2007年04月20日

女性陣のNo!の違いの話 フレンズ3-2その32

昨日の続きです。
リチャードの留守電の応答メッセージとして、自分の声で変な言葉を吹き込んでしまったのを知って、
モニカ: Nooo!! (いやー!!)
フィービー: How did you do that? (どうやったの、それ?)
モニカ: I don't know! (わからないわ!)
留守電: Goodbye. (さようなら。)
モニカ: Noooo!!!! (いやー!!!!)

昨日も書いたように、この Noooo!!!! という叫び声が、非常に「モニカっぽい」です(笑)。
また、こういう「ノー!」を聞くと、スター・ウォーズで、ダース・ベイダーがルークに、"I am your father." と言った後のルークのリアクションを思い出してしまいますが…(笑)。

Wikipedia 英語版: Running gags in Friends というサイトがあります。
その最初の部分に以下の記述があります。

Friends included many running gags throughout the span of the show, some of which became recognized in general culture in their own right, such as Chandler's "Could this be any more..." or Janice's "Oh my God". Some of the most famous are listed below.
訳すと、
フレンズは、その番組が放映されていた期間を通して連続するギャグを多く含んでいる。そのいくつかは彼ら(キャラクター)の名義として(?)、一般的な文化にその存在を認められている。例えば、チャンドラーの "Could this be any more..." や、ジャニスの "Oh my God" など。有名なものをいくつか、下にリストアップする。

つまり簡単に言うと、フレンズは10年間やっていたドラマなので、そのキャラ設定が有名で一般にも浸透しており、"Could this be any more..." というとチャンドラーのセリフだとわかる(チャンドラーの口癖の話 フレンズ3-2その29 でこのセリフを取り上げましたが、this とは限りません)、または例の言い方で "Oh my God" と言うとジャニスだとわかる、という風に、有名なものがたくさんあるよ、ということですね。

そのように最初に説明した後、それぞれのキャラクター毎に、その性格や傾向、有名なセリフなどが書いてあります。
ファンが見ると、かなり楽しめそうな内容です。
これを読んでいて面白かったのが、3人の女性陣がそれぞれ No! と言う時の言い方の違い、です。

まず、モニカ。
"Noooo!": Monica's reaction when she receives surprising news, usually shouted at a loud shrill tone.
"Noooo!" というのが、モニカが驚くようなニュースを聞いた時のリアクション。たいていは、大きくて甲高くけたたましい声で叫ぶ。


次に、フィービー。
"Oh, no": Phoebe often says this in always the same childish way when something goes wrong or when she realizes she did something stupid.
フィービーはしばしば "Oh, no" と言う。何かが失敗した時、または自分が何かバカなことをしたことに気付いた時に、いつも同じ子供っぽい言い方でそれを言う。


最後に、レイチェル。
"Noooo!": Rachel's reaction when she receives surprising news, usually said in a low, almost whispering tone after a gasp.
"Noooo!" というのが、レイチェルが驚くようなニュースを聞いた時のリアクション。たいていは、ハッと息を飲んだ後、低くて、ほとんどささやくような調子でノー!と言う。


確かに女性陣3人のノー!を文字で説明するとこんな感じかなぁ、と思います。
ちょっとフィービーのは、私の中で「これだ!」というイメージがないのですが、あっさりと「オゥ、ノゥ」と言う感じだったかなぁ?と。
緊迫感に欠けていて、「あっちゃー」「あらら」「あれま」みたいな感じで、自分の失敗の場合でも、何だかひとごとっぽいような響きだったような…。

モニカは今回のように、「ヌオォォォォーッ!」と思いっきり絶叫しますね。
モニカは人に誉められたりすると、"I know!" 「知ってる! そうでしょ!」と叫びます。
それも、モニカの特徴あるフレーズとして有名で、上に紹介したウィキペディアにも、
"I know!": Monica often uses that short phrase, emphasizing it in her already-loud voice.
「アイ・ノウ!」というその短いフレーズをモニカはしばしば使う。すでに大きくなっているその声で「アイ・ノウ」を強調する。

とあります。
つまりモニカは、エキサイトすると、とにかく叫びたくなる人なんですね(笑)。

レイチェルも、セリフとしてはモニカと同じように長く伸ばす「ノー!」なんですが、レイチェルの場合は叫ぶのではなく、「ヌー」と「ノー」の中間くらいの音で、口をとんがらかして眉をひそめて低い声で言いますね。
「なんてこと! とんでもないわ! 信じられないわ!」と静かにささやく感じかな。
私はあのノー!が可愛くて好きなのですが。

ということで、わざわざウィキペディアにその No! の違いが書いてあったので、ちょっと取り上げてみた、ということでした。
すみません、肝心のセリフの解説がちっとも進まなくて…。

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posted by Rach at 10:29| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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