2007年03月27日

フレンズ3-2その16

モニカ: He's seeing someone. I can't believe he's seeing someone. (リチャードは誰かと付き合ってるのよ。彼が誰かと付き合ってるなんて信じられない。)
フィービー: Monica, you don't know that. (モニカ、そんなことわからないでしょ。)
モニカ: Well, whose voice was that? (じゃあ、あれは誰の声なの?)
チャンドラー: Maybe it was his sister's. You know, maybe it was his daughter's. (多分、リチャードの妹[の声]だよ。ほら、多分、彼の娘[の声]かも。)
モニカ: Michelle. Of course, it was Michelle! Did it sound like Michelle? ([娘の]ミシェルよ、当然だわ、あれはミシェルだったわ! ミシェルみたいな声だったわよね?)
ロス: Oh, great. It's starting to rain. That'll make it easier to get a cab. (あぁ、最高だね。雨が降り出してきたよ。これでタクシーをつかまえるのがより簡単になるね。)

be seeing someone は「(異性と)交際する、付き合う」という意味。
普通はこのように現在進行形を用います。
娘の声かも、と言われて、きっとそうだわ、と納得しようとするモニカ。
一方のロスは、みんなが準備してくれないのでげんなりしています。
窓の外を見て雨が降ってきたのに気付いて、ぼやいていますね。
文字通りに訳すと上のような訳になるのですが、これはもちろんイヤミで言っています。
雨が降ると、特に急ぎの用ではない人も濡れたくないからタクシーに乗るので、今まで以上にタクシーを捕まえるのが難しくなってしまったよ、それなのにまだ誰も準備ができてないし、ぶつぶつ…ということですね。
「雨が降ったらタクシーがつかまりにくくなることにみんな気付いてないのか? 早くしないと大変なことになっちゃうよ!」という心の叫びなわけです。
自分でそのセリフを言った後、ハハ…と乾いた笑いをしているのもそのせいですね。


レイチェル: Pheebs, you go with Monica and try on her green dress. If that doesn't work, you can wear my gray silk one. Oh, gosh, what am I wearing? (フィービー、あなたはモニカと部屋に行って、モニカの緑のドレスを試して。それがうまくいかなかったら、私のグレーのシルクのドレスを着ればいいわ。あぁ、私は何を着ればいいの?)
ロス: You don't, you don't know what you're wearing? (君は、君は何を着るかを決めてないの?)
レイチェル: Well, honey. I'm just trying to look nice for your big night. (えぇ、ハニー。あなたの盛大な夜のために、ただ素敵に見えるようにと頑張ってるのよ。)
ロス: Yeah, which, which we have to leave for in exactly 12 minutes. All right, come on, I'll just pick something out for you. (あぁ、僕たちはちょうど12分後に、その盛大な夜に向けて出発しないといけない。わかった、来てよ。レイチェルのために僕が何か服を選んであげるよ。)

"you don't know what you're wearing?" は、「君は何を着ることになるかがわかってないの?」という感じでしょうか。
フレンズ2-20その24 で、
レイチェル: You know what our children's names will be? (ロスは、私たちの子供の名前を考えてるのね?)
という表現が出てきましたが、これと似た感じです。
ロングマン現代英英辞典の know の語義は以下のとおり。
know:
1. (HAVE INFORMATION) to have information about something
2. (BE SURE) to be sure about something

つまり、1. は「情報を持っている。何かに関する情報を持っていること」、2. は「確信している。何かに関して確信している[自信がある]こと」ですね。
ですから、「これを着ていく!」という情報を持っている、とか、「これを着ていくぞ!」と自分の中で決めている、というニュアンスなんでしょうね。

ロスのセリフの which ですが、これはその前にレイチェルが言った、your big night を指しているのでしょう。
ロスがスピーチをする、というパーティーなので、レイチェルはそれを your big night と言っています。
ロスが言いたいのは、We have to leave for my big night (party) in exactly 12 minutes. ということで、「その big night 」と言えば、と強調する感じで、which (= my big night)を先に持ってきているのでしょうね。
僕にとって大事な夜のために君はおしゃれしようと頑張ってるって言うけど、そのことに関してはもっと大事なことがあって、その大事な夜に向けて出発するまであと12分しかないんだよ、ということですね。

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posted by Rach at 09:12| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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