記事のタイトルは、New Friends Friend
そこで、私も今回の記事タイトルを「新しいフレンズ・フレンド」にしてみた、というわけなのですが…。(やっぱり英語の方がかっこいいな…笑)
デイズさんは、日本の高校でALTとして英語を教えておられるネイティブスピーカーの方で、日本語を勉強しておられるのだそうです。(コメントを見るとわかるのですが、日本語が大変お上手で、恐らく日本で暮らすのには何の問題もないでしょうね。にもかかわらず、ご本人はまだまだだとご謙遜されています。)
ちょっとここでデイズさんに一言お礼を言っておきます。
Dear Deas
First of all, let me express my gratitude in words.
Thank you for introducing my blog on your new entry and putting it on your 'Japan Blogroll'.
I feel so honored and I don't know what to say.
Oh, now is my chance to say this; "Could I BE any happier?" Ha-ha.
私はこのブログを、英語を学習している日本人の方に、と思って書いてきたのですが、その逆の「日本語を学んでおられる英語のネイティブスピーカーの方」に読んでいただくことは全く想定していませんでした。
アメリカの人気ドラマ「フレンズ」を扱っているとは言っても、セリフ以外は日本語ばかりのブログなので、まずネイティブの人の目に留まることもないですしねぇ。
素人の私の書いた拙い(つたない)日本語の解説を読みこなすには、かなりの日本語の力が要求されると思います。
「ネイティブの方が私のブログに興味を持って下さった」という事実に、感動しております。
さらには、Deasさんのブログを見て、Alexさんという、同じく日本語を学ぶアメリカ人の方が、コメントを下さったりして、びっくりしつつも大変嬉しく思っています。
だいたい、私はネイティブの友達がいないのをいつも自慢にしていて(笑)、このブログを通して、ネイティブの方と知り合えるなんて、本当に光栄に思っています。
デイズさんは、私がリンクさせていただいている、まゆみさん(Mayumi.Kさん)のブログ、Osaka dialect 大阪弁 Japanese lesson in English で、私のことを知って下さったそうです。
まゆみさんは、ポッドキャストで、日本語(大阪弁)と英語の両方を使って発信しておられるので、日本語を学習しておられるネイティブの方からのコメントが多いんですよね。
私はいつもそれを見て、「すげ〜!」と思っていただけなのですが(笑)、今回、その中のお一人であるデイズさんが、マイブログを訪問して下さることになって、とても嬉しいです。ほんまに、ありがとうね、まゆみたん!(爆)
デイズさんの記事では、私のブログのタイトル、さらには私のプロフィールまで(!)を英語に訳して下さっていて、「あぁ、英語にすると、そんな感じになるんだなぁ。」と感慨深く読ませていただきました。
プロフィールの部分は、今後、英語で自己紹介する時に使えそうです。
Thank you for translating my profile into English 'for free', Deas! (lol)
それから、デイズさんは、私のプロフィールを読んで、私の英語力が fabulous だと思って下さっているようなんですが…。
いろいろとお話をさせていただいているうちに、その「誤解」はきっとすぐに解けるでしょう(笑)。
さて、デイズさんの英訳を読んで、私の書く日本語に出てくる単語に、「その概念の説明をするのが難しいもの」がいくつかあることに気付きました。
日本人として、深く考えることなく、何となくそう書いてしまったけど、その言葉の実際の意味はどういうことなんだろう?と改めて考え直す必要がある、ということですね。
日本語が堪能なデイズさんなので、私の文章のニュアンスを見事に捉えておられるのには本当に感動いたしました。
その中で、私自身も何と英訳したら良いかよくわからない部分が3つあります。
それは、「攻略」「学習歴」「海外経験なし」という言葉。
私がこの言葉をどういう意図を持って使っているか、の説明が足りないので英訳しにくいだろうと思うし、日本人の読者の方にもその真意が伝わっていないかもしれない、と思ったので、以下でそれを説明した上で、最適な英訳は何になるのか?を考えてみたいと思います。
デイズさんはご自身の記事内で、
Here’s a rough translation. (Sorry if it’s imperfect, Rach. Feel free to fix it.)
「これは、ラフに翻訳したもの。もし不備があれば、遠慮なく修正してね、Rach。」
と言って下さっています。
デイズさんのブログやコメントを見ると、日本語を少しでも上達させたい、という情熱がひしひしと感じられて、上の言葉は社交辞令ではなく、何か解釈のずれがあればそれを指摘してもらって、そこからまた学んで行きたい、という真摯な気持ちの表れだと私は受け止めました。
私も「間違いから学ぶ」ことはとても重要だと思っていて、それがこのブログのポリシーでもあります。
まだ知り合って間もない方が英訳して下さった文章を、私が自分のブログで、あーだ、こーだと書くことは、もしかしたら失礼なことなのかもしれません。が、私はデイズさんに対してはそれは失礼には当たらない、と思えました。
お互いにとって、学習中の外国語の理解を深めるために大切なことだと思えるので、またいつもながら、くどくど長々と書いてみたいと思います。
私がどういうニュアンスでその言葉を使っているか、をデイズさんに説明するために、まずは英語で書いてみました。
その下に日本語訳(必ずしも直訳ではないですが)をつけておきます。
Part 1. 攻略=capture?
If you look up the definition of the word 攻略 in the Japanese-English dictionary, you'll find the words 'capture' or 'conquest'. Deas is assuming that capture is used here in the same way that we say "screen capture".
I'm not so sure, but the image of 「攻略ガイド」 comes from 「ゲームの攻略本」. (I don't know much about video games, though.)
In my opinion, 攻略(する) means to find the most effective way to reach your goal or final destination. I might be wrong.
LONGMAN Dictionary of Contemporary English says this;
capture:
2. (PLACE/THING) to get control of a place or object that previously belonged to an enemy, during a war
4. (FILM/RECORD/ART) to succeed in recording, showing, or describing a situation or feeling, using words or pictures
He thinks 攻略 is the definition 4., and I think 攻略 and the definition 2. are close in meaning, but I can't assure that they have the same meaning.
攻略 is originally a war-related word, I guess. I used the word 攻略 in order to put the title a little bit something 'aggressive'.
This blog is supposed to be the guide that helps readers to 'master' or 'acquire a good command of' Friends English. I hope this blog could give readers some hints or tips in order to understand the lines in Friends, which improves readers' English more.
(上を訳したもの)
まず「攻略」ですが、攻略という単語の語義を和英辞典で調べると、capture や conquest という単語が書いてあります。
そこでデイズさんは、攻略=capture で、screen capture(スクリーン・キャプチャー)などと言う時の capture の意味だと思われたようですね。
自分でもよくわからないのですが、私が使った「攻略ガイド」という言葉は「ゲームの攻略本」のイメージから来ています(別に、私はゲームに詳しいわけではないけど)。
私の考えでは、「攻略」は、「ゴールや最終目的地に到達するために最も効果的な方法を見つける」というような意味です。
でも、その私のイメージが間違っているかもしれません。
ロングマン現代英英辞典には以下のような意味が載っています。
2. 戦争中、以前は敵のものであった場所や目標物を制圧する(勢力下に置く)こと。
4. 言葉や写真を使って、状況や感情を、記録する、示す、または描写することに成功すること。
デイズさんのニュアンスは、4. で、私のイメージは、2. に近い、けれども、2. だとも断言できない、と言ったところです。
攻略という日本語は元々は戦争用語だと思います(要塞を攻略する、など)。
私が攻略という言葉を使ったのは、タイトルに少しアグレッシブな(攻撃的な)ものを入れたかったから、なのですが…。
フレンズ英語”攻略”ガイドという言葉は、「フレンズの英語を”ものにする”ためのガイド」という意味で使っています。
このブログで読者の皆さんに、フレンズのセリフを理解するためのヒントやコツを示して、それによって読者の方々の英語が上達すればいいなぁ、という気持ちですね。
長くなったので、「学習歴」と「海外経験なし」は、また明日。
(Rach からのお願い)
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では、おふざけコメント担当の、まゆみたん(誰か、叱って〜 爆)でした。
そうそう、デイズさんとこで、コメントし終わって "I'm done, post it." ボタン押したら、Rachさんのコメントが出てきてびっくり。(それだけやけど・・・ はは)
記事にリンク貼ってくれて、ありがとう!!!
Anyway, you're too kind to thank me like this. It was my pleasure.
By the way, I think that quote came from the 3rd season, episode 2? Maybe? I don't remember...
Strategic guides to mastery of English language
英語マスターのための作戦的なガイドみたいな意味あいですが。
いえいえ、いつも楽しいコメントをありがとうございます。おふざけコメントは大切やで!(笑)
私が、ネイティブの方のブログに英語でコメントを入れることができる!なんて、感動です。こう見えても、私はたいそうな引っ込み思案で(ほんまかいな?)、ネイティブの方のブログにいきなり「たのも〜う!」と乗り込んで行くような勇気は持ち合わせておりませんので、今回のことがなければ、私はいつまで経っても、ネイティブのお友達ができないままでございましたね。本当にありがたいことでございます。(私の文章も何か硬いで…笑)
まゆみさんのブログのコメント欄で、デイズさんとまゆみさんが、英語と日本語両方を使って、ご自分の意見を述べておられましたよね。相手の外国語学習のためにそれぞれ母国語を使い、相手に意味をわかってもらうために相手の言語でわかりやすく説明しようとする…、それは、外国語を学ぶ者同士、非常に大切な心がけだと思いました。
それに倣って、私も、まずは英語で書いてみて、それを補完する意味で、日本語も書いてみたんですよ。デイズさんなら、私の英語が拙くて意味が通じない部分は、日本語から意味を読み取って下さるだろうと思ったので。
ナチュラルな言葉を使えるようになるには、やはり数をこなしていくしかしょうがないんだろうと思います。でも、表現が稚拙になってもいいから、まずは自分の意見を正しく、誤解のないように相手に伝えること、これが大切なんだろうと思いますね。相手に英語で説明するのは難しいけれど、説明しようと思うと、できるだけわかりやすいシンプルな表現で、と心がけるので、ものすごく「英語を書く」練習になると思いました。
記事で「まゆみたん」と書いたのは、貴ブログでのデイズさんの質問、「まゆみたんの「たん」は大阪弁でしょうか?」というのに興味をそそられたからです(笑)。
「たん」は確かに、「ちゃん」を舌足らずに言ったかわいい言い方ですが、これが「はん」だったりすると、やっぱりそれは関西弁なのかなぁ?と思うのですが、どうでしょう?
「まゆみはん」って言われると、「へぇ、なんでっしゃろ?」とか返事したくなりません?(爆)。
京都の「舞妓はん」とか言いますし。言葉ってほんと、面白いねぇ。
Thank you for noticing that the phrase "Could I BE any (more)..." is Chanlder's.
At first, I was going to write, "If I were Chanlder, I would say this."
I've been wanting to use this phrase to English native speakers. Thank you for giving me the chance.
そのフレーズがチャンドラーのものだと気付いてくれてありがとう!
最初は、「もし私がチャンドラーだったら、こう言うだろう。」と書こうとしていたんですよ。
このフレーズをネイティブの人に使ってみたいなぁ、とずっと思っていました。そのチャンスを与えてくれて、ありがとう。
このチャンドラーの言い回し(expression)、口癖(favorite phrase, pet phrase?)のことを、最近の記事で書いたんですよ。
ジョーイが真似をしていた、"Could I be wearing any more clothes?" については、
チャンドラーの口癖の話 フレンズ3-2その29
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470779.html
フィービーなどが真似をしていた、"Could that report be any later?" "Could these margaritas be any stronger?" については、
フレンズ1-22その7
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470780.html
で解説しています。
そういう「チャンドラー独特の言い回し」がわかるようになると、また一歩、英語が上達したような気がします。
それがネイティブの方に通じると、余計に嬉しいですね。
strategic って日本語では「戦略的な」と訳しますね。その「戦略」の感覚は、私の使う「攻略」の感覚にかなり近いと思います。
何かを学ぶ時の参考書を見ていると、そういう意味の「攻略」という言葉をちょくちょく見かける気がしますね。
例えば、「TOEICのPart4を攻略するためのポイント」みたいな感じで。
他国の言語を学習する、という行為は、暗号を解いたり、謎を解いたりする作業にちょっと似ています。ただ辞書どおりに言葉を置き換えるだけでは済まなくて、文化的背景を知ったり、文法的アプローチから攻めてみたり、といろいろな方法を使って、つまりいろいろな「戦略」を考えて、その本当の意味する部分をしっかりと把握する、ということなのかなぁ、と。
私が「攻略」という攻撃的な言葉でタイトルにインパクトを持たせようとしたように、「戦略」=strategic という言葉が、そのタイトルの意味の訳としては相応しいと思いますね。(実際の内容がそうであるかどうかは別にして…わはは)
私はわざとそういう大袈裟な言葉を持ってきているわけですが、それをそのまま英訳すると、ネイティブの方が違和感を感じる、という可能性もあるのかなぁ?? like, "What kind of strategy does this guide offer?" kind of question.
でも、私が意図していたニュアンスは、まさにそういうことです。非常に参考になるご意見、ありがとうございました!
「戦略」= strategy
「攻略」= tactic
The Mastery of English Gags: A tactical guide to FRIENDS(an overseas drama)
※tacticを入れるより、入れないほうがいい気がしますが。(笑)
のはいかがでしょうか?
tactic もいいかもしれませんね。
「シットコムで笑え!」というタイトルも、英語のジョークを理解して笑おう!ということですから、The Mastery of English Gags/Jokes とした方が、本来の目的にあったタイトルかもしれませんね。
上の記事の Deasさんも Guide to Friends という表現を使って下さっていました。シンプルでいいなと思います。