2007年04月27日

フレンズ3-3その3

昨日の続きです。

レイチェル: Did you tell the doctor you did it jumping up and down on your bed? (ベッドで上下にジャンプしてる時にケガしたって、お医者さんには言ったの?)
ジョーイ: Nooo. I had a whole story all worked out, but then Chandler sold me out. (いいや(言ってない)。俺は、ある話を(最初から最後まで)全部考えてあったのに、そこで、チャンドラーが俺を裏切ったんだよ。)
チャンドラー: Well, I'm sorry Joe. I didn't think the doctor was gonna buy that it just "fell out of the socket." (あぁ、ごめんよ、ジョーイ。そのケガはただ、「肩がポロッと抜け落ちた」だけだ[ or 「ソケットから落ちた」だけだ]という理由をお医者さんが信じるとは、俺には思えなかったんでね。)

I didn't think the doctor was gonna buy that it just "fell out of the socket."
これはその時(ジョーイを裏切った時…笑)のチャンドラーの考えを語っているわけですが、現在形で I think the doctor is gonna buy that... なら、「俺は、ドクターがそれを信じることになると思う」と、その成り行きから考えてそうなるだろう、という未来のことを述べていることになりますね。
この場合は、過去形でさらには否定形なので、「ドクターがそれを信じることになるとは、俺には思えない」、「俺は、ドクターはそんなこと信じないだろうと思う」ということになります。

で、その理由なのですが、ちょっと悩んでしまいました。(以下、細かい話でややこしいので、興味のない方は飛ばして下さい。)

buy that... で that 以下の意見を信じる、ということになるのですが、it just "fell out of the socket" と主語が it になっています。
DVD字幕では I didn't think the doctor would buy that it "fell out of the socket." となっていて、実際の音声と少しの違いがありますが、主語はやはり it です。
ネットスクリプトでは、I didn't think the doctor was gonna buy that it just *fell* out of the socket. のように fell を強調して書いてあります。
実際に、チャンドラーがこの部分を強調してしゃべっているからですね。

socket には「受け口、電球受け、ソケット」という意味があり、ソケットはすっかり日本語になっていますよね。
電球のソケットだと壁や天井の高いところにある、という連想も働きます。
ですから、私は最初このセリフを聞いた時に、fell out of the socket で、「そのソケット”から”落ちた」という意味なんだと思いました。
せめて、"fell off the ladder while fixing the socket" 「ソケットを修理していて、はしごから落ちた」なら、きちんとした理由になったと思うのですが、「そんな小さいものから落ちるわけないだろっ!」というジョークなんだ、と思ったわけですね。

ところが…英語字幕やスクリプトを見ると、fell の主語は it になっています。
上の解釈のように、「ジョーイが落ちた」ということなら、buy that you just fell out of the socket と主語が you になるのかな、と思います。
buy (that) it's just that you fell out of the socket でもいいかもしれません。
falling out of the socket のように動名詞になっている場合でも、「ソケットから落ちたこと」という解釈は可能かもしれません。
が、「過去形」 fell の前にある主語が you ではなくて、it なので、やはり、it が fall した、ということになると思うんですよね。

fall したのは実はジョーイではなくて、別のものなのか? となると、単数形の名詞だと、shoulder や arm のことかな、と思いました。
(以下、shoulder だと仮定して話を進めます。)
すると、fall out と socket に別の意味があることに気付きました。
まず socket は解剖学の専門用語として、「窩(か), 腔(こう)」という意味があります。
窩(か)は「穴」という意味で、眼窩(がんか)は、広辞苑によると、「眼球がはいっている頭骨前面のあな。めだまのあな。」で、それを英語では、the eye socket または、the socket of the eye と言うのですね。
すると、この場合のソケットも、肩の骨がはまっている穴、という意味なのかもしれないなぁ、と。

fall out of は「…から落ちる」と一般的には訳されますが、ロングマン現代英英辞典に、以下の語義が載っています。
fall out: if a tooth or your hair falls out, it is then no longer attached to your body
例) The drugs made her hair fall out.

訳すと、「歯や髪の毛が fall out すると、それはもはや体にくっついていない。」
例文は、「その薬のせいで、彼女の髪は抜け落ちた。」というニュアンスになりますね。

このジョーイのセリフも、肩が、歯や髪の毛のように、肩の穴から抜け落ちた、と言っているのかなぁ、と思ったりもするのです。
そうだとすると、it just "fell out of the socket" は、(your) shoulder just fell out of the socket で、「肩が肩の穴からただポロッと抜け落ちた」みたいに聞こえて、歯や髪の毛じゃあるまいし、ただ抜け落ちる、なんてことはないだろう? fall という単語を使っているのは変だよ、という意味で、fell を強調してしゃべっているのかなぁ、と思います。
「ソケットから落ちた」という理由が変だと言いたいのなら、fell "out of" the socket と out of を強調するのではないかな、と思うんですよね。

だから、お医者さんが信じないと思われる理由というのは、「どこかにぶつけたとか転んだとか、そういう特別な出来事は何もなかったのに、ただポロッと肩が抜け落ちちゃったんですよ。」というものだったのかな、と思います。
それがあまりにも不自然だから医者は信じないよ、とチャンドラーは言いたかったのかなぁ?と。

ちょっと勘ぐりすぎかもしれませんがいかがでしょう?
どちらにしても、「せっかく俺が理由を考えていたのに」と言っているわりには、その理由がお粗末なのが面白いわけですね。
チャンドラーが真実を話したのは、どの道、そんな作り話じゃ、すぐに嘘だとバレるじゃん、ということです。

ちなみに、またトリビアネタなのですが(笑)。
Wikipedia 英語版: The One with the Jam の Trivia に、ジョーイのつり包帯の話が書いてあります。
引用すると、
Matt LeBlanc dislocated his shoulder while attempting a sight gag. To explain why his character Joey would be wearing a sling, the show's writers inserted the subplot of Joey jumping on the bed and falling off, and they cleverly never actually show him doing any of the monkeying.
訳すと、
マット・ル・ブランク(ジョーイを演じる俳優)は sight gag(身振りによるギャグ)を試みた時に、肩を脱臼した。彼のキャラクターであるジョーイがスリングをつける理由を説明するために、番組のライターたちはジョーイがベッドの上でジャンプしてそこから落ちるというサブプロットを挿入した。そしてライターたちは巧妙にも、ジョーイが何か monkeying をしていることを実際には見せなかった。

つまり、実際に脱臼していて、それを不自然に見せないように、劇中でもケガをさせた、ということのようです。
monkey という動詞をどう訳すかで悩んだのですが…。
英和では「ふざける、もてあそぶ、いたずらする」などの訳が載っています。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
transitive verb : MIMIC, MOCK
intransitive verb
1 : to act in a grotesque or mischievous manner
2 a : FOOL, TRIFLE -- often used with around
b : TAMPER -- usually used with with

と書いてあります。
他動詞の場合は、「まねをする」。(日本語でも「猿真似(さるまね)」という言葉がありますね。)
自動詞の場合は、1. は「奇怪な、またはいたずらな[お茶目な]やり方で行動すること」、2. の fool, trifle は「いじくる、もて遊ぶ」、tamper は「(勝手に、許可なく)変更する、改ざんする、いじくる」のようなニュアンスでしょうか。

本当にケガしているのを隠すためにこういう設定にしていることを monkeying と言っているようですが、そのニュアンスは、「おふざけ、いたずら」なのか、あるいは「制作者側の都合で本来の脚本をいじったこと」を指しているのか…?
要は、そういう裏の事情を視聴者に悟らせなかった、という意味で巧妙だ、と言っているんだと思いますね。

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posted by Rach at 11:06| Comment(18) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。今回の socket の解説、長年の謎が解けました(笑)
ずっとこのチャンドラーのせりふがよくわからなくて、気になってたのです。socketにはそういう意味があったんですねー。私もフレンズが大好きなので、このブログをいつも楽しみにしているのですが、「あれってこういうことだったのかー!」という発見があって嬉しいです。ありがとうございます。
ところで、Wikipediaの記事のmonkeyですが、私はmonkeying=「ジョーイがベッドの上でふざけて飛び跳ねていること」と解釈していました。その場面を見ると、ジョーイが実際にベッドから落ちる場面は映っていませんが、ベッドのギシギシ言う音とジョーイの悲鳴、チャンドラーのせりふのみで状況を伝えています。既に脱臼していたので飛び跳ねる場面を実際に見せることができない為、こういうやり方を取ったのかな、と。そのことをcleverlyと言っているのかな、と思っていたんですが。見当はずれだったらごめんなさい。
Posted by uta at 2007年04月27日 14:17
毎日大変興味深く楽しく拝見しています。(初コメントかっ。 笑)

私もmonkeyingはutaさんと同じく「ジョーイがベッドの上でふざけて飛び跳ねていること」と解釈します。

毎日更新してくれるRachさんのブログを拝見すると、うまく言えないけど、安心します。小さな幸せって感じです。これからもお願いね!
Posted by まゆみ at 2007年04月27日 19:54
utaさんへ
こんにちは。Szechuan Dragon の記事の時にコメントを下さったutaさんですよね? いつも興味深いコメントをありがとうございます。

まず、monkeying についてですが、おっしゃる通り、「ジョーイがベッドの上でふざけて飛び跳ねていること」ですね。ご指摘ありがとうございます!
まゆみさんもそう思われたようで、もしかして、上の記事のように妙な解釈をしているのは私だけだったのかも(笑)。

cleverly never actually というフレーズを見て、てっきり「実際のケガをうまく隠し通したこと」だと思ってしまったようです。でも、自分で日本語に訳した文章、「そしてライターたちは巧妙にも、ジョーイが何か monkeying をしていることを実際には見せなかった。」というのを普通に読めば、「お猿さんのようにピョンピョン跳ねている場面を視聴者には見せずに、そういうことをしていたと視聴者に想像させた」のが巧妙だ、と読めるはずなのに(笑)。
実際にはその時には、ジョーイはあんな風にスリングをしていたので、彼の姿を映すわけにはいかない、だから音と叫びだけでそれを表現したのが「巧妙」な演出なんですね。
ああやってピョンピョンするのを monkeying と言うのは、なるほど!ですよね。お猿さんが、ウキウキ、キャッキャと言いながら飛び跳ねてる感じがしますから。monkey の意味を深読みしすぎました…というよりも、はなから文脈をそうだと決め付けていたのが問題だったようです。
monkeying がよくわからないから、このトリビアの解説をするのをやめようかな、とも思ったのですが、こうして書いたお陰で、私の謎がすっきり解けて良かったです!

socket の件については、私もあまり自信がありません(笑)。3-3その2を投稿した時は、「ソケットから落ちた」だと思っていたんですよ。その説明を次の日に回したのは、ただ単にジョーイのスリングのトリビアについて触れると長くなるから…と思っただけで、ソケットの話をこんなに書くつもりではなかったんです。

その3を投稿する前に再度読んでみたら、it just fell と主語が it になってるのがひっかかって、それからしばらく、う〜ん、と悩んで、慌てて調べて書いたのがその3の記事なんですよね。そういう心理状態で書いたものは間違ってることが多いので、今回のも合ってるかどうかわかりません(笑)。ほんとのところはどうなんだろうなぁ??
Posted by Rach at 2007年04月28日 07:52
まゆみさんへ
コメントありがとうございます。毎日読んで下さっているとのこと、大変光栄で嬉しいです。(初コメントへの返事かっ。 笑)

monkeying については、まさに皆様のおっしゃる通りでございます。悩むと視野が狭くなるのが私の特徴でして(爆)。「私はこう解釈しましたが」と皆さんが意見を寄せて下さる時、私は至上の喜びを感じるのです, seriously.

毎日更新してると、「あぁ、今日もRachは元気にしてるんやなぁ。」と思うでしょ?(笑) お陰様で大した病気もせず、健康に暮らしております。毎日更新できる自分がとても幸せだと思いますね。そしてそれを読んでくれる方がいるのを実感できるのも、とっても幸せ。これからもよろしくね!
Posted by Rach at 2007年04月28日 08:04
Wikipedia 英語版: の引用やめる気はないみたいだね。
ただ言ってることと、やってることとの違う人だなあぁ〜とは思うね!
Wikipedia 英語版だけは例外という説明もないようだし・・・
Wikipediaは、百科事典みたいなものだから、個人に肖像権、所有権みたいなもんに依拠してないからってつもりなんだろうか?
もっともWikipedia 英語版 引用してくれたほうがあんたの記事に幅も出るし読み手としても面白いけどね。

チャンドラーの口癖  can you 〜  あれは良かったよ!
そんなの全然気にしてなかったもんな!
持ってまわった言い方、、、いかにも複雑なチャンドラーらしいな!

それと フレンズ3-3その2、フレンズ3-3その3の記事も良かったよ。
是は是  非は非   くれぐれも酔っ払いが絡んできたように勘違いはせんように!
あんたの記事  やはり凄いとは思う。
fell out of the socket たしか吹き替えでは 下ネタに走ってたな。
でも持てる ジョイがオナニーをしててってというより、あんたの仮説のほうが説得力があるし面白い。
いかにもジョイっぽいもんな   論理破綻してるとこなんか。
あんたのほうが合ってると思うし、NHKの和訳担当は訳せなったのかもな。
have+目的語+過去分詞 によるworked out の見分け方 あれもとても勉強になった。  礼を言うよ
そのわりに ぞんざい、無礼な喋り方と思われるだろうが、あんたはこっちが下手に出たり持ち上げると 調子に乗る人間だとこっちも学習したんでこの流儀で通させてもらうよ!

Wikipedia 英語版: の引用やめる気はないみたいだね。
ただ言ってることと、やってることとの違う人だなあぁ〜とは思うね!
Wikipedia 英語版だけは例外という説明もないようだし・・・
Wikipediaは、百科事典みたいなものだから、個人に肖像権、所有権みたいなもんに依拠してないからってつもりなんだろうか?
もっともWikipedia 英語版 引用してくれたほうがあんたの記事に幅も出るし読み手としても面白いけどね。

チャンドラーの口癖  can you 〜  あれは良かったよ!
そんなの全然気にしてなかったもんな!
持ってまわった言い方、、、いかにも複雑なチャンドラーらしいな!

それと フレンズ3-3その2、フレンズ3-3その3の記事も良かったよ。
是は是  非は非   くれぐれも酔っ払いが絡んできたように勘違いはせんように!
あんたの記事  やはり凄いとは思う。
fell out of the socket たしか吹き替えでは 下ネタに走ってたな。
でも持てる ジョイがオナニーをしててってというより、あんたの仮説のほうが説得力があるし面白い。
いかにもジョイっぽいもんな   論理破綻してるとこなんか。
あんたのほうが合ってると思うし、NHKの和訳担当は訳せなったのかもな。
have+目的語+過去分詞 によるworked out の見分け方 あれもとても勉強になった。  礼を言うよ
そのわりに ぞんざい、無礼な喋り方と思われるだろうが、あんたはこっちが下手に出たり持ち上げると 調子に乗る人間だとこっちも学習したんでこの流儀で通させてもらうよ!

Wikipedia 英語版: の引用やめる気はないみたいだね。
ただ言ってることと、やってることとの違う人だなあぁ〜とは思うね!
Wikipedia 英語版だけは例外という説明もないようだし・・・
Wikipediaは、百科事典みたいなものだから、個人に肖像権、所有権みたいなもんに依拠してないからってつもりなんだろうか?
もっともWikipedia 英語版 引用してくれたほうがあんたの記事に幅も出るし読み手としても面白いけどね。

チャンドラーの口癖  can you 〜  あれは良かったよ!
そんなの全然気にしてなかったもんな!
持ってまわった言い方、、、いかにも複雑なチャンドラーらしいな!

それと フレンズ3-3その2、フレンズ3-3その3の記事も良かったよ。
是は是  非は非   くれぐれも酔っ払いが絡んできたように勘違いはせんように!
あんたの記事  やはり凄いとは思う。
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でも持てる ジョイがオナニーをしててってというより、あんたの仮説のほうが説得力があるし面白い。
いかにもジョイっぽいもんな   論理破綻してるとこなんか。
あんたのほうが合ってると思うし、NHKの和訳担当は訳せなったのかもな。
have+目的語+過去分詞 によるworked out の見分け方 あれもとても勉強になった。  礼を言うよ
そのわりに ぞんざい、無礼な喋り方と思われるだろうが、あんたはこっちが下手に出たり持ち上げると 調子に乗る人間だとこっちも学習したんでこの流儀で通させてもらうよ!

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ただ言ってることと、やってることとの違う人だなあぁ〜とは思うね!
Wikipedia 英語版だけは例外という説明もないようだし・・・
Wikipediaは、百科事典みたいなものだから、個人に肖像権、所有権みたいなもんに依拠してないからってつもりなんだろうか?
もっともWikipedia 英語版 引用してくれたほうがあんたの記事に幅も出るし読み手としても面白いけどね。

チャンドラーの口癖  can you 〜  あれは良かったよ!
そんなの全然気にしてなかったもんな!
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あんたの記事  やはり凄いとは思う。
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でも持てる ジョイがオナニーをしててってというより、あんたの仮説のほうが説得力があるし面白い。
いかにもジョイっぽいもんな   論理破綻してるとこなんか。
あんたのほうが合ってると思うし、NHKの和訳担当は訳せなったのかもな。
have+目的語+過去分詞 によるworked out の見分け方 あれもとても勉強になった。  礼を言うよ
そのわりに ぞんざい、無礼な喋り方と思われるだろうが、あんたはこっちが下手に出たり持ち上げると 調子に乗る人間だとこっちも学習したんでこの流儀で通させてもらうよ!

Posted by かつての読者 at 2007年04月29日 03:26
なお 上の分  3回重複してる
あんたのことだから、マナーがないと俺に責任転嫁するだろうが
全然書き込めなくて何度も転写してボタンを押したらこうなったんだ
俺のpcの問題か あんたとこの受け入れの問題かどうかは分からんぞ!  確認項目せずに直にボタン押したのは不味かったがな!

ところで、英語勉強の記事で書いてた あんたが付き合いたくない人ってどんなだろうね?
特定の誰かを想定したのかどうかしらんが、ちなみに俺の場合は「口では奇麗事を言って 有言不実行」の奴だね
そして そのことを指摘されると子供みたいな理屈をつける奴
そして、いつも自分は清く正しくしっかりしてるとか言う感じで自分に酔ってる奴だね。
特定の誰かとは言わんぜ!  こういう自意識過剰の奴 最近多いからな!

さて俺はイヤミだけを言いにきたんではない。  くどいが、、
最近、デスパな妻  が地上波でも放映されるようになった・・・・というか さっき終ったばっかりだ。  つまり見ながら書いてたわけだ。
あんたも見たことはないが存在は知ってるって前に書いてたな?
俺も なかなか面白いという噂は聞いていた
しかし 噂は噂であって相性というものはある。
「ロスト」も評判のいい作品だったが俺は駄目だった。
努力してまで見ようとは思えなかった
見続けてたらはまってたかもしれんが俺には、その予感らしきものが感じられなかった。

で「デスパな妻」  これは期待もせずに見てたんだが・・・凄い!
アリ−、フレンズ以来の海外ドラマでの胸キュン状態だ。
それだけ衝撃的だった。
アリ−もCG多用で当時としてはかなり画期的なコメディーだったが、それと似てる。
まず殺された女性視点だ  語り部が殺人事件の被害者
そしてその後 又殺人が起こるらしい  此処まで聞くと完全なミステリー  だが内容はコメディー  その中で殺人事件の謎が徐々に解明されるらしい。
Posted by かつての読者 at 2007年04月29日 03:49


又、1エピごとの構成も さきに伏線がまいてあり ドラマ後半でそれが効いてくるというなかなか しゃれた構成だ。

まぁ、、、あんたの事だから俺なんぞに勧められると意地になっても見まいと思うかもしれんがね(笑)
それに相手が相手なのに 深夜 しこしこ何 長文書いてんだと自分自身 自問自答する(笑)
だからどう取ろうとあんたの勝手だ。
ただ、同じように海外ドラマを愛し それで英語学習してる人間として 紹介しないと気がすまなかった。  それに以前は俺の質問に大変苦労してくれたわけだしな!

ついでに 慣用句の勉強になった台詞 ふたつあげとくよ。

CARLOS: Cost me an arm and a leg. It痴 got GPS navigation, 200-watt stereo system, rear parking sensors.
散財しちまったよ      GPS カーナビに200ワットのステレオ・オーディオシステム、、、、
an arm and a leg
「多額のお金、高すぎる料金」という意味ですが、ポイントとしては、高い割には価値がないときに使います。

■会話例1:
★To get a halfway decent house you got to pay an arm and a leg.   「そこそこまともな家を買おうと思ったら、多額のお金を払わないと 買えないよね」
☆I know. It's been almost impossible to buy a house these days.   「本当に。最近家を買うことなんて不可能に近いよね」
★My friend has just put his house up for sale and guess how much he is asking.   「ぼくの友達で家を売りに出したやつがいるんだけど、いくらで 出していると思う?」
☆You mean John?  「ジョンのこと?」
★Yes, his old beat-up 3-bedroom house.   「そうだよ、彼の古いボロボロの3ベットルームの家だよ」
☆Don't tell me he is trying to sell that house for more than $400,000?  「あの家を40万ドル以上で売ろうとしているなんて言わないでくれよ」



MIKE:
Oh, look at that. Looks like Bongo痴 finally warming up to Susan. 見てよ!  やっとスーザンにも(犬が)馴染んだようだ
warm up  いっそう好意的になる;だんだん受け入れてもいい気持ちになる.

SUSAN:
Ooh, we just got off on the wrong foot, we池e really best buddies now. Oh, what a good boy! (Bongo starts to wheeze, and SUSAN looks at him.) Bongo, are you okay?
出だしで躓いたけど、もうすっかり仲良しよ  なんていい子なの!  ボンゴ(犬)?  ちょっと大丈夫?
get off on the right [the wrong] foot  うまく[まずく]始める,出だしをうまくやる[誤る].



なお一部引用してるが、あんた自身がWikipedia 英語版の引用を平気で続けてるので 無視する。

それと フレンズ3-3その2、フレンズ3-3 および英語勉強の記事の一文にも触れてるが 、こんな跨ったコメントの場合どうすればいいのだ?
あんたの こだわりは病的なのでこれも無視する
よって関係ないここに書く。    
文句があるなら 自分より率先して有言実行の人になってから言ってくれ。




Posted by かつての読者 at 2007年04月29日 04:00
かつての読者さんへ
記事について誉めていただいてありがとうございます。

またいろいろなご指摘もありがとうございます。
今日、投稿する記事でも引用していますが、このご批判を無視して引用しているのではありません。数日前に書いた下書きの時点でそのように書いてしまっていて、ここで引用部分だけを取り除くと記事が成り立たない、もしくは説明不足になってしまうのです。
私は素人ですので、ただ私の考えを述べるだけでは説得力がありません。そのために、私の書いた内容を裏付ける情報・資料として、できるだけ「著作権者の権利を侵害しないように」私なりに気をつけて、引用させていただいております。
その「引用に関しての線引き」は私の勝手な判断によるもので、それについてのご批判があるのはよくわかります。引用を一切やめてしまうと、このブログそのものが成り立ちませんので、これからも私独自の判断で引用はしていくことになると思います。それを勝手だと言われることに関しては何も申し開きはいたしません。確かに「自分勝手」だと思っています。不愉快に思われたら申し訳ありません。

「デスパレートな妻たち」は面白いらしいですね。私もずっと見てみたいと思っています。慣用句を解説して下さってありがとうございました。
Posted by Rach at 2007年04月29日 06:40
了解
もうくどくど嫌がらせのような(そのつもりはないが)書き込みはしないようにします。
あなたが挑発(こちらの誤解があるかも?)でもしない限り この手の書き込みは今日を持って終結します。
「デスパレートな妻たち」は本当に面白いです
是非、御覧になってください    以上
Posted by かつての読者 at 2007年04月29日 10:59
かつての読者さんへ
ご丁寧なお返事、ありがとうございました。
機会があれば、是非「デスパレートな妻たち」を見てみたいと思います。
Posted by Rach at 2007年05月01日 20:05
はじめまして。
いつも、目からうろこが落ちる思いで、拝見しています。
これはずいぶん前の記事だと思うのですが、今日、このsocketのセリフのことを考えていて、もしかしたら、ということを思いついたので、カキコさせていただきました。

@ジョーイがベットでギシギシさせており、その音から一般にイメージされること、
Aそれが映像に出ないこと、
B医者に言ったの?というときのレイチェルの意味ありげな笑い、
Cfell out of the socketの主語がitになっている、
Dふきかえの日本語、

などから、ジョーイがしていたのは、単にベットの上で跳ねて遊んでいたのではなく、天井のソケットを使って、ふきかえ通りの下ネタ的なことをやっていたのではないかと思いました。つまり、このitというのは、ジョーイのxxのことではないかと。

ベッドから、天井まで届くのか、不思議なのですが、
台か何かを置いて、工夫していたのかな、と。(笑)
ちがうかな〜。。。
Posted by もも at 2008年04月13日 03:38
ももさんへ
コメントありがとうございます。
もう一度DVDを見てみました。それで今思ったことを書いてみますね。(あくまで私の印象に過ぎないので、参考程度に思って下さい。解釈に「絶対」はない、というか、本当のセリフの意図は書いた脚本家にしかわからない、というのが私の持論なので。)

画面には出ていませんが、ジョーイが実際にやっていたのは、やはりただ「ベッドでジャンプしていた」だけだと思います。音だけ聞いて「女性とエッチしているのか?」と思わせといて、実際は、子供のようにベッドの上で飛び跳ねていたんだ!というオチですね。
扉を開けたチャンドラーのセリフもそれを連想させますし、レイチェルが笑いながら言っているのも、「お医者さんに、そんな子供じみたことしていて落ちたなんて言えなかったんじゃないの?」という意味だと私は思いました。

その上で、以下のセリフを見てみます。
チャンドラー: Well, I'm sorry Joe. I didn't think the doctor was gonna buy that it just "fell out of the socket." (あぁ、ごめんよ、ジョーイ。そのケガは、「ただ it が socket から落ちた( or 外れた)だけだ」という理由をお医者さんが信じるとは、俺には思えなかったんでね。)

この it just "fell out of the socket." というのは、実際にジョーイがやっていたことではなくて、ジョーイがお医者さんに言おうと考えていた「とても信じてもらえそうにない理由」ですね。
ジョーイはそんな風に説明しようと思っていたけど、チャンドラーはそんな理由をとても医者が信じるとは思えなかったので、本当の理由「ベッドで(トランポリンのように)ジャンプしていて落ちた」を医者に話した、ということだと思います。

DVDの日本語音声(吹替)では、「まさか医者が信じるとは思わなかったんだ、masturbation しすぎたなんてさ。」となっていましたよね。これは、masturbation のしすぎ→手を使いすぎた、手を激しく動かした→腕を痛めた…というオチなのかな、と思いました。腕を痛めている姿が画面に出ているので、そんな風に「意訳」したのだろう、と思っていました。だから、これは英語の意味をそのまま訳しているのではない、と私は思った、ということですね。

it just "fell out of the socket." は「あり得ない、信じられない」話なので、仮に it をジョーイのアレ(笑)だと仮定して、ソケットを相手に(?)何かエッチなことをやっていた…という理由を考えることも可能なのかもしれませんが、「理由」として述べるには、英語の表現がちょっと抽象的すぎるように思います。
また、医者に説明する理由は「腕を痛めた」理由なので、「下ネタ的なことをしていて落ちたんです。」みたいな理由を、ジョーイがわざわざ自分から医者に説明することはない、という気がするんですよね。

…ということで、it just "fell out of the socket." は「ジョーイが医者に言おうとしていた理由」で、「実際にジョーイがやっていたこと」ではないと思います。そして、実際にやっていたことはチャンドラーやレイチェルが言っているように(そして上の記事のウィキペディアでも触れられているように)「ただ(小さい子供のように)ベッドでジャンプしていた」ということなんだと、私は解釈しました。

長々と書いて申し訳ありません。一緒に考えて下さってありがとうございました! 私の説明でわかりにくい部分があれば、ご遠慮なくおっしゃって下さいね。
Posted by Rach at 2008年04月13日 09:09
なるほど〜!
丁寧に説明していただいて、またわざわざもう一度DVDを見ていただいて、ありがとうございます。

ふきかえの、masturbationのしすぎ、というフレーズには、そういう意味を含ませてあったのですね。

そもそも、わたしがどこで誤解していたのか、が分かりました。
わたしは、こう思っていたんです。

ジョーイ:「ちゃんと話しを作ってあったのに、チャンドラーが裏切って、ほんとのことを言っちゃったんだ。」
チャンドラー:「まさか、ソケットから落ちたなんていう本当のことを言ったところで、医者が信じるとは思わなかったんだ。」
かと。

それにしても、わたしが思っていたことをソケット相手に実際にするなんて、どう考えても不可能ですよね。
考えたらおかしくなっちゃいました。(笑)
すごく勉強になりました。
ありがとうございます。
Posted by もも at 2008年04月13日 12:13
ももさんへ
わざわざのお返事、ありがとうございます。
吹替の意図については、私の想像に過ぎないので、間違ってるかもしれませんが…。

チャンドラーの、I didn't think... というセリフの解釈についても、「ジョーイの嘘の理由を医者が信じると思わなかった”から”(本当のことを言っちゃった)」というニュアンスかなぁ、と。

ベッドのギシギシ音のイメージがあるので、下ネタ関係のジョークかなぁ、と勘ぐってしまうことってありますよね(笑)。一度「そうかも」と思うと、なかなかその考えから抜けられなくなってしまう、ということもよくあります。私もトンチンカンな解釈を書いて、読者の方に指摘していただくことが多いのですが、それが本当に勉強になります。
また何か気になるところがあれば、コメント下さいね。これからもよろしくお願いします。
Posted by Rach at 2008年04月14日 11:07
古いレスですみません、きっとご存知かと思うのですが
Five little monkeys jumping on the bedという子供の手遊び歌?みたいなのがあるんです、とても有名です。
ママモンキーは子供達にベッドの上でジャンプしちゃだめ、というのにモンキー達はジャンプしてfell offしちゃう、で、ドクターにママは電話して、ドクターは言う
No more monkeys jumping on the bed!
ジョイが実際はなにをしていたのかは知りませんが、チャンドラーはその歌に引っかけてコメントをしていたんでしょう。
Posted by kobatama at 2009年05月05日 18:33
kobatamaさんへ
貴重な情報ありがとうございます。そういう歌があるのですね。私はその歌を知らなかったので、大変勉強になりました。

調べてみると、
Five Little Monkey Jumping On The Bed〜マザーグース
http://mothergoose-room.com/f1/mothergoosef-10_page0007.htm
に、英語の歌詞と日本語訳が出ています。

フレンズ3-3その1
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470789.html
のセリフ、
チャンドラー: See Joe, that's why your parents told you not to jump on the bed! (なぁ、ジョーイ。だから、君の親はベッドでジャンプしちゃいけない、って言ってただろ?)
は、ベッドでジャンプしては落ちるおサルさん、電話をかけるママとそれに対するドクターのセリフ "No more monkeys jumping on the bed!" を意識したものだったのですね。
その歌の存在を知ると、余計にこの一連のセリフが面白くなりますね。教えて下さってありがとうございました。
Posted by Rach at 2009年05月06日 08:07
Rachさんお元気ですか。
僕はフレンズをまだまだ十分に聞き取れるレベルではないのですが手順として
1. 音声英語 字幕なし
2. 音声日本語 字幕英語
3. Rachさんの解説を読む
4. 音声英語 字幕日本語
の各ステップを1回ずつで行っています。
これは単に英語の勉強などというものではなくてRachさんの丁寧な解説と、雑学を含めた楽しみのほうが多いように感じます。
それでいて始めた時がパントマイムを見ているようだったのに比べておおまかな話の筋は(視覚による助けもあるしキャラクターの性格がわかって予測できるようになったからかもしれないが)つかめるようになり、TOEIC向けの教材なども発音がはっきりと聞き取れるようになった気がします。
ジョーイの肩の怪我についてsocketは普通の辞書からは今回の内容に沿った意味がとれませんが
Out of the socketでググると医療関係のサイトhttp://www.emedicinehealth.comのなかのShoulder Dislocationの項目で
If your shoulder is wrenched upward and backward, you may dislocate it out of its socket.
という文を見つけました。
これでout of the socket がまさに医療分野では脱臼で骨がはまっていた関節から外れる意味で使われているのは間違いないようです。
他にもhipの脱臼 それにeye ballが飛び出すという使用例がありました。
Posted by teruchan at 2011年01月29日 17:35
teruchanさんへ
コメントありがとうございます。お陰様で、元気に過ごしております。
DVD学習のステップの1つとして、私の解説を読んでいただいているとのこと、大変光栄です。また、楽しんで読んでいただけているとのお話もとても嬉しいです。ありがとうございます。

「始めた時がパントマイムを見ているようだった」という表現、非常によくわかります。私も最初はびっくりするくらいわからなかったですから。これを見て笑っている人の頭の回路はどうなってるんだろう?と本気で思っていました。
おっしゃるように視覚による助けは大きいですね。それと、キャラが立っているために、「この人ならこういうことを言いそうだ」ということもわかってきますし。観客の笑い声(ラフトラック)や歓声などの反応で、どういうニュアンスのことを言っているかも想像しやすい、という利点もあるかもしれません。

ドラマのセリフは、リアリティを出すために、早口でラフですからね。ドラマのセリフに耳が慣れてくると、TOEIC のナレーションは本当にはっきり聞こえる気がします。

また、socket の件、医療関係のサイトでの用例をご紹介下さり、ありがとうございます。
dislocate はまさに「脱臼させる」ですものね。肩の脱臼の話で、dislocate it out of its socket であれば、おっしゃる通り、「骨がはまっていた関節から外れる」という意味になりますよね。

この記事以降、socket にはそんな意味があるのかぁ、と思いながら他の作品を見ている中で、同様の意味で socket という単語が使われているセリフに二度ほど出会いました。
それをここで説明すると、長くなってしまいそうなので、「フレンズ3-3その34」という追加記事として、近いうちに書きたいなと思っています。

貴重な情報、ありがとうございました。
Posted by Rach at 2011年02月01日 11:42
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