モニカはまだ電話にこだわっています。
リチャード: (on machine) Hi, this is Richard. ([留守電の声で] はい、こちら、リチャードです。)
留守電: You have three new messages. (メッセージが3件あります。)
ピポパピポとボタンを操作するモニカ。
モニカ: Not anymore. (もうこれで、何もなし、よ。)
留守電: Message erased. To record your message, begin speaking at the tone. (メッセージは消去されました。[またボタンを操作するモニカ] メッセージを録音するには、ピーという音の後に話し始めて下さい。)
モニカ: Hi, uh, Richard. It's Monica. Um, listen, I did something kind of crazy tonight. Um, maybe I'm getting my period or something. I don't know. Um, anyway, I, I, I beeped into your machine and I heard this message that, that freaked me out, and um, you know what, Michelle will tell you the rest. I, I, um, I'm sorry, okay? I, I hope that we can just forget the whole thing. Okay, bye. (はい、リチャード。私、モニカよ。ねぇ、聞いて。私、今夜、ちょっとバカなことをしちゃったの。多分、今、生理中だからとかそんなことだと思うわ。自分でもよくわからないの。とにかく、私はボタンを操作してあなたの留守電を操作したら、私をパニクらせるメッセージを聞いちゃったのよ。ミシェルが残りのことは話すと思うわ。ごめんなさい。私たちがすべてのことをただ忘れられたらいいのにと思ってるわ。じゃあ、さよなら。)
erase は「文字などをこすって消す、…から削除する、黒板をふく、テープの録音を消す」。
eraser は「消しゴム」だと中学生くらいの時に習いましたが、黒板消しのことも eraser (a blackboard eraser)と言うんですね。
まぁ、文字を消す要領は同じですから、当たり前ですが…(笑)。
period は「月経、生理」。
しばらくの「期間」続くからですね(笑)。
period という単語を出したので、フィービーが「なんて話をしてるの」みたいな顔で見ているのがおかしいです。
とりあえず、言い訳、言いたいことが言えてホッとするモニカですが、
留守電: Your outgoing message has now been changed. (あなたの(留守番電話の)応答メッセージがただいま変更されました。)
モニカ: Outgoing? Did that say outgoing? Not outgoing! (「応答」? 「応答」って言った? 「応答」じゃないわ!)
モニカの声の留守電: (on machine) "Hi, uh, Richard it's Monica. Um, listen, I did something kind of crazy tonight. Um, maybe I'm getting my period or something. I don't know." (はい、リチャード。私、モニカよ。ねぇ、聞いて。私、今夜、ちょっとバカなことをしちゃったの。多分、今、生理中だからとかそんなことだと思うわ。自分でもよくわからないわ。)
モニカ: Nooo!! (いやー!!)
フィービー: How did you do that? (どうやったの、それ?)
モニカ: I don't know! (わからないわ!)
留守電: Goodbye. (さようなら。)
モニカ: Noooo!!!! (いやー!!!!)
電子メールの場合は、outgoing message というのは「送信メッセージ、出力メッセージ」ということで、その反対は incoming message 「受信メッセージ、入力メッセージ」ということになります。
留守番電話の場合は、outgoing message が「(留守番電話から流れる)応答メッセージ」、incoming message が「(電話をかけてきた人が、留守番電話に残す、吹き込む)入力メッセージ」ということになります。
モニカは前に入れた留守電のメッセージを消去して、新しくメッセージを入れ直すつもりだったのですが、どうやらコードを押し間違えたようです。
留守の時に流れるメッセージ、
"Hi, this is Richard. Please leave a message at the tone."
「はい、こちらリチャード。ピーという音のあとにメッセージを残して下さい。」
(このセリフは、フレンズ3-2その14 に出てきました)
を変更する操作をしてしまい、モニカのメッセージが、「留守電の応答メッセージ」に置き換わってしまった、ということです。
つまり、誰かがリチャードに電話をかけてきたら、この「今、生理中だから…」というメッセージが聞こえてくる、ってことですね。
フィービーが感じたように、やはり period なんて言葉まで使うべきではなかった、という感じ(笑)。
How did you do that? 「どうやったの、それ?、どうやったらそんなことができるの?」というのは、その「方法」を尋ねているのですね。
フレンズ2-4その1 では、鍋から鳩を出したレイチェルに向かって、ダンカンという人がこのセリフを言っていました。
相手の留守電の応答メッセージを遠隔操作で変更する、なんて高度な技は、どんなボタンをどう操作したらできちゃうのよ、という感じでしょうか。
でも、そのワザはそんなに高度なものでもないらしく、うちの電話の取説では、
リモコンコード 41# 「録音した応答メッセージの消去」
リモコンコード 42# 「応答メッセージを録音(最大30秒) # で録音が終わる」
と書いてあります。
モニカがやろうとした「用件(誰かが留守電に入れたメッセージ)を消去」というのは、コード 6# でできるとありますね。
そう言われてみると、モニカがメッセージを吹き込む前に流れたのは、"To record your message, begin speaking at the tone." というもので、声もリチャードのものではなく、ジョーイが フレンズ3-2その14 で面白がって真似をしていた「留守電のクールな声」の方でした。
つまり、いつもの "Hi, this is Richard. Please leave a message at the tone." 「はい、こちらリチャード。ピーという音のあとにメッセージを残して下さい。」ではなかったので、モニカはここで気付くべきだったのかも!?
モニカは留守電の中と、それを聞いた後で、I don't know. を2回言っています。
留守電の方は、「(そんなことだと思うけど)自分でもよくわからないわ。」で、後のセリフは、「(どうしてこんなことが出来ちゃったのか)わからないわ!」、ということですが、同じセリフを繰り返しているのが面白いのでしょうね。
モニカの Noooo!!!! (いやー!) が、いかにもモニカらしいのですが、その件に関して、明日もう少し触れてみたいと思います。
(Rach からのお願い)
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2007年04月19日
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