2007年02月12日

フレンズ3-1その9

ロスがモニカを連れてセントラルパークに入ってきます。
ロス: Look who I found standing outside of the Szechuan Dragon staring at a parking meter. (パーキング・メーターを見つめながら、スーチョワン・ドラゴンの外に立っていたのを見つけて、連れてきたよ。)

look who I found は「僕が見つけた人を見てくれよ。」ということで、「こんな人を連れてきちゃったよ。このモニカは、さっきまでそういう状況にいたんだよ。」という感じですね。
I found (her) standing... ということですから、モニカがそこに立ってるのを見て[発見して]、ということです。

この後、ひたすら、Szechuan Dragon の話が続き、それで今日はおしまいですので、興味のない方はまた明日(笑)。

Szechuan は「(中国の)四川(しせん)、(料理の)四川風の」。
綴りはいろいろあるらしく、DVDでは Szechuan、スクリプトでは、Szechwan、また Sichuan という綴りもあります。
Wikipedia 英語版: Sichuan にいろんな綴りが書いてあるのですが、現在の正式な英語の名称は、Sichuan のようですね。
そこに Postal map spelling として、Szechwan と Szechuan も挙げられています。
Postal map spelling をクリックすると、
Wikipedia 英語版: Chinese Postal Map Romanization にジャンプします。
Chinese Postal Map Romanization について、その内容をざっと訳しますと、
「中国の地名をローマ字化する方式」のことで、中国の清王朝時代末期に使われ始め(訳注:西洋の列強が中国に介入してきたから、ですね)、20世紀の大半は、西洋で中国の地名を表現する最も一般的な方法であったが、中華人民共和国の成立に伴って、Hanyu pinyin という方式に取って代わられ、現在はその Hanyu pinyin という方式がほとんど全世界的に用いられている。
とのことです。
現在の表記方式 Hanyu pinyin については、
Wikipedia 英語版: Pinyin に詳しく書いてありますので、興味のある方はどうぞ(笑)。

ですから、現在の正式な Hanyu pinyin としては、Sichuan が正しいけれど、長らく使われていた Szechwan と Szechuan の方が、アメリカ人にとってはなじみがある、ということでしょうね。
何故なじみがあるか、というと、日本でも有名な「四川料理」という中華料理があるから、ですね。
四川料理というと、「麻婆豆腐」のような辛い料理が特徴でしたっけ?
Wikipedia 英語版: Szechuan cuisine には、Representative dishes (代表的な料理)がいくつか載っています。

実際に、Szechuan Dragon という名前のお店がマンハッタンにあるのかどうかはわからなかったのですが、漢字で表記すると「四川龍」ということなので、「いかにもありそうな」四川料理レストランの名前なわけですね。
実際にあろうがなかろうが、観客は「そういう中華料理店の前にモニカはいたんだ。」ということはわかったでしょう。

検索をしていたら、とあるドラマのサブタイトルにヒットしました。
IMDb: "Murder, She Wrote" The Szechuan Dragon (1990)
Murder, She Wrote とは、日本でも放映されていたドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」です。
そのシーズン6第21話のサブタイトルが The Szechuan Dragon というようですね。
調べたところ、日本語のタイトルがないようなので、シーズン6は日本では放映されていないのかなぁ?
ジェシカおばさんは全然見たことないのですが、やっぱり中華料理屋さんの話だったのかなぁ…?と、少し気になるのですが…。

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posted by Rach at 13:07| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日も失礼致します☆
素朴な疑問なんですが、RachさんはDVDを使って英語の勉強をする時というのは、
DVDプレイヤーを使ってるんですか?
それともPCで再生してるのでしょうか?

なんと言ったらいいのか、DVDを使うって、再生を止めたり戻したり、
また手元のノートに書き写したりとかがちょっと面倒じゃないですか?
わたしはそれでイライラして、続かなかったんですけど。
Rachさんはどうされてますか?
Posted by 森野にゃんこ at 2007年02月12日 20:49
森野にゃんこさんへ
今日もコメントありがとうございます☆
自分の体験談を書いていたら、思い出話みたいに長くなってしまったので、適当に飛ばし読みして下さい(笑)。

私はTVに接続したDVDプレーヤーを使っています。
私がDVDを使ったフレンズの英語学習を始めたのは、2001年4月頃です。その当時は、テレビ画面でDVDを見ながら、分厚い辞書を引いてわからない単語を調べ、単語の意味をノートに手書きで写し、セリフのわからない部分や気になる部分は英語のセリフと日本語訳をメモする…というような勉強法をしていました。
セリフを全部写したりはしていませんが、それでも、おっしゃるようにすごく面倒でしたねぇ。
私はDVDの操作が面倒というよりも、手書きでノートに書くのが非常に面倒くさかったです。鉛筆で字を書くのがトロいからでしょうか(笑)。
パソコンならもう少し文字を書くのも早いだろうということで、2002年1月に自分用のノートパソコンを購入してからは、紙のノートには一切書かなくなって、すべてパソコン上のワード(Microsoft Office Word)などのワープロソフトにメモることにしました。
パソコンの辞書ソフトを使うと、調べた単語はそれをワードにコピーするだけなので、それだけでも随分と時間の節約になりました。パソコンだと単語を検索して調べるのもスピーディですしね。

DVDを使うこと自体は、相変わらず、再生を止めたり戻したり、という面倒な作業は残っているのですが、それはしょうがないと思ってあきらめました(笑)。
私の使っているDVDプレーヤーには、「リプレイ」ボタンというのがついていて、そのボタンを押すと少し前の画面に戻ることができます。これは聞き取れなかった部分を聞き直すのに便利なのですが、1回押すと10秒も戻ってしまうのがちょっと残念かな。セリフをリピートしたい時はもう少し短い方がありがたいので、自分で何秒戻るかを設定できたらいいのになぁ、などと贅沢なことを考えたりしているのですが…。

手書きでノートを書かないことによる弊害というのもあって、単語の綴りがパソコンのキーを打つ時はすんなり出てくるのに、手書きで書く段になるととたんに綴りがわからなくなる、ということがあったりします。
ただ、実際の作業と後々に自分が資料として使うことを考えると、パソコン上の文書として保存してある方が便利なのは間違いないと思います。
私もあのままノートに手書きで書き写すような作業を続けていたら、きっとどこかで辞めていたと思います。「前にどこかで調べたよなぁ。」と思い出してそれを探す場合でも、パソコン上でファイルになっている方が探しやすいですしね。最初はワードで作った文書ファイルを印刷してファイリングしていたのですが、それを後から見るということが全くなかったので、途中からは印刷するのも辞めました。

PCでDVDを再生しながら学習することを考えたこともあります。
パソコンを買った当時、PC上で再生して、その字幕を見ながらワードにメモする、というのをやろうと思ったら、動作が非常に重くなって、DVDの映像がスムーズに動かなくなったんですよ。
当時のパソコンはメモリも少ないし、DVDを動かすソフトも重かっただろうし、ワード自体も結構重いですからね。できればPC上で映像を見ながら文字を入力する方が視線の移動が少ない分だけ疲れないだろうとは思ったのですが、あまりにも動作が重いのでそれは結局辞めました。

今は「ワード」ではなくて、「メモ帳」を使って文書を作っていますし、パソコンも2台目になってメモリも増えたので、今ならPC上でDVDを再生しながらでも文書を作成できるのかもしれません。英語の調べ物をしている時は、辞書ソフトを複数立ち上げて、インターネットの画面も複数開きながらやっていますので、それでパソコンの動作が重たくなければ、可能かもしれませんね。

フレンズは人気ドラマなので、インターネット上のいろんなサイトで脚本が公開されています。ネットスクリプトなどと呼ばれていて、Friends scripts で検索すると、たくさんヒットします。
私がよく使っているのは、
The One Without A Name... Yet
http://www.geocities.com/Hollywood/9151/scripts.htm
というサイトです。
そのネットスクリプトを印刷したりして手元に用意した上で、DVDを使った英語学習をしている方も多いようです。
誤植などもあったりするのですが、逆にDVD字幕では省略されているセリフも拾ってあったりして、便利です。(私はこのブログを始めるまでネットスクリプトの存在を知らなかったのですが…笑)
ですから、もっぱらネットスクリプトを中心に据えて、できるだけDVDから書き写すという作業を減らしていくことができれば、負担が軽くなって続けやすいかもしれませんね。
Posted by Rach at 2007年02月13日 12:06
お返事ありがとうございました。
市販のスクリプトを使っているのかしら?と思っていたのですが、
やはり画面をその都度止めて書き写していたんですね。
パソコンを使ったとしてもかなり時間がかかると思います。
わたしの家はテレビ(DVD)とパソコンが別の部屋にあるので、
パソコンを部屋に運ぶだけでも面倒で・・・

ネットスクリプトというものがあるのは知りませんでした。
早速探してみますね!
ありがとうございました。
Posted by 森野にゃんこ at 2007年02月13日 17:37
森野にゃんこさんへ
こちらこそ、ご丁寧なお返事ありがとうございます。
市販のスクリプト集があるドラマもあるようですが、フレンズはないみたいですね。
私のように、DVDを一時停止してセリフなどを書き写している人は少数派だと思います。
過去記事、フレンズ2-22その1
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470604.html
にも書いたのですが、このブログのセリフも、ずっとDVDの英語字幕を書き写したものを使っていたのですが、フレンズ2-22からネットスクリプトをコピペしたものをメインに使うようになりました。

あまり一時停止ばかりしていると、プレーヤーが壊れそうですしねぇ(笑)。私はフレンズ学習を始めてから1年半でDVDプレーヤーを壊してしまったのですが、ずっとリピートモードにして聞き流していたのに加えて、一時停止をしてそれもかなり長い時間止めたりしていたせいもあるのかなぁ、と思ったりしています。

勉強の方法は人それぞれで、自分にとって違和感のない方法を選んでいかれるのが一番いいと思います。自分の方法がまだつかめない間はあまり「この方法でやっていくんだ!」と拘らずに、力を抜いて自分に合った方法を探しながら進んでいかれたらいいのではないかなぁ、と思います。
Posted by Rach at 2007年02月14日 09:59
こんにちは。いつも楽しく拝見させてもらっています。ちょっと気になることがあったので初コメントです。。「ジェシカおばさんの事件簿」ですが、実はモニカ役のコートーニー・コックスが、(犯人役?)出演したことがあります。もしかしてこのSzechuan Dragon の回だったりして・・。それに引っ掛けて??それともただの偶然なのかなー?
Posted by uta at 2007年02月15日 15:44
utaさんへ
コメントありがとうございます! さらには、いつも読んでいただいているとのこと、とっても嬉しいです。

上の記事中でリンクをはってある、
IMDb: "Murder, She Wrote" The Szechuan Dragon (1990)
http://www.imdb.com/title/tt0653666/
の、Episode Credited cast を見てみたのですが、残念ながら、コートニーはこの回に出演したのではないようですね…。

IMDb: Courteney Cox
http://www.imdb.com/name/nm0001073/
の Actress - filmography を見ると、
39番目の項目に、Murder, She Wrote にゲスト出演したことが確かに書いてありますね!
1986年の Death Stalks the Big Top: Part 1 と Part 2 に2回、Carol Bannister という役で登場しているようです。
そのエピソードのリンクを辿ると、
"Murder, She Wrote" Death Stalks the Big Top: Part 1 (1986)
http://www.imdb.com/title/tt0653496/
にも行けて、確かに Episode Credited cast の中にコートニーの名前があります。
「ジェシカおばさんの事件簿」のシーズン3第1話に当たるようですね。
フレンズの第1シーズンが1994年ですから、このゲスト出演はそれより8年ほど前になるわけですね。

ジェシカおばさんの The Szechuan Dragon の回で、「恋人と別れて放心状態になっている女性」のような役柄を演じていたんだとしたら、楽屋オチかもしれなかったのに…残念だなぁ…。

それにしても、ジェシカおばさんの事件簿にゲスト出演していたことをよくご存知でしたね。教えて下さってありがとうございました!
Posted by Rach at 2007年02月15日 17:09
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