズを英語の勉強と趣味で使っているので、このブログを毎回参考にさせてもらっています。
ちなみに1回全部見終わったので今は2回目に突入しています
さて
今回コメントしようと思ったのは、no get invited back のことなのですが、僕も気になって、学校にネイティブがいるので聞いてみたところ、「自虐ネタだね。おしっこで火を消す為には見せなきゃいけない(出さなきゃいけない)モノがあるだろ?そんなもの見せたら2度とパーティーとかに招待されない(I can't get invited back.)ってことだよ」って言ってました
参考になればと思います
また何かあったらコメントしようと思いますので、よろしくお願いします。
初めまして。コメントありがとうございます。
高校生の方なんですね? そんなに若い方からコメントをいただいたのは初めてではないかしら?(笑)。とっても嬉しいです。
高校生で(←しつこいですが…)、フレンズを「英語の勉強と趣味で使っている」というのがすごいです。(自分が高校生だった頃のことを考えると、とてもフレンズなどの海外ドラマを「教材」として使えるほどの実力がなかったと思うので…)
1回全部見終わったというのは、シーズン1から10まで全部ご覧になった、ってことですよね? 私のブログでは物足りないかもしれませんが(笑)、参考にしていると言っていただけて嬉しいです。
さて
no get invited back についての貴重なご意見をありがとうございました!
まず、「学校にネイティブがいて」その人に尋ねることができる、という環境が羨ましいです。私は自慢じゃないですが、ネイティブの友達が一人もいないんですよ。この長い人生で、知り合う機会がなかった、という(笑)。電話やメールで、気軽に聞ける間柄の友達がいたらいいのになぁ、といつも思っているんですが…。
そのネイティブの方のご意見は非常に説得力があります。やっぱり get invited back は、一番素直な、「(パーティーなどに)再度招待される」という意味に捉えるのが自然なんでしょうね。(このエピソードは「レイチェルの誕生日パーティー」の話なわけですし…)
やはり、get invited back の主語は we だと考えるのが妥当なんですね。
そして、笑いのポイントは by peeing 「おしっこで」にあるんでしょうね。
私も上の記事内で、「汚いから」という理由を1つ考えてみましたが、「モノを見せたので顰蹙(ひんしゅく)を買って」二度と呼ばれない、という理由の方がフレンズらしくて面白い気がします。
フレンズの他のエピソードでも、誰かのそういうモノが見えるとか見えないとかでフレンズたちが騒いでいることがありますよね。ジョーイが下着を着けていないので、よく注意されたりもしていますし…。
ferreroさんのご友人のネイティブの方のご意見を見ると、その方はチャンドラーがよく自虐ネタを言うこともご存知で、チャンドラーというキャラクターをかなりわかっておられるようですから、そういう意味でもそのご意見は信頼できるものだと思うのです。
ただ、微妙なのは、「どうして get invited back されないか?」という「理由」に関しては、それをどう考えるかは視聴者が感じたイメージによって、意見が分かれる可能性もある、ということでしょうか?
まず、このセリフの解釈で一番の問題点は「抜けている主語が何か?」であって、それはそのネイティブの方の言うとおり、I (または We である)という解釈が正しいのだろうと思います。やっぱりここで fire のことを言っていると捉えるのは不自然だ、ということですね。ここの主語が何であるか?については、恐らく、ネイティブの意見が一致するところで、私も今回、まずはそれを知りたかったわけです。
主語がわかったその時点で、このセリフの解釈は言わば「終わり」で、セリフを訳すとすると、
チャンドラー: Men are here! (男たちが来たぞ!)
ジョーイ: We make fire. Cook meat. (火を起こす。肉を焼く。)
チャンドラー: Then put out fire by peeing, no get invited back! (それから、おしっこで火を消す! 二度とここに招待されることはない!)
という感じでしょう。
張り切って勇ましく現れたのに、
「ここに来た→火を起こす→火をおしっこで消す→これを最後にもう二度と来ることはない」
という気弱な(?)オチがついているのが面白い、ってことですよね?
で、「どうして」二度と来ることはないのか?という理由については、「あるモノを見せてしまうことになるから」の他にも、「おしっこで消すと汚いから」という理由も絶対に違うとは言い切れないんじゃないかなぁ、と思うんですよ。(別に自分の意見を死守しようとしているわけではないのですが…笑)
モニカはきれい好きで、おサルのマルセルくんがおしっこやうんちをしたと言ってよく怒ってましたから、「エッチなものを見せる」以外にも「汚い」ことで顰蹙を買う可能性もあるかなぁ?って。
つまりは、「原始人みたいな真似をしたのはいいけれど、最後の火を消す時にもその原始人のノリでやったら、みんなに嫌がられて、もうこんなパーティーに呼ばれることはなくなっちゃうよね。」という面白さ、なんでしょう。
ですから、「みんながいやがる理由」に関しては、受け止め方は人それぞれで、どれが唯一の答えだとは言い切れない、と思うんです。
「モノを見せるから」という理由は、多分それを想像するネイティブが多いだろうと思われるし、一番フレンズ的な理由だけれども、そのセリフを聞いた人が持ったイメージに過ぎない、ということが言いたかったわけです。それは、「モノを見せる」ことを示唆する単語やフレーズがあるわけではないからです。
私は日本人でネイティブの友人がいないだけに、ネイティブの意見を全面的に信じたい気持ちになるんですが、ネイティブがこうだ!と言ったからと言って、それが他のネイティブもそう感じるかどうかは別問題で、また、「僕はこう思う、私はこう思う」とちょっとずつ受け止め方が違うこともあると思うし、いろんな風に解釈できる脚本だからこそ素晴らしいのだ、とも思うんですよね。
せっかく寄せていただいたご意見に対して反論しているわけでは決してありません。誤解しないで下さいね。
ferreroさんは「ネイティブに聞いてみたら彼はこう言ったので、参考になればと…」と書いておられますよね。そんな風に意見を「冷静に」受け止められる方は何も心配要りませんし、(私が言うのはおこがましいですが)そういう方は何を学んでも伸びる人だと思っています。その若さでその冷静さ、私はちょっと感動してしまいました(笑)。
ferreroさんのように、「参考」「一つの意見」としてネイティブの話を聞くことのできる冷静さと慎重さを持った人は、ネイティブの意見を聞ける環境を最大限に利用して、じゃんじゃん聞きまくって参考にして行かれたら良いと思います。
私には常々気になっていることがあります。それは、「ネイティブに尋ねたら、こうだと言ったから、絶対にこうだ。ネイティブの意見が絶対に正しい。」と信じ込んでいる方が「たま〜に」おられる、ということです。それは、議論の際に、「だってネイティブがそう言ったから」というのを伝家の宝刀のように使う人がいる、ということなんですが、私はそれはとても危険なことだと思っています。
いつかそのことに関して、ゆっくり記事にしてみたいと思っているのですが、今回ふとそのことを思い出したので、ちょっとだけ、ネイティブの意見の受け止め方の話を書いてみました。(いただいたコメントから判断して、ferreroさんなら私の言いたいことをわかって下さるのではないかな?と思ったからです。)
また何か気になる点がございましたら、コメントをいただけると、とても嬉しく思います。
こんなに長々とレスを返してくるおばさんは嫌いだぁ〜!と思われたら、しょうがないですが、もしお嫌でなければ(笑)、こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。
私なりの考えは以下の通りです。
「おしっこ」のイメージを考えて見ましょう。
男の「あのモノ」から火に掛けます。そこでpipeのように見えますね。
pipeの中にoilなら、どういうことになるでしょう?
火に到着したら、火が該当pipeに沿って、オシッコの源(あのモノ)に
燃焼しますでしょう。
※「火上加油」という熟語が思い出した。
よって、ここのinviteはcauseの意味ではなく、通常の「招待」意味で、inviteされた対象はFireであると思っています。
no fire getting invited back!
「火上加油」は日本語で言うと、「火に油を注ぐ」なのでしょうね。
Fenさんの解釈は「火がパイプの方に燃え移ったりしないで」というような感じでしょうか?
このセリフ、未だによくわからないのですが、上の記事にも書いたように、「原始人のような洗練されていない言葉」のように見せるために文章が不完全になっていて、それで余計に意味が取りにくいように思います。私はやはり invite されないのは、チャンドラーたちであるように思うのですが、それも自信があるわけではありません。難しいところですね。
私のこのコメントの上に Fenさんが投稿して下さっていたコメントですが、Fenさんご自身が「あまりにも衝撃なので」とおっしゃっていたリンク先の写真が、ブログからリンクをはるにはやや不適切なものであると思えました。
それで、申し訳ありませんが、いただいたコメントそのものをブログの管理者権限で削除させていただきました。
管理人からの勝手なお願いですが、今後も過激な内容へのリンクは控えていただけるとありがたいです。
リンク以外のコメントに関しては、以下にお返事させていただきます。先に Fen さんからのコメントを表示して、その後に、私からの返事を書きます。
(Fenさんからいただいたコメント)
「火上加油」は日本語で言うと、「火に油を注ぐ」の意味です。
アメリカでは、"Don't pee on electric fence"が常識らしい。
Chandlerがそのsayingから連想して、no get invited back!を言っているかもしれません。
私は一度もアメリカに行ったことがないですが、小さいごろ、同様な言葉(もちろん中国語で)が言われたことがあったような気がします。
(Rachからのお返事)
electric fence は「電気柵」ですね。男性が壁に向かって立小便をするように、電気柵に向かって同じことをするとどうなるか…というのは、男性ではない私にもだいたい想像できます。
日本語ではその行為に対する警告に当たる言葉はないような気がしますが…。
"Don't pee on..." というその言葉がどれくらい認知度が高いか、ですが、ざっと検索してみる限り、saying と呼べるほどの決まり文句、言い習わしではないような気が私にはしました。もちろん、その言葉が非常に有名な言葉なら、それからの連想、というのはありえるかもしれませんね。
当初リンクをはるか躊躇していたんですが、内容の理解に役に立つと思ったので、張りました。
削除されることについては、特に問題ありません。
今後、そんなリンクを張らないように注意します。
因みに、文法的におかしい文章なので、聞き直しましたところ、
No getting invited back!だと聞こえます。
(先入観念で聞いたせいかもしれませんが。)
ご理解いただき、ありがとうございます。
私ももう一度、DVDで聞き直してみましたが、私にはやはり、no get invited back! に聞こえます。
一瞬、getting に聞こえなくもないですが、invite の語頭の in- の部分が、get に重なって、get-in が getting に聞こえてしまう、ということではないでしょうか?
getting invite ように、in- の音が2回聞こえる感じが私にはしません。
いずれにしましても、文法的にちょっと変な文章なのは間違いないと思いますので、文の構造からこのセリフの意味を掴もうとするのは難しいかもしれませんね。
フレンズの中で何度か出てくる男性と女性に対する固定概念を利用したジョークが多いと思います。
後半のシーズンで、例えば男はビールを飲んで、ブロック壁をハンマーで壊す、女は枕投げと刺繍?(うろ覚えですいません笑)をする、などと言った。
ここでは、原始的な男をチャンドラーとジョーイが演出しているシーン。その男の固定イメージは、大柄な、ワイルドで、ちょっと行動が雑で汚い笑、そんなイメージだと思いました。
危険な香りがするので、火を起こすのは男の仕事笑、ワイルドさを出すのに野太い声にして、男だから焼くのは肉だけ。そして、品のかけらもないので、BBQでたっぷり飲んだビールを、下から出して火を消す。そんな人と一度遊んだら、ほとんどの人は二度目は招待したくなくなるんだろうなぁと笑
そんなイメージでこの部分は聞いていました( ・∇・)
勿論 this is just one man’s opinion.
コメントありがとうございます。
「二度とお呼ばれしない、二度と同じ人からBBQに誘われない」という解釈、やはりそう考えるのが一番自然でしっくりしますよね。
コメント欄でもこれまでいろいろなご意見をいただいてきましたが、「もうお呼ばれしない」のは、ふれさんが書いて下さった「BBQでたっぷり飲んだビールを、下から出して火を消す」という「品のかけらもない」という部分が、理由として非常に説得力があると思います。
ジョーイ: We make fire. Cook meat. (火を起こす。肉を焼く。)
と言った後に、チャンドラーが付け足して言った部分、
チャンドラー: Then put out fire by peeing, no get invited back! (それから、おしっこで火を消す! 二度と誘われない!)
が下品で粗野な男のイメージを使ったオチだった、ということですね。
貴重なご意見ありがとうございました(^^)
ここのコメントは面白いですね。
質問しようと思ったのでスッキリしました。
最近疑問に思うと、
「crazy for friends」のスクリプト
とDVDの字幕を比較しています。
チャンドラーの台詞の後、DVDでは
モニカ、フィービーとも
Cuteと言っていますが、スクリプトでは
ウエーのようになっています。
ジョイとチャンドラーのお道化た
仕草、モニカとフィービーの可愛いと
思っているような顔を見ると、
Cuteを「よろしく」は適訳と思います。
DVDとスクリプトのFriendsは同じものでしょうか?この違いは結構大きいと思いますが、
どうしてこの様な違いになるのでしょう?
すみません、素朴な疑問です。
ご質問ありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。
DVDとネットスクリプトは異なります。フレンズのDVDでの英語セリフは省略されている部分が結構あります。そういう意味では、実際の音声に近いのはネットスクリプトの方ですが、ファンの方が書き起こしたものでありオフィシャルなものではないため、タイポや聞き間違い、勘違いなどが修正されずそのまま掲載されている場合も多いです。
モニカのセリフは、ネットスクリプトでは Ewww! と表記されています。日本語の「ウエ! オエ!」みたいな時に使うのが英語の Eww! で発音は「イウ!」となります。
話の内容から「ウエ!」という意味に解釈してネットスクリプトではそのように書いてあるのでしょうが、モニカの表情は「ウエ!」という嫌そうな感じではなく、ちょっとにこやかに言っていますので、DVD字幕通りの Cute, cute! の方が正しいのだろうと思います。
二人の子供っぽいジョークを cute と言ったのでしょう。
Netflix でも確認してみたのですが、ネトフリではその部分は字幕化されていませんでした。