ロス: Yeah, um, okay, see, you were, you were on the list. But then my friend, Chandler (Chandler waves) brought up the very good point that you are international. So I bumped you for Wynona Ryder. Local. (はい、あなたはリストに載っていたんです。でもその時、僕の友達のチャンドラーが[チャンドラーが手を振る] 非常に良い点を指摘したんです。それは、あなたがインターナショナル(国際的)だ、ということ。それで、僕はあなたの代わりにウィノナ・ライダーを入れたんですよ。彼女はローカルですから。)
イザベラ: Y'know it's ironic... (ほら、それって皮肉よね…)
ロス: What? (何がですか?)
イザベラ: ...because I have a list of five goofy coffeehouse guys. And yesterday, I just bumped you for that guy over there. (points at a guy and leaves) (だって、私もおバカなコーヒーハウスの男5人のリストを持ってるの。それで、昨日、ちょうどあなたの代わりにあそこにいるあの男性をリストに入れたところよ。)
その男性を指差し、イザベラは去る。
ロス: (to the rest of the gang) We're just gonna be friends. ([残りのフレンズたちに] 僕と彼女は友達になれそうだね。)
ラミネートされた最終リストにイザベラが載っていない理由を説明するロス。
フレンズ3-5その17 で、イザベラについて、
チャンドラー: Ooh-hoo. Very hot, very sexy. But ah, y'know she's too international, y'know she's never gonna be around. (ほほぅ。すごくホットで、すごくセクシーだ。でも、ほら、彼女は国際派だから、彼女がこの辺にいる[姿を見せる]ことはないよ。)
というセリフがありました。
それを聞いてロスはイザベラを候補から外したのですが、そのことを今、本人に説明しているわけですね。
bump は「(…に)ドンと突き当たる」という意味が基本です。
ロングマン現代英英辞典では、
bump: to hit or knock against something
つまり、「何かに対してぶつかること、または当たること」。
そこから bump into someone だと「…にばったり出会う」という意味になりますね。(bump into someone という表現は、フレンズでよく出てきます。)
また、その bump の「ドンと当たる」という基本的意味から、「(人を)(飛行機などの便から)押しのける、はずす」「(人を)はじき出す」という意味にもなります。
bump:
4. [transitive] (informal) to move someone or something into a different class or group, or to remove them from a class or group altogether
例) The flight was overbooked, and Dad was the first one to be bumped.
「人や物を別のクラスやグループに動かすこと、またはあるクラスやグループからそれらを完全に取り除くこと。」
例文) そのフライト[便]は定員以上の予約を取っていたので、パパは外された最初の人になった[その便から真っ先に外された]。」
この bump のニュアンスを考えると、「ドンと押して弾き飛ばした、突き飛ばした」みたいな感じがしますから、目の前にいる大物女優を目的語とする動詞としては、相応しくない気がしますね。
「あなたを押しのけて、ウィノナを入れた」みたいな感じに聞こえて、理由はどうあれ、イザベラにとっては失礼な感じがするような…。
日本語でローカルというと、「中央ではなく地方の」みたいなイメージがありますが、
ロングマン現代英英辞典では、
local: relating to the particular area you live in, or the area you are talking about
「自分が住んでいる特別なエリア、または自分が話題にしているエリアに関係している」
上のセリフでは、もっぱらアメリカ国内で活躍している、という意味になります。
フレンズ3-5その17 で、
チャンドラー: Pick somebody who's gonna be in the country like all the time. (いつもこの国にいるだろうと思われる誰かを選べよ。)
と言っていましたが、それを一言で言い換えた形容詞が、local だ、ということですね。
goofy は「ばかな、まぬけな」。
ロングマン現代英英辞典では、
goofy: (informal) stupid or silly
goofy や その名詞形 goof については、フレンズ3-4その28 で詳しく説明しています。
イザベラは、「私も「愚かな男リスト」を作ってて…」などと話をでっち上げ、「あなたがやったのと同じように、あなたを押しのけて、別の人をリストに入れたわ。」と言っています。
ロスが言ったのと同じようなことを言って、「その場の状況に合わせて何とでも言えるわよね。私に会ったからって、急にそんな話をでっちあげて、それがあなたの口説き方、アプローチの仕方なんでしょ?」と言いたいのでしょう。
ロスは確かに失礼なことを言ったわけですから、goofy と言われても怒るわけにもいきませんね。
上手にあしらわれてしまったロス。
楽しく会話できたし、恋人は無理でも友達にならなれそうだね、と照れ隠しのようなセリフを言うのが精一杯ですね。
(Rach からのお願い)
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2007年08月14日
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