2007年10月04日

チップの少ない客への仕返し フレンズ3-7その19

ロス: Yeah. (sees the bill) Op! Uh-oh! I think your Dad must've added wrong. He only tipped like 4%. (あぁ。[勘定を見る] あぁ? 君のパパはチップを間違って足しちゃったみたいだよ。4%くらいしかチップの分を上乗せしてない。)
レイチェル: Yeah. That's Daddy. (えぇ、それがパパなのよ。)
ロス: "That's Daddy"? Doesn't it bother you? You're a waitress. (「それがパパだ。」だって? それで君はいやな気持ちがしないの? 君はウェイトレスだろ。)
レイチェル: Yes, it bothers me, Ross, but y'know if he was a regular at the coffee house, I'd be serving him sneezers. (そうね、とてもいやな気持ちになるわよ、ロス。もしパパがあのコーヒーハウス(セントラルパーク)の常連さんなら、私は彼に sneezers を出しているところでしょうね。)
ロス: So? (それで?)
レイチェル: So, Ross, I've bugged him about this a million times, he's not gonna change. (それでね、ロス。私はこの件に関して、何百万回も忠告したのよ、(でも)パパはこの先も(自分の主義や行動を)変えようとはしないわ。)
ロス: Do you really serve people sneezers? (君は本当にお客さんに sneezers を出すのか?)
レイチェル: Well, I don't. (えぇっと、私は(そんなことは)しないわよ。)

I think your Dad must've added wrong. は、must+現在完了形で、過去についての推定を表し、「…したに違いない」という意味ですね。
「チップの金額がおかしいよ。きっと、計算を間違えてしまったんだね。」のような感じです。
でもそれが、"That's Daddy." だとレイチェルは答えています。
「間違えたんじゃなくて、4%しかチップを出さないのがパパなのよ。」ということ。
フレンズ1-17その4 で、
モニカ: Yeah, I know it's pretty selfish, but...hey, that's me! (えぇ、かなり自己チューだと思うわ。でも…そうよ、それが私よ!)
というセリフがありました。
これは、ある事情のため、モニカとレイチェルが入れ替わっている、というシーンでした。
レイチェルを演じているモニカは、レイチェルの過去を暴露した後、それを pretty selfish だと認めた上で、"That's me." 「それが私なのよ!」と言っているのですね。

serve は「(人や店が)(飲食物を)出す」で、serve someone something / serve something to someone で、「人に飲食物を出す」という意味になります。
sneeze は「(名詞)くしゃみ、(動詞)くしゃみをする」なので、通常は、sneezers =「くしゃみをする人」という意味になりますね。
serve を二つの目的語を取る他動詞として規則どおりに訳すと、「彼に、くしゃみをする人を出す」みたいな感じになってしまいます。

この serve him sneezers の意味がよくわからないのですが…。
DVD日本語音声では、「コーヒーにコショウを入れる」、DVD日本語字幕では、「ツバ入りコーヒーを出す」となっていました。
私もそのどちらかだろうと思います。

まずは、「コショウ」説について。
この場合は、飲み物(コーヒー)などに、コショウのような「くしゃみを誘発するもの」を入れる、または、「客がくしゃみをするように、コーヒーにコショウを入れる」みたいなことでしょうか。
日本では、くしゃみをさせるにはコショウを使う、というイメージがありますが、外国ではどうなんでしょう?
辞書では、sneeze は自動詞「くしゃみをする」なのですが、それを他動詞のように使って「くしゃみをさせるもの」というニュアンスで、コショウを sneezer(s) と呼ぶ可能性もあるのかな?と思ったのですが、調べた限りはよくわかりませんでした。
「彼に sneezers を出す」と文字通り解釈すると、「くしゃみを誘発する飲食物を出す」→「コショウの入った飲食物を出す」という解釈も可能かな、と思います。

次に、「ツバ入りコーヒー」説について。
これは、飲み物に向かってハクション!(英語では achoo!)とくしゃみしてからお客に出す、ということですね。
(ちなみに、achoo の発音はアチョーではなくアチューです…笑)

フレンズ2-5その12 でも、ウェイターとくしゃみの話が出てきました。

ウェイター: Anything else? (他には何か?)
チャンドラー: Yes, how about a verse of Killing Me Softly. You're gonna sneeze on my fish, aren't you? (「キリング・ミー・ソフトリー」の一節はどうかな。[チャンドラーの悪乗りで気分を害したウェイターに]俺の魚にくしゃみするつもりだろ、あんた。)

sneeze on my fish で「俺が注文した魚にくしゃみをする」ということなので、ウェイターやウェイトレスが気分を害した場合に、こっそりとくしゃみをしてから出してやる!というのは、彼らの仕返しの常套手段のようなんですよね。
レイチェルのセリフが、"I'd be sneezing on his drink." となっていたら、まさに上のチャンドラーのセリフと同じニュアンスなのですが、それを、"I'd be serving him sneezers." と表現できるかどうか?が問題でしょうか。
sneezers を「何回もそれに向かってくしゃみしたもの」みたいに捉えることが可能ならば、こちらの方が仕返しとしては、しっくり(?)きますよね?

ということで、私は「飲み物にくしゃみをしてから客に出す」という説が有力だと思っています。

So? 「それで?」は、そんな風にやっぱりチップが少ないことには君も怒りを感じるんだろ?、でも今はどうしてそれを止めようとはしないんだ?ということですね。

bug は「(小さな)虫」。
それを動詞として使うと、「(人を)悩ます、いらいらさせる」という意味になります。
ハエのような小さな虫が自分の回りをブンブンしていたら、「あぁ、うっとーしいっ!」と思うから、でしょう。
ロングマン現代英英辞典にも、
bug (verb): (informal) to annoy someone
つまり、「人を悩ませること」とあります。
レイチェルのセリフの場合は、「チップが少ないことについて、何度も何度も、それはおかしい、増やした方がいい、とあれこれ言ってみた、何とか説得しようとうるさく言ってみた」ということですね。

ロスが、「ところで、さっきのレイチェルの serve people sneezers の話は本当か?」と聞き直すのが面白いですね。
I don't. と言う時に、I を強く発音して、人差し指で自分を指差しています。
「うーん、”私は”しないけどね。」みたいな感じで、仲間のウェイトレスにはそんなことをする人もいる、って話よ、みたいに語っているのです。
レイチェルは一応否定していますが、一瞬言いよどんだところを見ると、本当にやっているようですね(笑)。


(今日のポイント)
・bug には annoy 「(人)を悩ませる」の意味もある。
・serve someone sneezers とは何だろう??
上では2つの説を挙げて、多分「飲み物にくしゃみをする」方だろう…くらいにしか結論づけていません。
わからない時はそれでいいと思います。
また別の作品で、同じようなセリフが出てきた時にわかることもありますし。
「結論がわからなければ意味がない」ということはありません。
「わからない」と「わかる」の間にも多くの段階があるのです。
「全く何のことかわからない」と、「AかBかのどちらかだと思う」との間には大きな違いがあります。
「様々なヒントからそのニュアンスを絞り込めることに意味がある」と思った方がいいですね。


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posted by Rach at 09:49| Comment(12) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
sneezerはそんな生易しいものではありません(笑)

http://www.urbandictionary.com/define.php?term=sneezer

こちらをご覧下さいませ。ロスがギョギョギョとするのも納得されると思います。クビどころか店ごと訴えられてえらい事に...^^;

私の解釈が間違ってなければ、そういうことです。ご飯終わってから、というギャグですね:D
Posted by leo at 2007年10月04日 10:10
唾を入れられた客はそれには気付かないのですが入れた方はIt serves you right.(ざまあみろ)という陰湿な気持ちをもって憂さ晴らしをするんでしょうね。ドクター・グリーンは以前にもこの店を利用したことがあって。おそらくドクター・グリーンの名前で予約を入れたのでいい席に案内されなかったという設定でしょうか?、チップは重要な収入源ですからね。What do you say? Shall I just order three? はWhat do you say I just order three? とかDo you want me to order three?あるいはShould I....の方がアメリカ英語らしいと思うのですがロスのジョークを引き立たせるためとドクター・グリーンの年配者の言い方を出すために文を二つに分けてShallを使ってる気がします。justはこの店のうりはロブスターだからとりあえず、それを注文しようというニュアンスが感じられます。
Posted by catch at 2007年10月04日 21:23
Catchさんへ、
僕はアメリカ人です。その What do you say? Shall I just order three? ところ何ですが、自然ですよ。僕も言うんです。Should も大丈夫だけど、こんな時にshallの方が良いと思います。僕の意見だけですがね。ドクター・グリーンは何かお金持ちっぽくて、嫌いなロスを虐める為に勝手に一番高くてロスが食べられない料理に決めようとしているようですね。ハハハ。
Posted by デイズ at 2007年10月05日 09:38
I just wrote a small entry about tips. If you're interested, please visit the link. チップについての記事を書きました。興味があったら、どうぞこのページへ。

http://www.rockinginhakata.com/2007/10/05/272/
Posted by デイズ at 2007年10月05日 12:08
leoさんへ
ご意見、ありがとうございます。
私も Urban Dictionary をよく使うんですよ。
実は私も sneezer にそういう意味が載っているのは気付いていました。
まさに「ご飯終わってから」という内容ですね(笑)。

私も重宝している Urban Dictionary ですが、このオンライン辞書は、「俗語」の中でも、特に「隠語」が多いような気がします。
一般的な意味以外にこんな風に使いますよ、みたいな感じですね。
だから、どうしても、エッチなものと、トイレ関係のようなこういう汚い語義(笑)が多くなるようです。

それで、上のレイチェルのセリフで使われている sneezer がそういう「きったな〜い!」意味かどうか、についてですが…。
以下に、私の意見を述べてみます。(あくまで「私の意見」に過ぎませんので、そう思って読んでいただけると幸いです。)

レイチェルは、I don't. とは言っていますが、その言い方を聞くと、「実はしている」と言っているように聞こえます。その後のロスの顔を見ると、「ほんとに?、本当はやってるんだろ?」みたいな顔をしていますし。
または、文字通り受け取って、「私はしていない(けど、そういうことをする人もいる)。」と捉えると、あそこのコーヒーハウスで誰かがそれをしている、ということになりますね。
でも、sneezer が shit だとすると、現実問題として、そこまでする人はいないのではないかと思います。
モラルとして度が過ぎている、と同時に、実行不可能、と言いますか。

ですから、まだせめて許容範囲内の仕返しじゃないと、可愛くないと思うんですよね。言っているのはレイチェルですし。
sneezer をそういう下品な意味として使えるのは、せいぜいジョーイくらいでしょうか?

レイチェルは、あくまで仮定としてですが、「私なら serve him sneezers しているところよ」と言っています。それについてはロスは、So? と流しています。それくらい怒っているのにどうしてここでは怒らないの?と、パパのチップが少額であることに話はすぐ移っていますよね。
怒っているのはわかった、でもその怒り方がそれほど極端であるようには受け止めていない様子です。そして、そのパパのチップの話が一通り終わった後、「ところでさっきの話は本当?」と改めて聞き直している、という感じですね。

レイチェルは仮定形で話をしていますが、「私の働いているところの常連なら、今頃、彼にそれを給仕しているところだろう」とかなりその確率が高いことを示唆している気がします。「自分の客だったら、黙ってはいない、必ず仕返しするわ、何らかの行動に出るわ。」ということで、その行動が、serve him sneezers だとすると、レイチェルがやりそうなレベルのことに限られてくる、だから、sneezers が shit だということはあり得ない気がするのですが…。
Posted by Rach at 2007年10月05日 14:22
catchさんへ
catch さんは、「飲食物にくしゃみをしてから出す」だと解釈された、ということですね?
お客に気付かれてしまうと、そのお客さんはもう二度と来なくなるでしょうから、それはそれで問題ですからね。

このお店はドクター・グリーンのなじみの店なんでしょうね。「レヴィーンさん一家に挨拶してくる」というセリフもありましたね。それって、この店の経営者家族、ってことでしょうか? もしそうなら、それくらい「なじみ」なのに、あまり良い席に案内されない、ということが、彼のチップの少なさを物語っている気がしますね。

「どれがアメリカ英語らしいか?」については、お二人にお任せします。私には高度過ぎてわかりません。…って、別に逃げているわけではないのですが…(笑)。

でも、catchさんのコメントを読ませていただいた時に、確かにフレンズではあまり Shall という「相手の意向を尋ねる表現」は使われない気がするなぁ、と思ったのです。だから、「年配者の言い方」っぽいと言われれば、私もそうかも、と思いました。どうだい?と聞いた後、「相手の意向を尋ねている」 Shall の疑問文になっていることで、ロスのセリフが自然に入ることができる、という効果は確かにあると思いますね。

よく catchさんが指摘して下さる just なのですが、今回、私は訳す時に、流してしまいました(笑)。「とりあえず、ビール!」のとりあえずみたいな感じ(?)で、「ちょっと、まずは、ひとまず、いろいろメニューを吟味する前に」みたいなことでしょうかねぇ?
Posted by Rach at 2007年10月05日 14:25
デイズさんへ
いろいろと参考になるご意見ありがとうございます。

「catchさんへ」のコメントに横入り(よこはいり)したようになるのですが(これを日本語ネット用語では「横レス」と言います…笑)、上にも書いたように、Shall I...? という表現は、フレンズたちのような「同年代の親しい友達の間柄」の会話では、あまり聞かない気がします。でも、デイズさんは、友達同士でも Shall I 〜? を使うのかなぁ??

フレンズ1-9その5 で、
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470063.html
チャンドラー: Shall I carve? (お切りいたしましょうか?)
というのがありましたが、これはわざと気取った感じで言っているように思います。

ドクター・グリーンはお金持ち、という設定ですよね。だから、「ロブスターを注文しようか?」と自分から言っていることで、お金持ちであることを示し、年配者の威厳を示しているつもりなのでしょうね。日本語で言うと、「太っ腹なところを見せている」という感じです。でもチップは少ない…そのギャップが面白いみたいですね。
自分の親しい人には威厳を見せたいけれど、お店の従業員のことは全く気にしていない…みたいなことでしょうか?

それから、デイズさんのブログで、チップについての記事を書いて下さってありがとうございます。(それも日本語・英語の両方で!)
州によって、チップの上乗せする割合って違うんですね。私はアメリカで生活したことがないから、チップ制度って全然わからないんですよ。最低賃金との関係のお話も大変参考になります。ありがとうございます!

いくら大都会のNYでも、やっぱりドクター・グリーンの4%は少なすぎるだろう、という感じですか?(笑)
Posted by Rach at 2007年10月05日 14:32
返事ありがとうございました。これを見ていた当時は、そう理解していたので、Urban Dictionaryを見て合ってるんだと勘違いしてました。sneezersという複数形なので、小鳥のフンでも入れるんだろうという勝手な予測。すみません。

その後、ちょっとネットで調べてみたらsneezerは、「噂を広める人」という意味があるんですね。とくにヒドイ内容のものが多いようで、おしゃべりな人に言って広めてもらって嫌がらせする、その広め役の人がsneezers。

後にブラピのエピソードで高校時代の噂というのがありますが、そういうのかなあという気もしました。sneezerはもちろん「くしゃみをする人」という意味でも使われているので、真意は分かりません。実はけちのロスが、裏でえらい噂を広められていないかと不安になったのかなあ、という新しい推測。

Rachさんは、どう思われますか?レイチェルっぽくないですか(笑)??
Posted by leo at 2007年10月05日 15:47
デイズさんへ コメントありがとうございます。
Shall I〜について、申し出や提案するとき表現で全く問題のない言い方だと思います。Would you like me to...と同じような言い方だと思うのですが、使われる頻度はイギリス英語の方が多いのではないでしょうか、ただ状況や話す相手によると思います。そういう表現があるかどうかより、言葉は英語に限らずそれを使う人の性格や習慣、状況で変わってくると思うのですが、上記の2つ台詞はフレンズ265話の中で2,3回あったと思いますが、ネイティブの方はごくごく自然な表現なのでしょうが、カジュアルで使う場合、たとえばロスがレイチェルにこういう言い方をするとしたら、不自然で何らかの意味合いを持った台詞になると思います。〜してあげようかとか,何をすればいい等の申し出や依頼はフレンズではDo you want me to...What do you want me to...があわせて100回以上出てきます。今回のドクター・グリーンの台詞がShall I〜の言い方は唯一これしかないというものではないような気がします。私はあくまでも今回の台詞ではちょっと傲慢な言い方のようにも感じました。Shall I...を脚本家が使ったのは先にコメントした通りです。英語学習者としては基本的な言い方をまず話せるようになりたいと思っています。ネイティブの方の域に達するのは一生かかっても無理かも知れません。
Posted by Catch at 2007年10月05日 23:39
Rachさんへ
いつも素っ気ないコメントだけなのに、今回は特別です。横レスは失礼だと思っているのですが,今回は名指しだったもので、今回限りです失礼しました。実は他の人のコメントもほとんど読みません。
「レヴィーンさん一家に挨拶してくる」は居合わせた知り合いのことだと思います。
Posted by catch at 2007年10月06日 00:04
leoさんへ
こちらこそ、お返事ありがとうございます。
最初に見た時のイメージ、先入観から抜け出すのは難しいですよね。
私も解釈について意見が分かれた時、どうしても最初にパッと聞いて思ったイメージが頭にこびりついて離れなくて、新しい解釈に頭を切り替えるのが難しいと感じます。

sneezer の意味を私も再度ネットで調べてみましたが、「噂を広める人」という意味を見つけることができませんでした(きっと、私の調べ方がまずかったんでしょう…笑)。
でも、そのニュアンスはわかる気がしますね。
その噂を広める人、というのは、くしゃみをして、病原菌やらつばやらが飛び散る(spread)イメージなのでしょうね。病気が飛沫感染するみたいなイメージで、すごい勢いで、傍にいる複数の人に、伝染してしまう、伝わってしまう、みたいな。

人がくしゃみをすると、「誰かが噂してるんじゃない?」などと日本では言いますが、それとは何か関係があるのだろうか??(笑)と思って、
Wikipedia: くしゃみ
を見てみたら、sneezer という英単語とは関係ないみたいです(笑)。

ブラピの出てくるエピソード、フレンズ8-9 にそういう噂の話がありましたね。(ネタバレ禁止ということで、名前は伏せますが)ある人たちが、高校時代にそれぞれ相手のよからぬ噂を広げていた、という話でしたね。

leoさんの新しい推測、というのは、「セントラルパークでは、実はロスもパパと同じようにチップをけちっていて、serve people sneezers するというのは聞き捨てならない話だ」と思っている、という感じでしょうか?
sneezers が「噂を広める人」という意味だとすると、レイチェルがあちこちでチップが少ない人に関する変な噂をばらまいている、と心配している、という解釈ですね?

私もよくわからないのですが、serve という単語が使われていて、waitress が serve するとなると、やっぱり飲食物を出す、ということなのかな、と思います。

研究社 新英和中辞典には、
serve=(+目+目)(人に)(…の仕打ちを)する
例) He served me a dirty trick. 彼は私をきたないペテンにかけた。

という語義も載っているのですが、その例文の意味で、a dirty trick に sneezers を当てはめても、「誰かの悪い噂を広める」という意味に解釈するのは難しい気がします。

やっぱり、「噂を広める」といういやがらせよりも、もっと直接的で手っ取り早い(笑)、「コーヒーにくしゃみをする説」かなぁ、と私は思うのですが…。

ロスが聞き直したのは、チップの多い少ないよりも、レイチェルを怒らせたりけんかしたりした場合に、こっそりそんな仕返しをしてるのか?と不安になった、ということかもしれませんね。
いくら恋人でキスをしていても、飲み物にくしゃみされるのはやっぱりいやなのかな?と思ったりします(笑)。
Posted by Rach at 2007年10月06日 09:49
catchさんへ
Shall I 〜? についての意見は、私が上のコメントに書いた程度にとどめて、今はおとなしく黙っていることにしますね(笑)。

私は横レスが失礼だとは思っていません。有意義な議論であれば、どんどんやっていただいたらよいと思っています。catchさんの意見を伺えて、私も勉強になります。今回は、私がコメントを挟んだことが横レスに当たると思いますので、そういう意味では私の方が「失礼しました」と言うべきなのでしょう。

レヴィーンさん一家、は、たまたま同じように食事に来ていた家族、ということかぁ。そうですね、一家でレストランを切り盛りしている、というと、えらく庶民的な大衆食堂みたいですし?(笑)
ただ、席を外すための理由付けのセリフ、だったのでしょうか。席を外すだけならトイレに行く、でもいいかな、と思ったのですが、基本的には食事中に行くのはマナー違反?、もしくは、もう少し長い間、席を外さないといけないから、誰かと話をする設定にした、とか??(もはや英語の解釈の話ではなくなっておりますね…笑)

>ネイティブの方の域に達するのは一生かかっても無理かも知れません。
catchさんがそうおっしゃっているので、私にはどだい無理な話なのですが(笑)、ネイティブの方の域に少しでも近づきたい、という思いは常に持っています。
こういうと語弊があるかもしれませんが、私は、ネイティブの方に「勝てる」とは最初から思っていませんし、「勝とう」という気もありません。「ネイティブにはそれが自然だよ、ネイティブはそう言うんだよ。」と言われれば、それ以上、何も言えなくなるからです。そういう「ネイティブにしかわからない感覚」はとても大事だし、ですから、私はネイティブの方の意見は大変尊重しています。このようにアドバイスしていただけることも大変ありがたいと感謝しています。

ただ、ノンネイティブの私でも、ネイティブの方と「議論」することは可能だと思います。「英英辞典にはこう書いてあった」「フレンズではこんなセリフが出てきた」、だから私はこう思う、という意見を伝えて、その上でネイティブの方がそれについてどう思うかを聞くことが、「勉強」だと思うんですよね。
だから、ネイティブの方に情報を一方的に与えていただくのではなくて、自分が納得できない部分をネイティブの方につっこんで聞けるようになりたい、と思っています。
「ネイティブに聞いてみます」「ネイティブに聞いてみたらそう言った」、それをただ鵜呑みにして「おしまい」なら、日本人の私がこんなブログを書いていることそのものが無意味な気がしますので。

偉そうなことを書いたかもしれませんが、英語圏の方が日本語を学ぶ場合も同じことが言える気がするのです。日本人が言う説明をただ、ふんふんとメモしながら黙って聞いている人よりも、その説明に対していろいろと疑問を感じ、その疑問を日本人にぶつけて来られるような方の方が絶対に上達が早いと思うからです。ノンネイティブであるからこそ、「どうしてそうなるのか考える」ことが必要な気がするのですね。
デイズさんは「日本語という外国語」を学んでおられる方なので、私のそういう気持ちを理解して下さるように思えます。

P.S. Catchさんとcatchさんの名前の使い分けに、くすっ、と笑ってしまいました。
Posted by Rach at 2007年10月06日 10:01
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