2007年01月22日

フレンズ2-24その16+コパカバーナの話

バリーの結婚式会場のロビーにて。
ドレスの後ろがめくれ上がってお尻(赤い下着はつけてましたが…笑)が見えていたのを知って激怒するレイチェル。
レイチェル: Why the hell didn't you tell me! (一体どうして私に言ってくれなかったの?!)
ロス: I'm sorry. What was I supposed to do? Stand up and shout, "Hey, Rachel, your butt is showing!" (ごめんよ。僕はどうしたら良かったんだろうね? 立ち上がって「おい、レイチェル、君のお尻が見えてるよ!」って叫ぶの?)
レイチェル: Oh my God. This is sooo humiliating. I think the only thing that tops that was, was, was when I was in the eighth grade and I had to sing the "Copacabana" in front of the entire school. I think I got about two lines into it before I ran and freaked out. Oh my God, my entire life is flashing before my eyes. (もういや。これってものすごーく屈辱的よ。これよりひどいことって言うと、私が8年生だった時、コパカバーナを学校の全員の前で歌わないといけなかったことね。その歌を2フレーズ歌ったら、慌てちゃってパニクっちゃった。もう、私の人生全てが目の前でフラッシュバックしてるわ。)

humiliate は「(人に)恥をかかせる、(…の)自尊心を傷つける」。
それに -ing をつけて形容詞にすると「屈辱的な、恥をかかせるような」という意味になります。
top は動詞で「(…の)頂をなす、頂点にある」ということから、「(高さ・重さなどで)(…を)上回る」「(質・技量などで)(…より)すぐれる、(…に)まさる」という意味になります。
この場合は「humiliating の度合いでいくと、トップに来る出来事は…」という感じでしょうか。

今日はコパカバーナ(Copacabana)について解説したいと思います。
Wikipedia 英語版: Copacabana (disambiguation)
Wikipedia にはよく disambiguation 「あいまい性の除去、あいまいさをなくすこと」という単語が出てきますが、まずこのページを見ると、「一つの言葉や名前が二つ以上の意味や物に用いられている場合」にそれが一覧できて、そのリンク先へ簡単に飛べるから便利ですよね。
日本語では「曖昧さ回避のためのページ」と訳されています。

Copacabana は地名としては、「ボリビアの都市、チチカカ湖のほとりにある」、「そのボリビアの都市名を付けられたブラジルのリオデジャネイロの地区」の2種類が挙げられています。
で、そのリオの地名をつけたナイトクラブが存在し、それを歌にしたのがバリー・マニロウ(Barry Manilow)のコパカバーナという歌である、ということが上のウィキペディアでわかります。
さらには、その歌を元にしたミュージカルも存在するそうで、さらには(!)宝塚歌劇も、このミュージカルを公演したそうです。
宝塚歌劇 TAKARAZUKA REVUE 公演案内 ミュージカル コパカバーナ
この宝塚のページには、バリー・マニロウのことも含め、そのミュージカルの内容が詳しく書かれています。
1947年に Copacabana というタイトルの映画もあったようですが、その邦題は「悩まし女王」というのだそうです。(何だか違った方面の映画を想像してしまうのは私だけ?)
有名なナイトクラブを舞台にしている点は同じですね。

その有名なナイトクラブなのですが、ある映画でそのクラブが出てきました。
その映画は、マーティン・スコセッシ監督の有名なマフィア映画、グッドフェローズ(原題: GoodFellas)です。
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そのシーンをざっと説明すると…。

マフィアのメンバーである、ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)が、恋人のカレン(ロレイン・ブラッコ)を連れて、あるナイトクラブに車でやって来る。
出迎えた店員にキーを渡して車を回させるヘンリー。
そのナイトクラブのひさしには、COPACABANA という名前が書いてある。(実際に、後のシーンで、店の名前がセリフの中にも出てくる。)
入り口は長蛇の列になっているのに、地下へ繋がる階段を通って特別な入り口から入るヘンリーとカレン。
厨房の中を通って、会う人に挨拶しながら、メインの場所に到着、店はすでに混んでいるのに、二人のために特別に机と椅子を用意する店員たち…。

それをずっと追いかけるカメラワーク(カメラの長回し?)がとても素晴らしいです。
それほど有名なクラブで、それほどの待遇を受けている、ということで、マフィアの力がどれほどのものか、そしてその中でのヘンリーの地位はどのくらいか、が自ずとわかる、ということなんですね。
その当時、カレンはヘンリーがマフィアの人間であることを知らなかったので、店の特別待遇にひどく驚いていましたし。
今回のフレンズ2-24 にちょっと関係する話が、その映画に出てくるので、また数日後にこの映画の話をします。

…ということで、コパカバーナの話で長くなりましたが、今回レイチェルが言っているのは、バリー・マニロウが歌っている歌のことですね。
この曲ですが、少し前に、ソフトバンクの携帯のCMで使われていました。
キャメロン・ディアスがノリノリで歩きながら電話をかけていたCMです。
日本人もこの曲を知っている人は多いと思うので、このCMを見て懐かしい〜と思われた方も多いのではないでしょうか。

長くなりましたので、"I think I got about two lines..." 以下の説明は明日にします。

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posted by Rach at 09:26| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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