2007年03月02日

フレンズ3-1その27

ジョーイ: Oh, hey, Chandler, We, ah, we stopped by the coffee shop and ran into Ross. (そうだ、チャンドラー。俺とジャニスはコーヒーショップ[セントラルパーク]に立ち寄って、そこでロスに会ったよ。)
チャンドラー: Oh, God! (なんてこった。)
ジョーイ: Hey, if it makes you feel any better, I do it too. (これを聞いて少しは気分がましになってくれるといいんだけど、俺もお前と同じことをするんだよ。)
チャンドラー: Really? (ほんとに?)
ジョーイ: Oh yeah! I always picture your mom when I'm having sex. (あぁ! 俺はエッチする時、いつもお前のママを想像するんだ。)

ロスに会ったと聞いて、「頭の中でママを想像して…」の話を聞かれてしまったことがわかって慌てるチャンドラー。
でもジョーイがチャンドラーと同じことをしていると聞いて一瞬安心するのですが…。
同じこと、というのは「ジョーイもジョーイのママを頭で想像」するんじゃなくて、「ジョーイはチャンドラーのママを頭で想像」している、というオチでした。
確かに「全く同じ」ことですが(笑)。
チャンドラーのママはとてもセクシーな人です。
フレンズ1-11その3 では、ロスとキスするというシーンまでありましたね。
そういう人だから、このジョーイのセリフには少し納得できるところがあるので、余計に面白いのです。


モニカは南北戦争のビデオを見ています。
誰かが部屋を訪ねてきました。
モニカ: Hi, Dad! What are you doing here? (まぁ、パパ! ここで何してるの?[何しに来たの?])
(モニカの)パパ: Well, it's your mother's bridge night, so I thought that I would come into the city for a little Moni-cuddle. (あぁ、今日はママがブリッジをする夜なんだ。だから、ちょっとしたモニカドルをするために[ちょっとモニカをハグするために]、町に出ようと思ってな。)

bridge はブリッジという名前のトランプ遊びです。
bridge という名前のトランプ遊び[カードゲーム]はいろいろな種類があるらしく、
Wikipedia 英語版: Bridge (card game disambiguation) には4種類の名前が書いてあります。
その中でも最も一般的なのが Contract bridge と呼ばれるもの。
その説明は、ウィキペディア日本語版に任せてしまおう(笑)。
Wikipedia 日本語版: コントラクトブリッジ

cuddle は「抱擁(する)、(愛情を込めて)抱き締める」。
ここでは Moni-cuddle と言いながらモニカを抱擁していますね。
for a little Moni-cuddle という風に、a と冠詞がついていることから、Moni-cuddle はモニカの名前を変形したもの(モニカドルという愛称)というよりは、for a cuddle 「抱擁するために(来た)」の cuddle という単語に、Moni- をつけて、モニカ+カドル 「モニカを抱擁するために(来た)」と表現しているのでしょう。
「モニカドルちゃんのために来た」なら、for Little Moni-cuddle という風になって、a はつかないと思います。

モニカパパは、フレンズ1-2 でも以下のようなセリフを言っていました。
パパ: ...And I read about these women trying to have it all, and I thank God 'Our Little Harmonica' doesn't seem to have that problem. (そして、全てのものを持とうとする女性の話を読むと、私は神に感謝するんだ。「私たちのリトル・ハーモニカ」はそんな問題を抱えてないようだからね。)
この (Our) Little Harmonica という名前も、Monica と harmonica 「(楽器の)ハーモニカ」をかけています。

for a little Moni-cuddle, Our Little Harmonica と、どちらにも little がついていますが、意味は少し異なるような気がします。
Moni-cuddle の little は、for a little cuddle、つまり「ちょっとしたハグ、抱擁」という意味で、モニカのことを言っているのではなく、抱擁の方にかかっているように思います。(little Monica を cuddle する、という風に取れなくもないですが…)
Our Little Harmonica の little は、「若い、年少の」という意味で、「私たちのちっちゃなハーモニカちゃん」のようなニュアンスだと思います。
このような little は、母親が自分の子供のことを言う時に使うことが多いようです。
呼び掛けとして my little man というと「坊や」という感じ、our little ones だと「うちの子供たち」になります。
新スタートレック(TNG)で、カウンセラーのディアナ・トロイの母親ラクサナ・トロイが、いつも娘のディアナのことを Little One と呼んでいました。
日本語では「おちびちゃん」と訳されていましたね。
ディアナは結婚適齢期の女性なのに、母親はいつまで経っても彼女を子ども扱いしている、ということを表す呼び名でした。
呼ばれているディアナもその呼び名をとてもいやがっていました。
男性が、自分の母親に「ちゃん付け」で呼ばれるといやだ、みたいな感じでしょうかね。

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posted by Rach at 10:49| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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