2007年05月24日

チャンドラーの愛称 フレンズ3-3その21

[Scene: Chandler's bedroom, Janice and him are cuddling]
チャンドラーの部屋。ジャニスとチャンドラーは抱き合って寝ている。
ジャニス: Night-night Bing-a-ling. (おやすみ、ビング・ア・リング。)
チャンドラー: Night-night.....Janice. (おやすみ…ジャニス。)

ジャニスはチャンドラーのことを、Bing-a-ling と呼んでいます。
チャンドラーの名前が Chandler Bing (チャンドラー・ビング)だから、韻を踏んでリズムのある愛称としてこう呼んでいるようです。
DVDの日本語では字幕・吹替とも「チャンちゃん」(チャンドラーちゃん、という意味)になっていましたが、その英語で韻を踏んでいる感じが日本語にも出ていて、うまくハマっていて面白いなぁ、と思いました。
別のエピソードだったと思うのですが、「ビングりん」という日本語訳になっていたこともあった気がします(多分)。
日本語の名前の後ろに「りん」を付けると、可愛い愛称になりますよね?(アイドルの小倉優子ちゃんの愛称が「ゆうこりん」だったり…笑)
だから、「ビングりん」という訳も、英語の発音に似ていながら愛称っぽく聞こえて、これまた面白いなぁ、と思いました。

ただ、ちょっと調べてみると、こういう「音声的に韻を踏む」ということ以外にも、このフレーズには意味があるようにも思えてきました。(あまり自信はないですが…)

ding-a-ling という言葉があるようです。
ロングマン現代英英辞典によると、
ding-a-ling: also dingbat (American English spoken) a stupid person
英辞郎にも、
dingaling=おばかさん
とありますし、
Merriam-Webster Online Dictionary には、
ding-a-ling: NITWIT, KOOK
と書いてあります。
nitwit は「ばか、まぬけ」。
kook は「変人」という意味で、フレンズ1-6その5 に出てきましたね。

ということで、Bing-a-ling というのは、韻を踏んでいる愛称でありながら、「バカ」というニュアンスの言葉 ding-a-ling にも似ているわけですね。
もちろん愛する恋人への呼び掛けですからおふざけに過ぎないのですが、こんな名前で呼ばれて、一瞬「ん?!」と思ったチャンドラーが、何か同じような表現で返そうと思ったけど思いつかなかった、もしくはこんな名前で呼ばれたことにちょっとムッとして、「(普通の、ただの・・・)ジャニス」になってしまった、ということかな?と思うのですが、どうでしょう?

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posted by Rach at 11:18| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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