2007年07月28日

ポリティカルなスーザン・サランドン フレンズ3-5その16

「寝てもいい[(恋人から)寝るのを許されている]セレブ」の名前を次々と挙げていくロス。
ロス: Susan Sarandon. (スーザン・サランドン。)
チャンドラー: Eh, y'know what, she's too political. She'd probably wouldn't let you do it, unless you donated four cans of food first. (おぉ。ほら、彼女はものすごく政治的(ポリティカル)だよ。彼女は君がリストに載せることを許さないと思うなぁ。まず食べ物の缶を4つ寄付したら話は別だと思うけど。)

スーザン・サランドン。
Wikipedia 日本語版: スーザン・サランドン
スーザン・サランドンは「デッドマン・ウォーキング」(Dead Man Walking)でアカデミー主演女優賞を受賞しています。
さよならゲーム(原題: Bull Durham)で共演したティム・ロビンス(Tim Robbins)との間に二人の子供がいます。
上に挙げた日本語版のウィキペディアには、political な面については簡単にしか書いていないのですが…。
Wikipedia 英語版: Susan Sarandon の Personal life という項目には、リベラルな社会運動(liberal social causes)に関わっていることや、2007年のワシントンD.C.の反戦集会(an Anti-War rally in Washington, D.C.)に参加したことについての記載があります。
また、同性愛者への理解を高める運動にも熱心なようです。

(恐らく、飢餓地域に?)食糧を寄付すればOKしてもらえるかも、とチャンドラーは言っています。
もちろん、「寝る」ことをOKするんじゃなくて、「リストに載せる」ことをOKするという意味だとは思うのですが(笑)、それにしても、それがたったの”4缶”だけでいいの??(笑)
4缶だけでも彼女の心を動かせる、ということであれば、それだけそういう福祉活動に熱心だということの表れなんでしょう。
そういうチャリティー精神を少しでも持っている人には、心を開くことができる…という感じですね。
「4缶」という極端に少ない数字を使って、彼女がどれだけ too political であるか、を表現しているのでしょう。

ちなみに彼女は後のエピソード、フレンズ7-15 でゲスト出演します。
ソープオペラ界で有名な女優、という設定の役柄ですが、スーザン本人の大女優ぶりを彷彿とさせる役のようです。

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posted by Rach at 09:09| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「なんか寄付でもしないと(食べ物4缶)、やらしてくれないよ」と言ってます。世間の男どもにはそのように思われてるんですかね。
僕はスーザンサランドンすきな方です。
Posted by テリトリー at 2007年07月30日 05:38
テリトリーさんへ
私は上の記事で、let you do it を「「寝る」ことをOKするんじゃなくて」と書きましたが、やっぱり「やらしてくれないよ」の意味でしょうかね? 私も今はそっちの意味かな、と思っています(笑)。

do it には確かにそーゆー意味がありますね。

ロングマン現代英英辞典にも、do の 項目25 に書いてあります。
do it: (informal) to have sex - used humorously or when you want to avoid saying the word 'sex'
つまり、「エッチすること。ユーモラスに使う、または sex という言葉を避けたい時に使う」
ということですね。

日本語でも、「やる」とか「する」とかで、その言い方や状況からその手の意味になりますから、こういう遠回しな表現というのは同じなんですねぇ。

私もそっちの意味かなぁ?とちらっとは思ったんですが、今ロスがしている行為「リストに名前を挙げる、名前を載せる」ことを指しているのかな、と上では解釈してみたのです。
もし do it = have sex だとしたら、それこそ、「食べ物4缶でそこまで許すかぁ!?」というのが驚きで、ちょっと違うかも…と思ったのですが、でも今考えてみると、そこが too political であることをより強く表現している、ということなのかもしれませんね。
スーザン本人がこのセリフを聞いてどう思うかはともかく(笑)、世間ではそういう認識、ということかもしれません。確かにその方がセリフはより面白くなるはずですから。

私はスーザン・サランドンと言えば、「さよならゲーム」は見ました。彼女は「強い女性」という感じですね。
Posted by Rach at 2007年07月30日 08:40
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