ロス: So what's matter, you need a dentist? I've got a good one. (それで、どこが悪いの? 歯医者が必要なら、僕は良い歯医者を知ってるよ。)
フィービー: Thanks, I have a good one too. I just, I, I can't see him. (ありがとう。(私にも)良い歯医者さんはいるのよ。ただ、その歯医者さんに会えないの。)
チャンドラー: See, that is the problem with invisible dentists. (ほら、それって、目に見えない(透明の)歯医者さんにつきものの問題だね。)
ロス: Why? Why can't you go to him? (どうして? どうしてその歯医者さんに行けないの?)
フィービー: Because every time I go to the dentist, somebody dies. (だって、私がその歯医者さんに行くたびに、誰かが死ぬのよ。)
チャンドラー: That is so weird, because every time I go to the dentist, I look down the hygienist's blouse. (それってすごく奇妙だよね。だって俺は、歯医者に行くたびに、衛生士さんのブラウスを覗き込むんだから。)
problem with は「…に関する問題」。
この場合は、「…にはよく起こる問題」みたいな感じでしょうか。
I can't see the doctor. 「良い歯医者さんを私も知ってるけど、私はその人に see できない、その人を see できない」と言っていますね。
普通は、「会う」という意味に解釈するものですが、チャンドラーはそれを「見る」という意味にとって、「彼が見えないの。」→「透明の歯医者さんなら、そういう問題も起こるよねぇ。」と言っているのですね。
フレンズ2-9その10 で、
ジョーイ: Phoebe here with the cab yet? (フィービーとタクシーはまだここに来てないのか?)
チャンドラー: Yeah, she brought the invisible cab. Hop in! (あぁ、フィービーは透明なタクシーに乗ってきたよ。さあ、飛び乗れ!)
というのもありました。
「見えない」→「透明」というネタが彼は好きなようです。
でも、smart な(賢い)チャンドラーにしては、ヒネリがなくて、これくらいのジョークなら、日本人でも言えそうですよ(笑)。
フレンズ3-7その1 で、「もし俺が透明なスーパーヒーローだったら…」という空想もありましたけど、とにかく透明なものを想像したがるのは、子供っぽい感じがして可愛い…のかな?(笑)
そのやり取りの後、ロスは、"Why can't you go to him?" と尋ねています。
can't see を、「会えない」ではなくて、「見えない」とチャンドラーが解釈したので、話を本題に戻すために(?)、see him 「彼に会う」ではなく、go to him 「彼のところに行く」と言い換えているのですね。
フィービーが歯医者に行くたびに誰かが死ぬ、と聞いて、チャンドラーは、"That is so weird." と反応しています。
普通は、「歯医者に行くと人が死ぬなんて、おかしな・奇妙な話だよ。」と言っているのかと思いますが、チャンドラーは、「変だなぁ。俺の場合は、歯医者に行くたびに、衛生士のブラウスを覗き込むのに、フィービーの場合は人が死ぬんだね。」と変なオチをつけています。
フィービーの表情を見ると、真面目な話をしているだろうというのはわかるのですが、「誰かが死ぬ」というあまりにも突拍子もない話なので、チャンドラーはチャチャを入れずにはいられないのでしょうね。
フレンズ1-1その4 で歯にまつわる話を書いて、アリー my Love のあるエピソードを取り上げたのですが、そこにも歯科衛生士(hygienist)が出てきます。
チャンドラーの場合は、その衛生士はいつも女性で、look down 「下を見る」という言葉に、ブラウスの隙間からその人の胸を覗き込んでいる感じが出ているような気がします。
(Rach からのお願い)
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2007年10月28日
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