2007年11月19日

お前ならどうする? フレンズ3-8その22

ジョーイ: What are you ah, what are you gonna do? (どうする、どうするつもりなんだ?)
チャンドラー: I don't know, y'know. What, what would you do? (わからない。お前ならどうする?)
ジョーイ: Well, it doesn't matter what I'd do. (俺ならどうするか、なんて重要じゃないよ。)
チャンドラー: Come on, come on, tell me. (なぁ、お願いだよ、言ってくれよ。)
ジョーイ: All right, you're probably not gonna want to hear this, but ah, if it was me, and this is just me, (Chandler gets ready to throw another dart) I would ah, I would bow out. (わかった。多分、お前はこんなこと聞きたくないだろうと思うけど、もしそれが俺なら、俺に限った話だけど、[チャンドラーは別のダーツの矢を投げる構えをする] 俺なら、俺なら、身を引く。)
チャンドラー: What? (turns around quickly still ready to throw the dart and Joey quickly ducks and hides behind the chair) What are you, what are you talking about? (何だって? [ダーツの矢をまだ投げる体勢のままで素早く振り向く。ジョーイは素早くかがんで、椅子の後ろに隠れる。] 何を、何を言ってるんだよ?)
ジョーイ: They have a kid together, y'know? They're, like, they're, like, a family, and if, I don't know, if there's a chance they can make that work, I know I wouldn't want to be the guy who stood in the way of that. (ジャニスと彼には子供がいるんだよ、そうだろ? 彼らは、彼らは、ほら、家族なんだよ。もし、よくわからないけど、もし、その家族がうまく行くようにできるチャンスがあるのなら、その邪魔をするような男にはなりたくない、って思うんだ。)
チャンドラーはジョーイの説明に納得したような顔をする。
ジョーイ: You okay? Do you wanna ah, come poke a nude guy? (大丈夫か? ヌード男を突っつきに行きたいか?)

what would you do? というのは「もしお前が俺なら[俺の立場なら]どうする?」ということですね?
would を使うことで「もしお前が俺なら」という仮定の意味になるのです。
それに対する答えの、Well, it doesn't matter what I'd do. の I'd do も I would do が省略されたもので、「もし俺がお前の立場だったら、俺だったら…する」という意味になるのですね。

ジョーイは、you're probably not gonna want to hear this という前置きを言っています。
「こんなことは聞きたくないだろう」ですから、チャンドラーにとっては、あまり嬉しくない話が続くであろうことが想像されますね。
英語は日本語に比べて、意思をはっきり言うというイメージがありますが、言いにくいことを言う場合には、このようにそれをあらかじめ示す前置きのような言葉をつけることはよくあります。
こういうものを学べて初めて、スムーズな会話ができるような気がしますね。

bow out は「退場する、辞任する、身を引く」。
bow は「お辞儀をする」なので、ペコリとお辞儀をして去って行くイメージなのでしょう。
ロングマン現代英英辞典では、
bow out (phrasal verb): to stop taking part in an activity, job etc, especially one that you have been doing for a long time
つまり、「活動や仕事、特に自分が長い間やっていたことへの参加をやめること」。

ダーツを投げるポーズのままチャンドラーが振り向いたので、自分に投げられるんじゃないかと慌ててよけるジョーイ。
チャンドラーがダーツをしていたのは、このシーンに繋げるための伏線だったんですね。

二人の間には子供がいる、というのは、They have a kid together. と表現するんですね。
together が入ることで、「二人の間の子供」という感じがより出ると思います。

they're, like, a family. とジョーイは言っています。
They're like a family. とコンマがついていなければ、「彼らは家族みたいなものだ。」という意味になってしまうかと思うのですが、この場合の like は、you know などと同じような会話のつなぎ言葉で、「ほら」みたいな感じだと思います。
「彼らは…彼らは…」の後、何と表現しようか躊躇して、a family という言葉を選んだ、という感じかな、と思います。

a family という言葉は、チャンドラーにとっては非常に重たい言葉でしょうね。
チャンドラーは両親が離婚していて、それがトラウマになっています。
両親の結婚生活がうまく行って欲しい、という気持ちは、誰よりもわかっているはずのチャンドラー。
もう完璧にあちらの結婚生活が破綻しているわけではなく、元夫のこともまだ愛しているというジャニス。
ということはまだ元夫ともやり直す可能性が残っている、ということですね。
可能性があるのなら、それを邪魔したくない、まだ修復できるかもしれない家族の邪魔をする男にはなりたくない…そういう男に誰よりもなりたくないのはチャンドラー本人であるはずですから。

そのジョーイの言葉で、チャンドラーも気持ちが落ち着いたようです。
その後、Do you wanna ah, come poke a nude guy? と誘っているのが面白いですね。
どうしてこんな深刻な時に、そんな試みに誘うかな?みたいな(笑)。
でも、そうやって、チャンドラーの気を紛らわそうとしているのでしょうね。
いつものように、Ugly Naked Guy とは言わず、nude 「ヌードの」とちょっと違った形容詞を使っていますが、そうすることで少しでもチャンドラーを笑わせよう、元気付けようとしているのかな、と思います。


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posted by Rach at 09:52| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!先ほどはコメントにわざわざ返信していただき、ありがとうございます。

私もフレンズの大ファンで毎日のように観ています。色々使いやすい表現が出てきて日常英会話を学ぶには最適なドラマですね!

ちなみに私は無料でビデオを観ながら英会話を学べるサイトの立ち上げにかかわりました(翻訳をしました)www.yappr.comよろしかったらサイトに遊びに来てください。フィードバック、また英語の質問などなんでもかまわないのでコメントを残していって頂けると幸いです。

Posted by Rip Curl - Yappr at 2007年11月19日 12:39
Rip Curlさんへ
コメントありがとうございます。
フレンズは本当に、日常会話を学ぶのには最適ですよね!

貴サイト拝見させていただきました。ビデオという映像が付いているので、表情や状況などがよくわかり、言葉のニュアンスを理解する大きな助けになりますよね。
これからもサイトの運営、頑張って下さいね。
Posted by Rach at 2007年11月20日 11:22
Rachさん

いつもフォローありがとうございます!Rachさんに励まされると
やる気倍増です♪ ネイティブの感覚を掴めるよう、頑張ろう〜♪

ここのジョーイのセリフ
They have a kid together, y'know? They're, like, they're, like, a family, and if, I don't know, if there's a chance they can make that work, I know I wouldn't want to be the guy who stood in the way of that.
いつものジョーイとは違って、ド・シリアス(笑)で、でもホロっとさせますね〜 へっ〜こんな一面もあるんだぁ、なんて見直しちゃった。

2013年も押し迫ってきましたね、主婦には一番忙しい時期かも?
最近は英語トレもなかなか身が入らないので早くお正月終わって欲しい・・・(涙)Rachさんには本当にお世話になりました。まだまだたくさんお世話になりますので(笑)来年もどうぞよろしくお願いします。まずは年明けお会いできる日が刻一刻と近づいてる〜〜(^ ^ /
どうぞ良いお年を!
Posted by やっちん at 2013年12月29日 15:42
やっちんさんへ
こちらこそ、いつも温かいコメントありがとうございます。一つ一つの記事をきちんと読んで下さっていることがいただいたコメントからよくわかるので、これからも頑張ろうという気持ちに繋がるのです。

フレンズは基本的にコメディーですが、今回のようなセリフやシーンが出てくるのも魅力ですよね(^^)

やっちんさんがいつも興味深いポイントをご質問して下さったことが、このブログのコメント欄が充実することに繋がりました。私の方こそ本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

年末年始はやっぱりあれやこれやと慌ただしいですよねぇ^ ^ でもお正月になったら、セミナーでお会いできるのもすぐそこ!なんですよねー。とっても楽しみにしています!(^^)
やっちんさんもどうか良いお年をお迎え下さい。
Posted by Rach at 2013年12月29日 16:30
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