2007年10月02日

3つも注文?よほど空腹なんですね フレンズ3-7その17

ドクター・グリーン: You know what's really good here? The lobster. What do you say? Shall I just order three? (ここでは何が名物か知ってるか? ロブスターだよ。どうだい? 3つ注文しようか?)
ロス: Yeah, if you're really hungry. (Dr. Green stares at him) It was a joke, I made a joke. (えぇ、もしあなたがとてもお腹がすいておられるのなら。[パパはロスを見つめる。] 今のはジョークです。ジョークを言ったんですよ。)
レイチェル: Yeah, actually, Daddy, Ross is allergic to lobster. (そうよ、実際にね、パパ、ロスはロブスターにアレルギーがあるのよ。)
ドクター・グリーン: What kind of person is allergic to lobster? I guess the kind of person that works at a library. (ロブスターにアレルギーがあるなんて、どんなやつだ。思うに、図書館で働くようなタイプの人間だな。)
ロス: It's not a library... (図書館じゃなくて…)
ドクター・グリーン: (interrupting him) I know. It's a museum! What, you’re the only one around here who can make a joke? At least mine was funny. Ah, waiter, we will have two lobsters and a menu. (nods at Ross, and mouths I don't know to the waiter.) ([ロスのセリフを遮って] わかってる、博物館だろ! 何だ? ここで、ジョークを言うことができるのは君一人だけなのか? 少なくとも私のジョークも面白いだろ。あぁ、ウェイター、ロブスターを2つと、それからメニューを1つ。)
ドクター・グリーンは、ロスの方を顎でしゃくって見せて、ウェイターに声は出さずに口の動きで "I don't know." と言う。

名物のロブスターを人数分注文しようとするパパに、ロスがまた余計なことを言ってしまいます。
一人で3つも食べるんですか? よほどお腹がすいてるんですね、ということです。
仲の良い友達同士なら、面白いジョークで済みますが、パパに対してはかなりトゲのあるジョークですね。

ちょっと脱線しますが、NHKの「サラリーマンNEO」という番組で、よく似た感じのコントがありました。(ちょっとうろ覚えですけど…)

部下二人を喫茶店に連れてきた上司が、「ここは喫茶店なんだけど、カツ丼が絶品なんだよ。」と言いながら、カツ丼を3つ注文するのですが、その後、部下が「僕はオムライス」「私はカレー」とそれぞれ自分の食べたいものを注文してしまう…というコントでした。
おいしいものをおごってあげようとした上司は、3つのカツ丼を食べないといけないはめになるのですね(笑)。

レイチェルは、Yeah, actually, Daddy, Ross is allergic to lobster. と言っています。
actually というのは、「今のは確かに冗談だけど、本当に、冗談抜きで、ロスはロブスター・アレルギーなのよ。」ということ。

フレンズ2-6その1 で、
ロス: That's what's gonna kill me. I'm allergic to kiwi. (それじゃ、僕は死んじゃうよ。僕はキウイアレルギーなんだ。)
モニカ: No, you're not. You're allergic to lobster and peanuts and...Oh, my God! (いいえ、そんなことはないわ。ロスがアレルギーなのは、ロブスターとピーナッツと、それから…あら、やだ!)
というセリフがあったように、ロスはロブスター・アレルギーなんですね。
エビ系、というか、甲殻類系のものはアレルギーが多いと聞きます(うちのダンナさんも、エビを食べると、口がかゆくなる、とか言ってます)。

パパは多分、ロスのアレルギーのことは知らないのでしょう。
もしくは、レイチェルから事前に聞いていたかもしれませんが、このパパの性格を考えると、そんなことを律儀に覚えているとも思えませんしね。
上のサラリーマンNEOのコントと同じで(笑)、おいしいから一度食べてみたらいい、という好意で言ったつもりなのに、そんな風に茶々を入れられて、パパはムッとしたのですね。

What kind of person... ? は「どんな種類の人間だ?」ということで、そういうことを言う・する人間に対してあきれた時に使う表現ですね。
「どんな類の人間か、それは”図書館”で働く人間だ」とパパは自分で結論づけています。
また訂正しようとするロスに、「これはジョークでわざと間違えて言ってみたんだよ。」というパパ。
パパも負けてませんね。
「ロブスター3つ」の代わりに、「ロブスター2つとメニューを1つ(a menu)」と「注文」するのが面白いです。
「こいつがごちゃごちゃ言うから、”ロブスター3つ”って注文できないんだよ。」という感じです。

nod は「うなずく、首を縦に振る」ですが、nod at は「…の方を見てうなずく」ことから「…の方を顎でしゃくって見せる」という意味になります。
この場合は、メニューが必要なのは「あいつ」のために、だよ、とロスを顎で示している、ということですね。
ここの名物のロブスターを食べないなんて、私には信じられないよ、何を考えているのかわからないよ!とウェイターにわざと声を出さずに言っているところが何ともイヤミな感じ。

nod はロングマン現代英英辞典では、
nod:
1. to move your head up and down, especially in order to show agreement or understanding
2. to move your head down and up again once in order to greet someone or give someone a sign to do something
nod at:
例) The judge nodded at the foreman to proceed.

つまり、1. は「自分の頭を上下に動かす、特に同意や理解を示すために」
2. は「自分の頭を下に動かしてから、もう一度上に動かす、誰かに挨拶するために、または誰かに何かをするようにサインを送るために」
例文は、「その判事は、陪審長に(議事)進行を(顎をしゃくって)促した。」
日本でも、人をそんな風に顎でしゃくって示す、というのはかなり失礼な態度になりますよね。


(今日のポイント)
・ロスとパパのやり取りがますます激しくなってきます(笑)。
ロス「ロブスターを3つ注文?、随分お腹が減ってるんですねぇ。」
パパ「”図書館”で働いている人間はロブスターが苦手なんだね。」
皮肉の応酬をセリフから感じ取って下さい。


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posted by Rach at 08:19| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結局、二人とも似てるんですよねー。だからレイチェルはロスを好きになったのかも。なんて思います。発音やら文法やらイチイチ直す男なんて...

最後の方は、もうジョークじゃないですよね。とはいいつつ、無理に食えとは言わず、メニュー頼んで好きなの食えや!っていうあたりは、根っからの意地悪な人じゃないってことですよね。だから、見てるこっちもハハハで終わっちゃうんです。
Posted by leo at 2007年10月03日 00:08
leoさんへ
そうですね。二人って似てますよね。理屈っぽいところとか…。ロスは間違いを流せないタイプの人ですが、そこが彼の律儀なところ、なのかなぁ?

こんなにうまいロブスターにアレルギーがあるなんて信じられないよ、みたいにあきれているパパですが、さすがに食べろとは言いませんね(笑)。やはりお医者さんですから、アレルギーの怖さは知っているのでしょう。(そのわりには、アレルギーを持っている人に対しての配慮が感じられないけど…笑)
ロスのことを嫌っている、と言っても、それは娘の恋人に対するジェラシーみたいな気持ち(「可愛い私の娘を取ったヤツ」のような)なんでしょう。だから、別に徹底的にいじめてやる、ってことでもなくて(笑)、ちょっといじわるなことを言ってみた、という程度なんでしょうね。本当にいやなら、一緒に食事、ということにはならないでしょうから。
Posted by Rach at 2007年10月03日 10:56
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