2007年02月05日

フレンズ3-1その2

モニカは疲れて元気がありません。
フィービー: Oh, my God! Has she slept at all? (まぁ。モニカは少しは寝ているのかしら?)
ロス: Nope. (いや、全然寝てないよ。)
レイチェル: No, it's been three nights in a row. (全然寝てないわ。もう連続で3日間も寝てないのよ。)
ロス: Yeah, she finally stopped crying yesterday. But then she found one of Richard's cigar butts out on the terrace, so. (あぁ、モニカは昨日やっと泣くのをやめたんだ。でも、その後、テラスでリチャードの葉巻の吸いさし[吸い殻]を見つけたんだ。だから…。)
フィービー: Oh, okay, that explains it. I got a call at two in the morning, but all I could hear was, like, this high squeaky sound. So I thought, "Okay, its like a mouse or a possum." But then I realized, like, okay... where would a mouse or a possum get the money to make the phone call? (あぁ、それで説明がつくわ。私、朝の2時に電話がかかってきたのよ。でも私に聞こえるのは、ほら、甲高いキーキーいう音だけだったのよ。だから私は思ったの、「わかった、それはネズミかオポッサムみたいなやつだろう。」って。でもそれから気付いたの。「電話をかけるためのお金をネズミやオポッサムはどこで手に入れたんだろう?」ってね。)

at all は否定文で使って not... at all という形になると、「少しも…でない」という意味になりますね。
疑問文で使うと「少しでも、一体」という意味になります。
見たところどうやら睡眠不足みたいだけど、少しは眠れているのかしら、それとも全く寝て[眠って]いないのかしら?という意味でしょう。
in a row は「一列に」という意味から、「連続的に、連続して」という意味になります。
for three times in a row なら「3回続けて」、for five days in a row なら「連続5日間、5日続けて」ということ。
butt はフレンズでは「お尻」の意味でよく出てきますが、ここでは「(たばこ・葉巻の)吸いさし」という意味。
explain は「説明する」ですが、このように主語が人ではなく、もの(この場合はそのロスの言った話の内容)が explain it 「事情を説明する」という風にも使います。
That explains it. は「それで説明がつく、そういうことだったのか、そういうわけか。」という意味ですね。

squeak という動詞は「(ネズミなどが)チューチュー鳴く、(人が)キーキー声で話す」という意味で、その形容詞形の squeaky は「チューチュー言う、キーキー声の」ということです。
possum は opossum とも書きますが、「オポッサム」というアメリカにいる有袋類のこと。
フレンズ2-12 で、動物園の野生動物コーナーで、ロスと janitor (管理人、清掃員)が話すシーンがありましたが、そこで
清掃員: Ahh, hello Mr. Opossum, enigma of the trees, upside-down denizen of the night, taunting gravity with... (こんにちは、ミスター・オポッサム、木々にいる謎の生き物、上下が反対の夜の居住者、重力をあざけり…)
と、詩か何かでも詠んでいるように、オポッサムに語りかけるセリフがありました。
「上下が反対の」と言っていることから、オポッサムは逆さまにぶら下がることができるようですね。
Wikipedia 日本語版: オポッサム には絵が載っているのですが、右側のオポッサムは、尻尾を木に巻きつけてぶら下がっていますね。
日本では、誰もが知ってる動物ではない気がしますが、アメリカではメジャーな動物のようですね。
フィービーは「動物たちにはお金がないのに電話をかけてくるなんておかしいなと思っていたのよ。」というようなことを言っていますが、本心からではないらしく、自分で笑っています。
お金があろうがなかろうが、ネズミが電話してくること自体が変ですから、さすがのフィービーも本気で相手がネズミだと思ったわけではないでしょう。
とにかくそういう小動物のキーキー言うような声しか聞こえなかった、それくらいモニカは泣いてパニクっていた、ということです。

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posted by Rach at 09:51| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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