[Scene: Monica and Rachel's, Joey, Rachel, Monica, Phoebe, and Ross are holding the giant poking device.]
モニカとレイチェルの部屋。ジョーイ、レイチェル、モニカ、フィービー、そしてロスは巨大な突っつく装置を持っている。
ジョーイ: All right, now remember, something this big and long is very difficult to maneuver. Fortunately, I have a lot of experience in that area. (よし。覚えておいてよ。こんなに大きくて長いものはとても扱いが難しいんだ。幸運にも、俺はその分野では多くの経験があるけどね。)
maneuver は「…を巧みに操縦する」。
ロングマン現代英英辞典では、
maneuver: to move or turn skilfully or to move or turn something skilfully, especially something large and heavy
「巧みに動く、または回転する、または何かを巧みに動かす、または回転させる、特に大きくて重たいものを」。
この単語のポイントは、skillfully 「上手く、巧みに、器用に」という部分でしょうね。
特に large で heavy なものを、とあるので、今回の giant なものはまさにイメージにぴったりです。
manuever という単語は、フレンズ1-5 の冒頭シーンにも出てきました。
女性のここがすごい!とロスが語っているセリフ。
ロス: Not that big a deal? It's amazing. Ok, you just reach in there, there's one little maneuver, and bam, a bra right out the sleeve. All right, as far as I'm concerned, there is nothing a guy can do that even comes close. Am I right? (そんなに大したことじゃないって? すごいことだよ。ほら、君ら女性は、そこに手を入れて、ちょっと巧みに操って、バン!とブラを袖から出すだろ。僕の知る限りは、男性のできることで、それと似たようなものはないよ。僕は正しいだろ?)
服の中でささっとブラのホックを外して袖から出すのが、マジシャンか何かのように鮮やかな手際だ、と言っているようですね。
このセリフの maneuver は名詞で「巧みな操縦、操作」という感じですね。
他には、「工作、策略」「(軍隊の)機動作戦」という意味もあります。
私は Trekkie (スタートレック・ファン)なので、maneuver と聞くと、ピカード艦長が編み出した Picard Maneuver 「ピカード作戦(戦術、戦略)」という言葉を真っ先に思い出します(笑)。
これも宇宙船を巧みに操る、という感じが出ていますね(笑)。
さらに余談ですが、ピカード艦長の制服は(というか、宇宙艦隊の制服はみんな)上下がくっついたものになっていて、その腰の部分の収まりが悪いんでしょうか(笑)、立ち上がる時に、必ず服をキュキュッと下に引っ張って伸ばす(Captain Picard straightens his uniform every time he stands)という仕草をします。
Trekkie たちは、その仕草のことも、「ピカード作戦」に引っかけて、Picard Maneuver と呼んでいるんですねぇ。
「ちょっとコツがいる仕草、動作」みたいな感じでしょうか?(どーでもいい話、失礼しました)
"something this big and long is very difficult to maneuver. Fortunately, I have a lot of experience in that area." について。
えーっと…男性が「大きい、長い」というと、アレの自慢しかありませんね(爆)。
ジョーイはプレイボーイですから、きっとそれがご自慢なんでしょう(笑)。
俺はそういう大きくて長いものは扱いなれてるよ、この「突っつく装置」みたいな「大きくて長いものを扱う」分野は俺に任せておけ、と言っています。
幸運にも、という副詞に、彼の自慢げな気持ちが表れていますね。
ロスやチャンドラーにはちょっと言えないセリフ、でしょうか(笑)。
(Rach からのお願い)
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いつも楽しく拝読しております。英⇒日の訳がおじょうずですね。
maneuverは新聞の論説を読んでいると頻度の高い語句ですね。political maneuvering政界工作みたいな。
big dealならビジネス英語の頻度大。raw dealなら試験によく出る重要語句「不公平的待遇」ですね。
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日本語訳を誉めていただいてありがとうございます。嬉しいです。
big deal はビジネス用語だと「大きな取引、大口の取引」ですが、フレンズでは、No Big Deal! または反語的に Big deal! で「大したことじゃないよ!」と使われることが圧倒的に多いです。そういうビジネス的な意味を、私はすっかり忘れていました(笑)。
raw deal の raw は「不当な、扱いが不公平な」という意味でしたね。
日本語では「”転”職」と言いますが、中国語の場合は、job-hopping の hop のイメージに近いようですね?