レイチェル: Oh my God. This is sooo humiliating. I think the only thing that tops that was, was, was when I was in the eighth grade and I had to sing the "Copacabana" in front of the entire school. I think I got about two lines into it before I ran and freaked out. Oh my God, my entire life is flashing before my eyes. (もういや。これってものすごーく屈辱的よ。これよりひどいことって言うと、私が8年生だった時、コパカバーナを学校の全員の前で歌わないといけなかったことね。その歌を2フレーズ歌ったら、慌てちゃってパニクっちゃった。もう、私の人生全てが目の前でフラッシュバックしてるわ。)
ロス: Rach, hey look, I remember that. It wasn't so bad. (レイチェル、ねぇ、聞いてよ。そのことは覚えてるよ。そんなに悪くなかったよ。)
レイチェル: Oh Ross, would you stop! You got me. I'm dating you. (もう、ロス、やめてよ! わかるでしょ? 私はあなたと付き合ってるのよ。)
昨日はコパカバーナの説明で終わっていました。
その続きです。
I got about two lines into it before... は「…する前に、その歌を(最初の)2行くらいまで歌った」ということでしょう。
つまり「2行くらい歌ったところで(before 以下の)状況になった」ということです。
ran and freaked out の ran が良く分からないのですが…。
いわゆるランニングの「走る、駆ける」という意味なら、「走って、パニクった」ということになるのですが、走ってからパニクる、という流れは何か変ですよねぇ…「パニクって、走って逃げた」というのならわかるけど。
ですから、ここは多分、ゆっくり歌わないといけないところを「走ってしまった」、つまり、「慌ててしまった、伴奏とうまくかみ合わないペースで歌ってしまった」、だからパニクった、ということなのかなぁ、と。
flash は「(考えなどが)急に浮かぶ」。
flash back だと「(記憶などが)突然過去に戻る」。
日本語でフラッシュバックと言いますが、そのフラッシュと同じニュアンスですね。
ロスはそのひどい思い出が君が言うほど悪いものではなかった、と慰めようとするのですが、レイチェルは納得しません。
"You got me. I'm dating you." の部分なんですが…。
DVDの日本語は「あなたは私の彼だもん。そう言うに決まってるわよ。」となっていましたが、確かにレイチェルの言いたいことはそういうことでしょうね。
彼であるあなたが私の失敗をバカにするわけがない、恋人であるあなたにそんな風に褒められたところで、私の恥ずかしさは消えない、あなたはあれを可愛いと思ったかもしれないけど、他の人はやっぱりあれを見て「わぁ、レイチェルがパニクってるよ、かわいそう、もしくは面白い」と思ったに違いないんだから…と言いたいわけですね。
get には「…を理解する、…の言ったことがわかる」という意味がありますよね。
Got it? は「わかった?」、I got you. は「君の言うことがわかった。」、You got me? なら「(私の言うことが)わかった?」となります。
ですからここの You got me. も「わかった? わかるわよね? わかるでしょ? わかるはずよ」みたいな感じなんでしょうか?
一瞬ちらっと思ったのは、You got me. は「あなたは私を手に入れた、ゲットした」という意味はないのかなぁ、ということなんですが…つまり深い関係になった、というようなニュアンスで。
「そんなこと言うのやめてくれる?」の後に、"You got me. I'm dating you." 「あなたは私を手に入れた(過去形)、そして今もデートしてるのよ(現在進行形)。」と言っている可能性もあるのでしょうか?
エッチするほどの関係である相手が「いやな思い出だ」と言っていることを慰めるのは、恋人として当然だ、という理由を述べているのかなぁ、とか。
でもやっぱり、「そんな慰めはやめて。(理由は言わなくても)わかるでしょ。私はあなたとデートしてるのよ。」という方が自然でしょうかねぇ?
(Rach からのお願い)
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I think the only thing that tops... についてですが、レイチェルの話し方を聞いていると、I think 「私が思うに」 the only thing that tops that was... 「それ(=今回のお尻丸見え事件)を超える唯一の出来事は」 was, was, when... 「えーっと、えーっと、…の時よ」 と、これよりひどかったことを必死に思い出している感じだったんですよ。つまり、the only thing was "when I was... and I had to sing..." 「唯一の出来事は、コパカバーナだった」とコパカバーナ事件が最低だったと言っている感じがするのです。
「お尻が見えていたこと」が8年生のコパカバーナの恥ずかしさを超える唯一の出来事、ということだとすると、I think "this is" the only thing that tops that I had to sing the "Copacabana" in front of the entire school when I was in the eighth grade. みたいな感じになるのかなぁ、とか?(←この英文はあまり自信ありませんが、tops の後の that は「that 以下ということ」という名詞句を作って、「そのことを超えること」という感じで書いてみました。)
DVDの英語字幕はネットスクリプトとは違っていて、
The only thing worse was in eighth grade when I had to sing the "Copacabana" to the entire school.
となっていました。これだと「worse(より悪い)唯一のことは、8年生の時にあった。」という感じですよね。DVDの英語字幕は省略しすぎて、時々ニュアンスが違う場合がありますから、これは判断基準としては使えないのかもしれませんが…。
DVDの日本語は「これよりみじめな経験は一度だけよ」、「これより恥ずかしかったのは人生で一度よ…コパカバーナを歌った時だけ」となっていました。ですから、私は最初にそういう意味だと思い込んでしまった、ということがありますので、それに英語の解釈がつられてしまった、ということはあるかもしれません。
ran and freaked out は「走って逃げちゃって、もうどうしていいかわからなくなっちゃった」という感じなんでしょうかねぇ? 私は「パニクって、走って逃げた」というのならわかるけど、などと記事中に書きましたが、考えてみれば、先に逃げ出してしまうのも、おかしくないですね。
DVDの日本語字幕も「途中で逃げ出したわ」となっていましたので、やはり「逃げる」方が自然なのかもしれません。
You got me. は「ゲットした」という意味だということですね。私も "You got me. I'm dating you." というセリフが意味として連続しているような気がしたのですが、I got you. や You got me. は「わかった」という意味が一般的なので、「もう私はあなたのもの」という意味と捉えるのは飛躍かもしれない、と思ってしまったようです。
BTW
catchさんが、朝早くにコメントを下さるのは珍しい、というか初めてではないでしょうか?
恐らく出勤前のお忙しい時間帯だと思いますのに、そのような貴重な時間に、一緒に英語の解釈を考えていただき、本当にありがとうございます。
You got me. は状況によって使い方が多いですね、ポーカーでロスが打ちひしがれたレイチェルにわざと負けたときの台詞がYou got me.でロスの優しさが出てましたね。あとだまされたと言うときにも使いますね。
catchさんの解釈を丁寧に説明して下さってありがとうございます。私も全く自信はないですよ(笑)。私の場合は、いったん、文の構造をこうだ!と思ってしまうと、なかなかそのイメージから離れられない、違った視線で見ることが難しいのかもしれません。
私は「それ(お尻丸見え事件)を超越する唯一のことは…だ」と解釈したのですが、catchさんの解釈では「(お尻丸見え事件が)それ(後半で説明する内容)を超越する唯一のことである」という風に、tops が意味の中心にある、ということですね。
tops that の that を何と捉えるか、というところがまず違っているわけですね。
私もちょっとひっかかるのは、今まさに渦中の「お尻丸見え事件」を超える、ということなら、tops that ではなくて、tops this になるのかもしれない、とは思うのです。This is sooo humiliating. と言っているので、このセリフの流れで「”この”事件を超える」のなら、tops this になるのが自然で、それが tops that になっているから、that=今現在起こっている事件、だと解釈するのには無理があるようにも思えます。
私の解釈では、the only thing that tops that までが主語で、そこで完全に文章が切れていて、その補語が was より後の文章である、ということになります。catchさんの解釈は、tops that といったん言っておいて、その that というのは…と思い出して説明を続けている、ということで、that was は感覚的に繋がっていて、that was when... という文になっているということですね。catchさんのおっしゃるように、「英語の特徴で言いたいことは前にきて後で説明すると言うことがある」というのは全くその通りです。tops that, which was... のような感じで、後で付け足すことで、その that の内容を説明しているということですよね?
全然違ったアプローチになりますが(笑)、元婚約者という非常につらい立場でお尻が丸見えになったことと、8年生(中学生くらい?)の頃、全校生徒の前で歌を歌ってパニクったこととを比べると、どっちが悲惨でしょうかねぇ? コパカバーナは子供の頃の話で、子供の頃にそういった類の恥ずかしい思い出というのは誰にでもありますし、普通に考えると、「お尻丸見え事件」の方が最悪の出来事になると思います。だから、意味的に言っても、お尻丸見え事件よりもひどかったのはコパカバーナ事件だ、という私の解釈は変なのかもしれません。
catchさんのおっしゃるように「恥ずかしい思いをしたことをロスにぶつけてる」わけで、「どうして教えてくれなかったの?」と無理なお願いをしているわけですよね。それがどれだけ恥ずかしいかを説明するのには、何か過去のいやな記憶を引き合いに出して「あれよりひどい、史上最悪」と言うのが、話の流れとしては普通ですよね。「唯一これを超えるのは、例のコパカバーナ事件よ」と言ったところで、8年生の頃のコパカバーナ事件は、ロスには何の責任もないわけです。コパカバーナ事件のきっかけがロスだった、もしくはその時、ロスがレイチェルを助けることができたのにそうしなかったのなら、ここで「あなたはそうやっていつも助けてくれない」と、ロスを責めるのに使えるのかもしれませんが…(笑)。ですから、「人生最悪の事件がコパカバーナだった」という結論に達してしまうのは、変な感じが確かにします。
前のコメントでも書いたように、I think "this is" the only thing that tops that... と、何となく this is が入って欲しい気がしちゃうんですよねぇ。
catchさんの解釈を聞いた後は、気になるのはそこだけです。tops this とはなっていないことと、ロスに恥ずかしい思いをぶつける場合の論理展開を考えると、catchさんの意見の方が自然な解釈だと思います。
BTW (他の略語が思いつかない…lol)
You got me. だけだといろんな意味になりますよね。そもそも、get という単語にはいろんな意味があって、前後の状況から判断しないと意味がわからないですよね。
ポーカーの時の場合だと、「負けたよ、君にやられたよ、降参。」みたいな感じですね。
get には「だます」「やっつける」、さらには「殺す」みたいな意味もあって、ドラマや映画で英語を学んでから、そういう get の持つニュアンスみたいなものが随分わかるようになりました。最初の頃は、辞書で、必死に該当する意味を探していたんですよ(笑)。
コメントに回答ありがとうございます。、自分の考えをまとめる手助けをしてもらい感謝します。Rachさんの趣旨でもあると思いますので最後にコメントさせてもらいます。topsにこだわるのはここの台詞が良くできてると思うのと、他動詞としての使い方が珍しいと思ったからです。レイチェルが後でコパカラーなを歌いますが、ここの台詞がないと全くおもしろさと感動がなくなりますね。the only thing that tops that でthe only thing that のthatはお尻丸見え事件でtops thatの動詞のあとのthatはレイチェルの頭の中での恥ずかしい出来事のどれかははっきりしてなぼやけたものだと思います、was,was,wasでコパカバーナ事件を思い出したというところではないでしょうか、それが後の伏線になって話がつながるおもしろさがあるような気がします。His story topped all the rest. という文章があります、これは彼の話が一番おもしろいという意味だと思います。比喩的であまり使われないそうです。と、ここまではスクリプトだけを見ての解釈でした、今、DVDを改めてみると一気にまくし立てるレイチェルの台詞を聞いて、自信喪失です。細かく台詞を分析するのもどうかと思ってしまいました。lol
こちらこそ、一緒に考えて下さってありがとうございます。いつも感謝しています。
そうですよね、この top は他動詞で、日本語からも想像されるように「トップに立つ」という感じですが、他動詞として目的語を取って、「それらよりも勝る」という意味で使えるんですよね。日本語的発想だと、そういう場合には、比較級とか最上級とかを使いそうになります。
実際、Merriam-Wester Online Dictionary には、
top: to be or become higher than, to be superior to
などの語義が載っていますが、そういう形容詞を使うよりも、この top という他動詞を使うことで非常にシンプルに表現できるわけですね。
それで…スクリプトをご覧になった時の解釈は、the only thing, that tops that... 「唯一の事件ね、お尻丸見え事件はあれ(後で思い出す)をも上回る唯一のものなのよ」みたいな感じだった、ということなのでしょうか?
それで、実際にDVDをご覧になった感想は、I think the only thing that tops that was までを一気にまくし立てていたので、その早口でまくし立てている部分全体が主語で、「お尻丸見え事件にまさる唯一のことは…」という風に聞こえた、ということでしょうか??
でも、(私が言うのも変ですが)、「コパカバーナ事件が今までで一番恥ずかしい思い出」というのはやっぱり変なような…でも、一番恥ずかしい思い出だからこそ、この伏線が後でより効いてくるのか…。何だかよくわからなくなってしまいました(笑)。
ここでコパカバーナを出して、それが後に関係してくる、というような「伏線を張っておいて、それをちゃんと回収する」ところが、フレンズの脚本の完成度の高さを物語っていると思います。(ある事柄を何だか意味ありげに出しておいて、結局最後までそれが何の意味もなかった…という脚本だと、ちょっと寂しいですよね。)
「スクリプトだけで細かく台詞を分析するのもどうかと…」のことですが(lol)、逆に私はそのシーンの雰囲気に流されすぎるきらいがあって、セリフの解釈より先に、この場面の流れで言ったらこうなるんじゃないか、など、純粋に英文のセリフだけから判断していない部分もあります。さらには、日本語訳(意訳されている可能性もある)に引っ張られているのも間違いないと思いますし。スクリプトの英文だけから意味を掴もうとすることでわかってくること、気付くこと、というのも多いです。ですから、スクリプトから細かく台詞を分析して下さる方がいるのはありがたいことだと思っています。
余談ですが、今回のネットスクリプトは you're を your と書いてあったりして typo が多いように思いますし、実際の音声と違っているのではないか?と思われる部分もありました。(この tops のセリフは、ネットスクリプト通りのようですが…)
DVDの英語字幕を参考にして、記事でセリフを書く時は出来るだけ音声通りのセリフになるように心がけているのですが、DVDの英語字幕もかなりはしょってあるので、参考にならないことも多いですね。
TNKU (=Thank you.) 略語はこれで精一杯 (lol)
レイチェルの口調と would you の使い方に苛立ちが現れてます。
"the only thing that tops that"の解釈に関しては、上のセリフからもRachさんの「コパカバーナ事件が今までで一番恥ずかしい思い出」という意見に一票です(僕も最初にセリフを聞いた時、それ以外の解釈は思いつきませんでした)。
貴重なご意見ありがとうございます。
You got me. I'm dating you. の解釈、大変興味深いです。「あなたは私をモノにして、(今こうして)付き合っている」というのは、「見え透いたお世辞を言って、これ以上何を要求するつもり?」という感覚なのですね。
付き合う前とか、エッチする前なら、下心もあるので(笑)、いろいろお世辞を言って相手をおだてたり慰めたりするのはわかるけど、もう彼氏であるあなたがそんな見え透いたお世辞を言ってくれても、何も出ないわよ、みたいな怒りなんでしょう。そんな見え透いた嘘を言われても全然嬉しくないわ、という苛立ちの表れなんですね。
"the only thing that tops that" については、ご賛同ありがとうございます。私も上のコメントでは意見がグルグルしていますが(笑)、やっぱりコパカバーナが一番恥ずかしい、という解釈でいいみたいですね。その一番恥ずかしかった最悪の思い出を「そんなに悪くなかった」と言ってみせたロスに、レイチェルは怒りをぶつけているわけですね。
ご意見ありがとうございました。
thisとthatの使い分けけについてですが、学校で習った英語とは違って、現実の英語では手の中にあるものや進行中の出来事でもthatで受けていることがよくあると感じているので、この場面でもthatが使えると思います。ただThis is sooo humiliating.とあるのでthisでそろえたほうが意味が通りやすいのではないかという気はしますが。エピソード2-18に下記のようなthatがありました。
例1
JOEY: Phoebs, check it out, check it out, check it out, check it out.
PHOEBE: Oh, ooh, Soap Opera Digest, oh that's one of my favorite digests.
このthatは中学校の英語教師だったらoh this is one of my favorite digests.じゃないと絶対に間違いだと言いはりそうです。このときは雑誌を手に持ちながら話しています。なぜこれがthatなのでしょうか?
例2
CHANDLER: There was no fish when she dropped it off.
EDDIE: Oh, this is, this is unbelievable. I mean, first you sleep with my ex-girlfriend then you insult my inteligenct by lying about it and then you kill my fish, my Buddy?
CHANDLER: Hey I didn't kill your fish. Look Eddie...[puts his hand on Eddie's shoulder] Would you look at what I'm doin' here. That can't be smart. So we're just gonna take this guy right off ya and put him here in Mr. Pocket.
チャンドラーはエディーの肩に手を置いて、その目の前にある手を見ながらThat can't be smart.と言っています。これも中学校の英語教師だったら間違いと言いそうな気がします。
上記のような例から考えると、現実の英語では日本の学校英語のthis領域をthatで受けることが多々あるようです。ただフレンズ内でそのようなthatがあるからここでも使っていいだろうと思うのが最大の根拠で、なぜこれがOKなのかは正直よくわかりません。このような学校英語で習ったのとかけはなれたthatの使い方についてRachさんはどんな風に理解されていますか?
私の理解では本来this領域にある場合でも心の距離を表現したい時にthatを使うこともできるのかなという程度です。おしり丸見え事件の場合は過ぎ去った過去だと思いたい気持ち、例1の場合は既にダイジェストはフィービーの手にありますが、ジョーイが持ってきたという事実を称賛する気持ち、例2の場合は手を置いている最中ですが、現実を認めたくない気持ちがthatに込められているように感じます。ところでおしり丸見え事件と例1と例2はそれぞれthisに変えると間違いでしょうか?私は使えると思います。意味もたいして変わらない気が?(じゃあなんでわざわざthatなのか?)
エピソード2-18の分はそちら(2-18その7、その11)に書き込んだほうがよかったかもしれませんが、Rachさんの解釈に賛同だということと、このtops thatはありだろうということがきっかけなのでここに書きました。
話がもどっておしり丸見え事件についてです。このエピソードの最後でレイチェルが勇気を出してコパカバーナを歌う場面は、幼少のころのトラウマに加えて、自分の結婚式逃走事件やその後の友人との複雑な関係をも乗り越える、あまやかされて育ったお嬢様だったレイチェルが自分の殻を破って強い女性に成長する姿を描いた、シーズン2最後の一番の感動の場面です。もしおしり丸見え事件がコパカバーナ事件を上回るのであれば、レイチェルは成長もしておらず、さらに乗り越えなければいけないより大きなトラウマを残したことになってしまい、感動のフィナーレが意味不明なものになってしまいます。
コメントありがとうございます。
this となりそうなところに that が使われるのは、おっしゃるように「心の距離を表現したい」場合のように私も思います。指示代名詞は話者の意識がどこにあるかで、微妙に変わってくる感じがありますものね。ですから、例に挙げていただいた他のセリフなども、this/that どちらも使える気がしますよね。
おしり丸見え事件とコパカバーナ事件との比較について、「さらに乗り越えなければいけないより大きなトラウマを残したことになってしまい」というご説明に納得です。「コパカバーナが一番恥ずかしい」思い出だから、「おしり丸見え事件」を乗り越えるために、「勇気を出してコパカバーナを歌った」…と考えると、一番しっくりくるように、私も思いました。