2007年11月17日

理由もなく箸を取っておく フレンズ3-8その20

[Scene: Chandler and Joey's, Chandler is throwing darts, as Joey enters.]
チャンドラーとジョーイの部屋。チャンドラーはダーツを投げている。その時、ジョーイが入ってくる。
ジョーイ: Hey! Y'know how we ah, save all those chopsticks for no reason when we get Chinese food? (おい! 中華の宅配を取った時に、(特に)理由もなく、箸を全部取ってるよなぁ?)
チャンドラー: Yeah. (あぁ。)
ジョーイ: Well, now we got a reason. (今、その理由が一つできたよ。)
チャンドラー: What? (何だって?)
ジョーイ: Well, we're fashioning a very long poking device. (俺たちは、ものすごく長い突っつく装置を作るつもりなんだ。)
チャンドラー: All right. (なるほど。)

for no reason は「理由もなく、理由もないのに」。
for no apparent reason なら「はっきりした理由もなく」。
for は「…の理由で、…のため」という意味の前置詞ですね。
for some reason なら「ある理由で」なので、for no reason なら「ゼロの理由で」、つまり「理由もなく」という意味になるわけです。

何に使うかもわからないけど、捨てるには忍びなくて取っておく[保管しておく]、っていうこと、よくありますよね。
フレンズたちは、よくテイクアウト(宅配)で中華を注文していますが、それにお箸がついてくるんですね。
日本人はお弁当やお寿司についてくるそういうお箸を取っている人が多いと思いますが、彼らもお箸を取っていると聞くと、何だか親近感を感じます。

no reason だったけど、今、その利用価値が見つかった、だから、a reason (1つの理由)ができた、見つかった、と言っているのです。

we're fashioning a very long poking device. というセリフで、今回のエピソードのタイトル、The One With the Giant Poking Device の意味がはっきりしました。
デバイス(device)というと、「装置」という訳語を連想して、少々大袈裟な気もしますが、
ロングマン現代英英辞典では、
device: a machine or tool that does a special job (synonym: gadget)
つまり、「特別な仕事をする機械や道具」です。
tool というと、なるほどな、という感じがします。

fashion というと、日本人には「ファッション」という名詞が浮かびますが、この場合は動詞で「…を作る、こしらえる」という意味。
ロングマン現代英英辞典では、
fashion: to shape or make something, using your hands or only a few tools
つまり、「自分の手や2、3の道具を使って、何かを形作ること、または作ること」。
大掛かりな機械を使って作るのではなくて、手や少しの道具で作る、というのがポイントのようです。


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posted by Rach at 18:18| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Joey : Well, now we got a reason. (今、その理由が一つできたよ。)について
Well, nowはニュアンスがたくさんありますが、Well, nowのあとに現在形がくることがよくあって、「今は〜だよ」と言う状況が変化した場合に使われることがあります。but now は「今では〜だよ」
gotはhaveの意味の現在形なのでしょうか?
Phoebe : Aw! Hey, do you think that Susan person is her lover?
Ross : Well, now I do!! 3-6
Posted by ジョーイ at 2007年11月18日 10:33
ジョーイさんへ
おっしゃるように、3-6 では "Well, now I do!!" というフレーズが出てきましたね。
フレンズ3-6その21
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/388470932.html

そこでの意味は、「今やっとわかった、気付いた」のようなニュアンスでした。
今回の Well, now we got a reason. では、got は get の過去形というよりも、have got = have の意味で現在形のニュアンスなのでしょうね。私の上の訳の「できた、見つかった」は「ゲットした」みたいな過去形のニュアンスで書いているようですが、おっしゃるように「(前はなかったけど)今はその理由がある」という方が、ニュアンスとしては正しいような気がします。
Posted by Rach at 2007年11月19日 06:30
こんにちは。
何年も前の記事にコメントしても良いのか迷いましたが、今シーズン3を観て英語の勉強をしている者です。
joeyのセリフの"you know how we save all those chopsticks for no reason"の部分ですが、このhowの使い方がよくわかりません。。。
こういう部分のhowはどういう意味になるのでしょうか?
howがなくても意味は変わらないような気がするのですが、howは無いとダメなのかな?

突然の質問失礼しました。
お返事頂けたら嬉しいです。
Posted by mimi at 2014年12月03日 16:36
mimiさんへ
コメントありがとうございます。
はい、何年も前の記事であっても大丈夫です! コメントを頂戴したことは管理人の私にわかる仕組みになっていますし、このように過去の記事を読んでいただいてコメントをいただけることはブロガーとして本当に嬉しいことなのです。

ご質問の you know how we save all those chopsticks for no reason について。
この how は、「接続詞 that の代わりに how を使っている」という感覚になります。
上では、
Y'know how we ah, save all those chopsticks for no reason when we get Chinese food? (中華の宅配を取った時に、(特に)理由もなく、箸を全部取ってるよなぁ?)
と日本語訳をつけましたが(今、改めて見ると、「中華の宅配を取る時に」という「現在形」でしたね^^)
その how のニュアンスを直訳して出そうとすると、
「中華の宅配を取る時に、”どんな風に”俺たちが特に理由もなく(中華についてくる)それらの箸を全部取っておくかをお前は知ってるだろ?」
という感じになるでしょうか。
how we save は「どんな風に俺たちが(箸を)取っているか、取っておくか」という「様子」を語っている感覚ですね。

こういう how の用法は、辞書では以下のように出ています。

研究社 新英和中辞典では、
how=[関係詞]《口語》 …ということ
(用法)
接続詞ともいえる
I told him how I had read it in the papers. 「それを新聞で読んだのだと彼に告げた。」
(用法)
how を that の代わりに用いるのは, 特に物語風の調子でしばしば込み入った事情などを述べる場合

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
how : INTRODUCING A FACT used like "that" for referring to a particular fact, an event, or a situation
例) It's amazing how they've managed to do the work so quickly.
つまり、「事実を紹介する。ある特定の事実や出来事や状況を言及するのに、that のように使われる」。
例文は、「彼らがその仕事をそんなに早くやり遂げたことは素晴らしい。」

各辞書の説明にあるように、こういう how は、接続詞 that と同じようなニュアンスで、「…ということ」という意味になるわけですが、「こと」という「単なる事実」よりももう少し「込み入った事情、様子」を述べたい場合に、how+S+V 「どんな風にSがVしたかを、SがVした様子を」というニュアンスが感じられる how を使う、ということのようですね。

こういう場合の how は、that とも言い換え可能ですが、you know that we save all those chopsticks for no reason だと、「俺たちが理由もなく箸を取っている、って”こと”をお前は知ってるだろ」というニュアンスになり、you know how we save だと、「俺たちが理由もなく箸を取っている”様子”をお前は知ってるだろ、”どんな風に”俺たちが箸を取っているかを知ってるだろ?」というニュアンスが出るように思います。

フレンズでは、You know that の代わりとして、You know how の形で使われるのを結構見かけます。このエピソードに近いセリフでは、
フレンズ3-6その4 で、妻キャロルには親友がいなくて、自分には君たちみたいな親友がいる、という状況を説明するのに、
ロス: Yeah, y'know how I have you guys? (あぁ、ほら、僕は君たちみたいな友達を持ってるだろ?)
と言っていました。これも、you know that I have you guys? と似たような感じですが、上に述べたような、that と how によるニュアンスの違いが出ることになります。

LAAD の例文で、
It's amazing how they've managed to do the work so quickly.
というのがありますが、これも、It's amazing that SV を that の代わりに how を使ったパターンですね。
「アナと雪の女王」(原題: Frozen)のテーマソング Let It Go (英語版)の歌詞に、
It's funny how some distance makes everything seem small
という部分がありますが、この how も、It's funny how SV の形になっていて、「that の代わりに how を使ったパターン」になります。

今年解説しているシーズン8のセリフに、it's ironic how SV の形が出てきて、たまたま今年流行った「レリゴー」の歌詞と同じ用法だったのが何だか嬉しくて、
フレンズ8-15その5
http://sitcom-friends-eng.seesaa.net/article/400691446.html
で、「レリゴー」の歌詞と絡めて、そういう how についての説明もしました。
(mimiさんにはネタバレになってしまうと思うので、今はその記事を読んでいただかなくても結構ですので^^)

フレンズで英語を学び始める前には、私もそういう how の用法は知らなかったのですが、フレンズでは、you know how の形で結構出てくるので、自然と意識するようになったんですよね。mimiさんがこの先も英語学習を続けられる中で、またそういう how に出会った時に、「中華のお箸の you know how だ!」と思い出していただけると嬉しいです(^^)
Posted by Rach at 2014年12月05日 12:47
Rachさん、お返事頂けて嬉しいです。
例文もたくさん出して下さり、とってもわかりやすいです。
howのニュアンスが理解できました。
"中華のお箸のyou know how" これ絶対忘れません^^
こんなに丁寧なお返事を頂けるなんて感謝感激です (涙)
本当にありがとうございます。
これからも応援してます!
Posted by mimi at 2014年12月05日 16:19
mimiさんへ
こちらこそご丁寧なお返事ありがとうございます。
「とってもわかりやすい」「感謝感激」と言っていただけて、こちらこそ感激です!

応援のお言葉も本当にありがとうございます。
これからも頑張ります!

また、疑問点などございましたら、どうかお気軽にご質問なさって下さいね♪
これからもよろしくお願いします(^^)
Posted by Rach at 2014年12月06日 11:45
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