シーズン3 第8話
The One With the Giant Poking Device (フィービーに殺人疑惑?)
原題は「巨大な突っつく装置の話」
[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe, Chandler, and Ross are there, Rachel is serving brownies.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービー、チャンドラーとロスがそこにいて、レイチェルはブラウニーを出している。
レイチェル: Here you go, Pheebs. Who else wants one of my special home-baked brownies? (どうぞ、フィービー。他に誰か、私が家で焼いたスペシャルブラウニーを欲しい人はいる?)
チャンドラー: I will have one. (Ross and him both take one.) (一つもらうよ。[ロスとチャンドラーはブラウニーを取る])
(Phoebe takes a bite and spits it out and screams.)
フィービーは一口食べて、それを吐き出し、叫ぶ。
チャンドラー: That's okay, I’m not gonna have one. (やっぱりいいよ。俺は食べない。)
ロス: Neither will I. (they both put back the brownies.) (僕もいらないや。[二人ともブラウニーを返す])
フィービー: No, no, it's just my tooth. (違う違う。私の歯のせいよ。)
チャンドラー: All right I'll have one. (he and Ross take another brownie.)
(わかった、もらうよ。[チャンドラーとロスは別のブラウニーを取る])
レイチェルが家でブラウニーを作ったようです。
でもそれを食べたフィービーが、ペッと吐き出したので、それほどマズいのかと思って返そうとするチャンドラーたち。
でも、フィービーは歯が痛くて叫んだだけだったのですね。
it's just my tooth. としか言っていませんが、「みんなは私がマズいから吐き出したと思ったようだけど、ブラウニーのせいじゃないのよ。私の歯の方に問題があるのよ、歯のせいなのよ。」と説明しているわけです。
元々、レイチェルはあまり料理が上手ではないので、「きっとマズいんだろう」という想像が容易に働いてしまった、ということもあるんでしょうね。
フレンズ1-1 ではレイチェルがどれほど料理が不得意かがわかるシーンがありました。
過去記事ではとばしていたので、脱線になりますが、以下で触れておきます。
SCENE 4: MONICA + RACHEL'S APARTMENT. RACHEL IS MAKING COFFEE FOR JOEY AND CHANDLER
モニカとレイチェルのアパート。レイチェルはジョーイとチャンドラーにコーヒーを入れている。
レイチェル: Isn't this amazing? I mean, I have never made coffee before in my entire life. (これってすごくない? だって、私は今までの人生で、コーヒーを入れたことが一度もないんだもの。)
チャンドラー: That is amazing. (それはすごいね。)
ジョーイ: Congratulations. And while you're on a roll, if you feel like you gotta make like a Western omelette or something... (JOEY AND CHANDLER TASTE THE COFFEE, GRIMACE, AND POUR IT INTO A PLANT POT) Although actually I'm really not that hungry... (おめでとう。レイチェルの調子が良い間に、ウエスタン・オムレツか何かを作りたいと思ったら…。 [ジョーイとチャンドラーはコーヒーを味見して、顔をゆがめる。そして(テーブルの上にある)植物の鉢にコーヒーを注ぐ] だけど、実は俺、本当に、(オムレツを食べたいほど)お腹はすいてなくて…。)
いくらお金持ちのお嬢様だとは言っても、コーヒーを入れたことがない、というのはすごい(笑)。
on a roll は「好調で、成功して、うまくいって」。
ジョーイは、コーヒーがうまく入れられたんなら、今度はオムレツにでも挑戦してみたら…と言うのですが、そのコーヒーがあまりにまずかったので、「俺、お腹すいてないから、やっぱりオムレツの話はいいや(作ってくれなくてもいい)。」みたいに言い直しているのですね。
actually I'm really not that hungry... という言い方が面白いな、と思います。
actuallly 「(いや)本当のところ、実際のところ」
not that hungry 「オムレツを食べたい!って思うほどには(それほどには)お腹が減っていない」
not really だったら、「それほど…ない、あまり…ない」ですが、ここでは really not なので、「全く…じゃない、本当に…じゃない」と not であることを思いっきり強調しているのです。
まずいものを勧められそうになった時、「もうお腹いっぱいなんで。」とあっさり言えば角が立ちませんよね。
ジョーイの場合は、「いや、ほんとに、もう、全然、お腹減ってないんだよねぇ…」と、いかにも「食べたくないオーラ」が出ているセリフになっています。
観客にはジョーイの本心がわかるから、笑えるのですね。
オムレツなんて言葉を出しちゃった自分を必死にフォローしている感じです。
ト書きの grimace は「しかめっ面をする、顔をゆがめる」。
レイチェルの入れたコーヒーがどれほどまずかったか、が伺えますね。
そのレイチェルが、今はコーヒーハウスで働いているわけですからねぇ…(笑)。
でも、今回のエピソードでは、ブラウニーをみんなに振舞うほど成長していたんだなぁ、と(笑)。
フレンズ3-7その27 では、「ブラウニーにはマリファナが入っていることがある」と説明しました。
さすがに今回のは、普通のブラウニーのようです。
前回のエピソード 3-7 で、セリフにブラウニーが出てきたことと、今回実際にブラウニーが画面に登場したこととは、何か関係があるのでしょうか? ただの偶然でしょうか?(どうでもいい話ですが…笑)
ちょっと勘ぐってみると、「一口食べて、フィービーにはマリファナが入っているのがわかった、だから吐き出した」と、ロスたちが誤解した、という可能性があるかもしれません。
(Rach からのお知らせ)
最後に書いていた(今日のポイント)は、今回からやめにします。
結局、記事の長さが余計に長くなるだけだ、というのに気付いたので…(笑)。
(Rach からのお願い)
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2007年10月26日
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