2007年09月14日

ハッピー・デイズ フレンズ3-7その2

[Scene: Monica and Rachel's, the whole gang is there including Janice, they're watching Happy Days.]
モニカとレイチェルの部屋。ジャニスも含めてフレンズ全員がそこにいる。みんなはハッピー・デイズを見ている。
ロス: Hey. When you guys were kids and you played Happy Days, who were you? I was always Richie. (ねぇ、子供の頃、ハッピー・デイズごっこをしてる時、誰をやってた? 僕はいつもリッチーだった。)
モニカ: I was always Joanie. (私はいつもジョーニーだった。)
ジョーイ: Question: Was ah, "Egg the Gellers!" the war cry of your neighborhood? (質問。「ゲラー兄妹に卵を投げろ!」って言うのが、君らの近所の標語だった?)

テレビから流れている音楽が、ドラマ(シットコム) Happy Days (ハッピー・デイズ)のテーマソングなんでしょうね。
前回のエピソード、フレンズ3-6その26 で、ジュークボックスをたたいて音を出す Fonzie というキャラクターについて触れましたが、そのフォンジーが出演していたドラマが、Happy Days でした。
そこでも、そのドラマについて少し説明してあるのですが、後ほど、もう少し追加説明をします。
前回、エピソードの最後に小ネタのように出てきたことと、今回、オープニング後のシーンにすぐ Happy Days の話になっているのとは、何か関連があるんでしょうかねぇ?(偶然にしては出来すぎな気がしますから)

egg はご存知「卵」ですが、動詞で「(人を)扇動する、そそのかす」という意味があるようです。
また、「…に生卵を投げつける」という意味もあるようです。
上のセリフは、「卵を投げる」方だろうと思います。

war cry は「ときの声」「標語、スローガン」。
ロングマン現代英英辞典では、
war cry: [countable] a shout used by people fighting in a battle to show their courage and frighten the enemy (synonym: battle cry)
つまり、「自分たちの勇気を示すため、そして敵を怖がらせるために、戦闘中の人々が使う叫び。同義語は battle cry」

「…をやっつけるぞ、オー!」みたいな感じの雄叫びのことでしょうね。
ロスとモニカがリッチーとジョーニー役だったので、近所では、「ゲラー兄妹に卵を投げるぞ、オー!」みたいな雄叫びが聞こえてたんじゃないの?と質問しているわけです。
ということは…
リッチーとジョーニーというのは、嫌われキャラ、なんでしょうかねぇ?
いつもその役を演じていた、というのは、そのキャラクターと性格が似ている、ということで、君らも同じように近所の嫌われキャラだったのか?と言っているような気がします。

ここで、Happy Days についての情報を書いておきます。
Wikipedia 英語版: Happy Days
IMDb: "Happy Days" (1974) TV-Series 1974-1984
アマゾンではこちら(↓)
Amazon.co.jp: Happy Days: Complete First Season (3pc) (Full) (1974)

ウィキペディアを見ると、リッチーとジョーニーは兄妹のようです。
だから、ロス&モニカがその二人の役をやっていたんですね。
私が想像したような「嫌われキャラ」かどうかについては、実際にこのドラマを見たことある方に聞いた方が早そうなので、調べるのはやめました(笑)。
ご存知の方は教えて下さい。

ジョーニー(Joanie Cunningham)を演じていたのは、Erin Moran、リッチー(Richard 'Richie' Cunningham)を演じていたのは、Ron Howard。
そのロン・ハワードは、 今では、監督として有名ですね。
2001年に「ビューティフル・マインド」(A Beautiful Mind)でアカデミー監督賞を受賞しています。
Wikipedia 日本語版: ロン・ハワード

ジョーニーというキャラクターについてですが、実はフレンズ1-1(パイロット版)で、すでにこのキャラクターについて言及されています。
そのシーンは以下のとおり。

(CUT TO RACHEL WATCHING 'JOANIE LOVES CHACHI')
レイチェルがドラマ「Joanie Loves Chachi」を見ている。
テレビ: "I, Joanie, take you, Charles, as my lawful husband." "Do you take Joanie.." (「私、ジョーニーは、あなた、チャールズを、私の夫とします。」「あなたはジョーニーを…」)
レイチェル: Oh...see! But Joanie loved Chachi. That's the difference. (あぁ、これよ! でも、ジョーニーはチャーチーを愛してた。そこが違うのよ。)

Joanie Loves Chachi というドラマは、Happy Days のスピンオフで、そのドラマの中で二人は結婚式を挙げるのですね。
結婚式から逃げ出したレイチェルは、そのシーンを見ながら感動しているのですが、ドラマのタイトル「ジョーニーはチャーチーを愛してる」でもわかるように、二人は愛し合っていた、だから結婚した、そこが私たち(レイチェルとバリー)とは違っている点なのよ、と嘆いていました。
このセリフは、このドラマのタイトルを知っていると、余計に笑えるわけです。
ウィキペディアによると、ジョーニーと結婚したチャーチーは、フォンジーのいとこ、だそうです。

参考までに。
Wikipedia 英語版: Joanie Loves Chachi
IMDb: "Joanie Loves Chachi" (1982) TV-Series 1982-1983

過去記事で、フレンズ5-3 でも Happy Days ネタ(フォンジーネタ)が出てくることを説明しましたが、これ以外に、フレンズ3-25 でも、Happy Days ネタが登場します。
Happy Days のスピンオフ、Laverne & Shirley、Joanie Loves Chachi も含めると、ネタとして使われた回数はかなりのものです。

フレンズのエピソード番号で一覧にすると、
Happy Days
3-6 フォンジーがジュークボックスをたたく仕草の真似。
3-7 子供の頃に Happy Days ごっこをやった時の配役。
3-25 (今は内容は伏せます)
5-3 フォンジーの大ファンであるお医者さんが登場。
Laverne & Shirley
1-16 スペイン語音声になったテレビで、フレンズたちがこの番組を見ていた。
2-21 タイトルをもじった、Laverne-and-Curly (Fries) 「ラバーン&カーリー(フライ)」というメニューの名前。
Joanie Loves Chachi
1-1 レイチェルがテレビで見て、自分の境遇と比較していた。

フレンズでは、本当によく引き合いに出されるドラマのようですね。


(今日のポイント)
・play Happy Days 「ハッピー・デイズごっこをする」、他に、egg(動詞)、war cry などの、子供の遊びを彷彿とさせる言葉。
・また Happy Days ネタで長々とすみません(笑)。
上に一覧にしたように、これだけ言及されていると、「フレンズを楽しむための基礎知識」みたいに思えてきたので…。
私が資料として一覧を作りたかっただけかも。
でも、一番のポイントは、私はこの Happy Days やそのスピンオフを一度も見たことがない!、ということでしょうか(笑)。


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posted by Rach at 11:01| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Happy Daysはすげぇ懐かしいなぁ。実は、ハッピー・デイズは時々私のあだ名になってしまったのよ。後は Days of Thunder, Days of Our Lives, Dazed and Confused, Daisyなど。恥ずかしい。特にデイジーが恥ずかしい。女っぽいだからね。ハハハ。

:-)
Posted by デイズ at 2007年09月14日 14:56
Dear 'Happy' Deas...
Just joking. Don't be mad! (lol)

いつもカタカナで「デイズ」と書いていただいているように、Deas と Days って発音が同じなんですね?

Happy Days は「すげぇ」懐かしいですか?(笑)
You are in your early 20s, right?
デイズさんの年齢って、20代前半ですよね? アメリカはドラマの再放送が多いそうなので、デイズさんのようなお若い方の間でも、Happy Days は「懐かしい」んですねぇ…。

Days of Thunder ってトム・クルーズの? Days of Our Lives はフレンズでもおなじみですよね。
Dazed and Confused というのは、1993年の映画(邦題「バッド・チューニング」)か、それとも、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の歌か…そういう名前の雑誌もあるようですね。
Daisy 「デイジー」って「ヒナギク」ですね。確かに女性名だ。ドナルド・ダックのガールフレンドは、デイジー・ダック(Daisy Duck)ですし(笑)。

しかし、Days of Our Lives ってあだ名にしては長すぎませんか?
"Hey, Days of Our Lives, what's up?" だったら、挨拶よりも名前の方が長いですよ(笑)。
Posted by Rach at 2007年09月15日 07:39
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