画面に、THREE YEARS EARLIER の文字が出ます。
「3年前」の話だ、ということですね。
[Scene: Monica and Phoebe's, three years earlier, Phoebe, Monica, and
Ross are there]
モニカとフィービーの部屋。3年前。フィービー、モニカ、ロスがそこにいる。
フィービー: Oh, that is so unfortunate. (あぁ、あれって、とっても不運ね。)
ロス: What? (何が?)
フィービー: Cute Naked Guy's really starting to put on weight. (裸の美男子が本当に太り始めたの。)
モニカ: (entering from bedroom) Okay, I'll be back in just a minute. Oh, Phoebe, I'm sorry that I left lipstick marks on the phone. ([寝室から入ってくる] 少しで戻るわ。あぁ、フィービー、ごめんなさいね、電話に口紅の跡をつけちゃって。)
フィービー: You didn't leave lipstick marks on the phone. (モニカは電話に口紅の跡なんかつけてなかったわよ。)
モニカ: Oh, then it must've been you. Bye. (leaves) (あぁ、そしたら、それはきっとあなただったに違いないわ。じゃあね。[去る])
フィービー: (angrily) Bye-bye! (to Ross) That's why I moved out. ([怒りながら] バイバイ! [ロスに] だから私は引っ越したのよ。)
ロス: Hey, y'know while we're on that, when are you gonna tell my sister that you don't live here anymore? (ねぇ、その話だけど、フィービーはもうここには住んでいないということをいつ僕の妹(モニカ)に話すつもりなの?)
フィービー: I think on some level, she already knows. (ある程度は、モニカもすでに知ってる[わかってる]と思うわ。)
ロス: Phoebe, she doesn't know that you sneak out every night, she doesn't know that you sneak back every morning, and she doesn't know that you've been living with your grandmother's for a week now. (フィービー、モニカは、君が毎晩こっそり抜け出しているのを知らない。毎朝こっそり帰ってくるのも知らない。もう1週間、君がおばあちゃんと暮らしていることも知らないんだ。)
フィービー: Okay, well, maybe not on those levels. (わかった。そうね、多分、そういうレベルでは知らないわね。)
3年前のシーンだ、という設定なので、みんなそれぞれ服装などが少し若めになってるのが面白いです。
いつもフレンズたちに窓から覗かれて、いろいろ言われている Ugly Naked Guy (裸のブ男)ですが、ここでは Cute Naked Guy (裸の美男子、かっこいい裸の男)と言われていますね。
彼にも cute な頃があったんだ(笑)。
いつもセリフに登場するだけで、なかなかその姿を見ることはできませんが、少し後のフレンズ3-8 でちらっと彼の姿が出てきます。
電話に口紅の跡をつけた、という話、相手のことを直接非難するのではなくて、「私がしちゃってごめんなさい。あら、私じゃなかったわ、あなただったわね。」だなんて、かなりのイヤミですねぇ。
フィービーが怒ってバイバイ!と言う気持ち、よくわかります。
それなら、「つけないように気をつけてね」と言われる方がまだ「まし」だろうと。
while we're on that というのは「私たちがそれに乗っかっている間に」→「私たちがその話題について話している間に」という感じでしょうか。
ちょうどその引越しの話が出た今だから、その話が出ている今、というニュアンスで、「そう言えばその話についてだけど、引越しの話と言えば」みたいに訳せるかな、と思います。
フィービーは moved out と過去形を使っているので、「もうすでに引っ越した、ここを出て行った」わけですが、その事実を話してない、というのがロスのセリフでわかります。
on some level 「あるレベルで、ある程度まで」はモニカも知ってる、というフィービーですが、ロスの話を聞くと、フィービーはかなり見え見えのことをしているのにもかかわらず、モニカは全くその気配すら感じていない、ということがわかります。
she already knows. というフィービーに対して、ロスは、she doesn't know that..., she doesn't know that..., and she doesn't know that... と she doesn't know that を3回も繰り返しています。
かなりくどい言い方ですが、「あれも知らない、これも知らない、それも知らない…なのに、一体モニカが何を知ってるって言うんだ?」という気持ちが入っているわけですね。
on some level どころか、実際は全く気付いていないじゃないか、と言いたいのです。
ですから、今ロスが言ったようなレベル(on those levels)では知らないわね、とフィービーは言い直しています。
フィービーは自分の口からモニカにはっきり説明するのを避けたいがために、「少しはわかってるわよ、気付いてるわよ。」と適当なことを言って、ごまかそうとしていただけですね。
(Rach からのお願い)
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「living with your Grandmother's」のは文法上では間違っていると思いますが、どうでしょうね?
上のセリフはネットスクリプトをそのまま使ったものでした。そこで、DVD を確認してみました。
英語字幕では、
... and that you've been at your grandmother's for a week.
と表記されていました。
つまり、
... and she doesn't know that you've been living at your grandmother's for a week now.
ということですね。
セリフが早口な上に、at 辺りの発音が不明瞭なのですが、やはり with ではなく、at が正しいようです。
grandmother's は、やはり 's がついているように聞こえます。
ということで、living with your grandmother ではなく、living at your grandmother が正しいセリフだということのようです。
ご指摘ありがとうございました。
多忙でフレンズ視聴がストップしていました…。
今年は勉強どこまでできるかわかりませんが、とりあえず、普通に観て、好きなエピソードに特化して勉強しようと思います♪
1話ずつがんばると、一生終わらない気もして笑。
このエピソードは、英語で見てもなんとなく掴めて笑えました!
3年って、案外短いなーと思いましたが。もう5,6年はずっと一緒って思ってたので。というわけでまずはこのエピソードを復習します!
独り言でした>_<
お久しぶりです。コメントありがとうございます!
ご多忙だと、なかなか DVD視聴の時間って取れないですよね。そんなお忙しい中、こうしてまたご訪問いただけてとても嬉しいです。
このエピソード、面白いですよね。ずっとフレンズを見続けてきたファンにとっては、「過去の回想エピソード」は本当に見ていて楽しいです。
シーズン3は、私が一番好きなシーズンで、ファンの間でもおそらく一番人気が高いシーズンだと思うのですが、そうやってすっかりキャラ立ちした頃に「3年前はこうだった」というエピソードを持ってくるのが、シリーズ物の楽しさなんだろうと思います。
これからも無理をされず、マイペースで続けていただけると嬉しいです(^^)