ジョーイは電話中。
ジョーイ: Angela? Joey Tribbiani. Listen, what are ya doing tonight? I know you're seeing that guy. I was thinking maybe you could bring him.... Hello? Hello? (アンジェラ? ジョーイ・トリビアーニだよ。今夜はどんな予定? アンジェラがあの男と付き合ってるのは知ってるよ。君が彼を連れてきてもいいと思ってたんだ…もしもし、もしもし?)
アンジェラ、というのは「あの」アンジェラなんでしょうね?
フレンズ1-5その1 で登場している、ジョーイの元カノです。
そのエピソードで、アンジェラの彼氏も出てきました。
ジョーイがフルネームで名乗っているところを見ると、久しぶりに電話したのでしょう。
that guy は前に出てきたその彼氏のことですね。
アンジェラにしてみれば、久しぶりに電話してこられて、さらには自分が彼氏持ちでも会いたい、その彼を連れてきてもいい、とまで言われて、気味が悪くて、もしくは理解不能で、電話を切ってしまったんでしょうね。
ジョーイがアンジェラのことはどうでも良くて、キスの相手にアンジェラの彼を使いたいと思ってる、なんてことは、アンジェラに想像できるはずもありません。
ジョーイはアンジェラのことを hot (色っぽい、セクシー)だと今でも思っているはずですが、そんなことはすっかり忘れて彼のことばかり気にしているのがおかしいです。
あの彼となら、キスしてもいいかな…などと心の中で思ったのでしょうか?
ジョーイはああいうのがタイプなのか?(笑)
その後、ふと目に付いたインディアン(ネイティブ・アメリカン)の置物を持って部屋にこもるのがおかしい。
あの置物と練習してるとこ、想像したくないよ〜(笑)。
ネット上で好きになってしまった相手が既婚者だと知って返事ができないチャンドラー。
相手は返事がないので気にしているようです。
フィービー: She wants to meet you in person. (彼女はあなたと直接会いたがっているわよ。)
チャンドラー: Hey, look, Phoebe, I wanted to meet her in person too, okay. But she's married. She has a husband. (なぁ、フィービー。俺だって彼女と直接会いたいよ、そうだろ? でも彼女は結婚してる。彼女には夫がいるんだよ。)
フィービー: What if the husband person is the wrong guy, and you are the right guy? I mean you don't get chances like this all the time, if you don't meet her now, you're gonna be kicking yourself when you're 80... which is hard to do and that's how you break a hip. (もしその夫って人が彼女の理想の男性じゃなくて、あなたが理想の男性だったらどうするの? こんなチャンスがいつもあるわけじゃないのよ。もし今あなたが彼女に会わなかったら、あなたが80歳になった時に、自分に蹴りを入れることになるわよ[後悔することになるわよ]。[which is hard to do... 以下の訳は省略])
in person は「(写真や電話などでなく)実物で、本人に」
フレンズ2-14その3 では、on paper 「書類上での君は」との対比として、in person 「実際の君は」というニュアンスで使われていました。
フレンズ2-24その7 に、"we haven't exactly met." というセリフが出てきましたが、それを言い換えると、"I haven't met her in person." 「彼女本人には会ったことがない。」になるわけです。
the wrong guy と the right guy は、wrong 「間違った」と right 「正しい」が対になっていますね。
Mr. Right というと「(結婚相手として)理想的な男性、理想の男性、夫としてふさわしい人」という意味になります。
「運命の人」と言っても良いでしょうか。
フレンズ1-14その5 にも、the right woman という表現が出てきました。
kick oneself を直訳すると「自分自身を蹴る、自分で自分を蹴る」なので、「自分を責める、後悔する」という意味になります。
80歳になった時を想像して、you're gonna be kicking yourself と進行形が使われていますが、これはただ単に「蹴る」ことをイメージしているのではなくて、まさに「ボコボコと蹴っている」そのアクティブな姿を想像している、そういう姿が目に浮かぶ、と臨場感を出して言っているのでしょうね。
フレンズ2-13その6 でも、そういう進行形について触れています。
ここは思い切った行動に出た方がいい、でないと後悔するわ、と説得するフィービー。
…と、そこまでは良かったのですが、フィービーは何だかよくわからない説明をおまけにつけていて、せっかくの励ましがちょっとお笑いのようになってしまっています。
which is hard to do and that's how you break a hip の説明は長くなりそうなので明日にします。
(Rach からのお願い)
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2007年01月27日
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