必死にロスを引きとめようとするレイチェルですが、
ロス: Oh, please. Sweetie, it's hopeless, okay, I'm just gonna go. (starts to leave rubbing his neck) (あぁ、よしてくれ、ハニー。もう望みはないよ。僕は行くからね。[首をさすりながら出て行こうとする])
レイチェル: What? (何言ってるの?)
ロス: Look, look, I’m sorry. It's just that.... (ねぇ。ごめんよ。ただ…)
ドクター・グリーン: Ross? What's with the neck? (ロス? 首をどうしたんだ?)
レイチェル: He's got this thing. And I keep telling him to go to my chiropractor. (彼にはこういう(首が痛い)症状があるの。それで私が彼にずっと言ってるの。私のカイロプラクターに行ったら、って。)
ドクター・グリーン: You still going to that chiropractor? That man couldn't get into med school in Ixtapa! (お前はまだあのカイロプラクターに行ってるのか? あの男はイスタパ(イクスターパ)の医学校にも入れなかったんだぞ。)
ロス: Thank you. That's what I keep saying. (ありがとう。僕もいつもそう言っているんですよ。)
レイチェル: Excuse me, Dr. Bobby happens to be an excellent doctor. (ちょっと待ってよ、ボビー先生は(偶然にも)素晴らしい先生なのよ。)
ロス: Uh. (ほう。)
ドクター・グリーン: Wait a minute, his name is Dr. Bobby? (ちょっと待て。その医者の名前はボビー先生[ドクター・ボビー]っていうのか?)
レイチェル: Well that's his last name. (えぇ、それが彼の苗字なの。)
ロス: And his first name. (そして、彼の名前(ファースト・ネーム)でもある。)
ドクター・グリーン: He's Bobby Bobby? (そいつは、ボビー・ボビーっていうのか?)
レイチェル: It's Robert Bobby. (ロバート・ボビーよ。)
ドクター・グリーン: Oh. (おぉ。)
He's got this thing. = He has got this thing. = He has this thing. で、「彼はこれを持っている。」、つまり、こんな風に首をさすって、首の調子が悪い状態、症状を持っている、という感じですね。
Ixtapa について。
Wikipedia で Ixtapa を調べると、下のページに飛ぶようになっています。
Wikipedia 英語版: Zihuatanejo
メキシコの有名なリゾート地のようで、ウィキペディアにはきれいな写真がたくさん載っています。
In popular culture には、映画「ショーシャンクの空に」(The Shawshank Redemption)でその地名が言及されたことが書いてあります。
そこにホテルを持つことが夢だというキャラクターが出てくるようですね。(映画、見てなくて…泣)
この Ixtapa という地名、ざっとネットで調べると、日本語表記は「イスタパ」と書いてあるのが多いようです。
ドクターは「イクスターパ」みたいに発音していますね。
アメリカの医学校でもなく、メキシコの、それも、リゾート地で、学校が少なそうな(失礼!)地域の医学校にさえ行っていない、ペテンの、まやかしの医者だ、と言いたいわけですね。
パパは外科医、ロスは古生物学者、それぞれ科学者として、きちんと正規の学校を出た人間として、そんな誰が認定したかもわからないようないい加減な医者に見てもらうなんて、という気持ちは同じようです。
ロスはドクターとの確執も忘れたように、ここでは素直な気持ちでありがとう、と言っていますね。
僕がいつも言っているのはそれなんです、僕もそれと全く同じ意見です、という感じです。
happen to は「偶然・たまたま…する、図らずも…する」。
この場合は、ちゃんとした医学校は出ていないかもしれないけど、あの先生はそういう学歴に関わらず、たまたま運よく良い先生だったのよ、ということです。
Robert (ロバート)の愛称は、Robin (ロビン), Rob (ロブ)などの他に、Bob (ボブ), Bobby (ボビー)というのもあるそうです。
ですから、Robert Bobby (ロバート・ボビー)なら、Bobby Bobby (ボビー・ボビー)になっちゃうよ、と言っているのですね。
(今日のポイント)
・Ixtapa という地名を出した意図。
・Robert Bobby = Bobby Bobby になる。
英語の名前の愛称って、日本人にはピンと来ないものも多いですよね。
William (ウィリアム)→ Will (ウィル)→ Bill (ビル)
Richard (リチャード)→ Rick (リック)→ Dick (ディック)
などなど…。
(Rach からのお願い)
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2007年10月22日
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