2007年07月17日

試供品 フレンズ3-5その5

チャンドラー: All right, Janice, likes him. In fact, she likes him so much, she put him on her "freebie" list. (わかった。”ジャニスが”彼を好きなんだよ。実際、彼女は彼が大好きで、彼を自分の”試供品”リストに入れてるんだ。)
ジョーイ: Her what? (彼女の…何だって?)
チャンドラー: Well, we have a deal, where we each pick five celebrities that we could sleep with, and the other one can't get mad. (あぁ、僕らは取り決めをしてるんだ。その取り決めでは自分が寝ることのできる5人のセレブ[有名人]をそれぞれ選んで、相手はそれで腹を立ててはいけない、っていうことになってる。)
ロス: Ah, the heart of every healthy relationship. Honesty, respect and sex with celebrities. (あぁ、すべての健全な男女関係の本質[中心]部分だね。正直さ、尊敬、そして有名人とのエッチ。)

昨日の続きです。
freebie の説明からになります。
freebie は「無料で提供されるもの、試供品、無料サンプル、景品」。
ロングマン現代英英辞典では、
freebie: [countable] (informal)
something that you are given free, usually by a company

つまり、「たいていは企業によって、無料で与えられるもの」。

ジョーイが「何?」と聞き返したくらいなので、他の人が聞いてもピンと来ない表現なわけですが、freebie という言葉を使ったのは、お金や何らかの条件と引き換えに、ではなく、こちらが何も提供することなしに、ということなんでしょうかね?
この場合は、ジャニスが恋人のチャンドラーに対してお詫びに何かしてあげないといけない、ということはなく、これについてはチャンドラーが「無条件で認めている」という意味なのかと思います。
「リスク、条件なしに、無料で、何の見返りを要求されることもなく提供される」という感じで、恋人が怒ったり悲しんだりすることなく、どうぞご遠慮なく、と言ってくれる感じ、でしょうか。
上のロングマンの語義にあるように、普通は試供品というのは企業が宣伝のためにただでくれるものですが、この場合は企業ではなく、「恋人がただで許してくれているもの」ということなのでしょうね。

セレブはすっかり日本語になってしまっていますが、
ロングマン現代英英辞典では、
celebrity: [countable] a famous living person (synonym: star)
つまり、「今生きている、有名な人」、同意語は star。

heart は「心臓、心」ですが、この場合は、the heart of で「(問題などの)核心、中心、本質、急所」の意味で使っているようです。
それが「大切な部分、ポイント」だよね、という感じでしょうか。
日本語では「キモ、肝」などとも言いますが、日本語では心臓ではなくて、肝臓なんですね(笑)。

「この5人なら寝ても良い」と恋人に許可を与えているなんて、実に健全な関係の証だねぇ、と、ロスは半ばあきれているのですね。
相手が有名人だからあり得ない話だし、言うのはただだ、みたいなことでしょうが、はっきり sleep with とまで言ってしまっていいのか、みたいな気持ちもあるでしょうね。
だから、ロスは、sleep with をもっと露骨に表現した sex with という表現を使っているわけですね。

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posted by Rach at 10:57| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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