フィービー: Y'know, for once, I am going to sit down and try to watch one of these things. (just as she sits down). (一度くらい、座って、そういうやつを見てみようかな。)
とフィービーがちょうど座った時に、
ロス: Halftime. (ハーフタイムだ。)
ジョーイ: Hey, who wants to ah, throw the ball around a little, maybe get a little 3-on-3 going? (なぁ、誰かちょっとボールを投げたいやつはいないか? 多分、ちょっとした3オン3になると思うけど。)
レイチェル: Oh! That would be sooo much fun! (まぁ! それ、すっごく楽しそうね。)
フィービー: Oh, can I play too? I've never played football, like ever. (まぁ、私もプレーできる? 私はこれまでにフットボールをやったことないのよ、そう、全くね。)
ジョーイ: Great! You can cover Chandler. (すごい! フィービーならチャンドラーをカバーできるよ。)
one of those については、フレンズ3-6その19 で説明しました。
男性たちが夢中で見ているフットボール、「そういうやつのうちの1試合」を、私もどんなものかちょっと見てみようかな、というニュアンスです。
せっかく見ようと思ったら、ハーフタイムで立ち上がる男性陣。なんともタイミングが悪い。
フィービーがその試合の展開を全くわかっていない、ということがわかるシーンですね。
never ever は「決して〜ない」で、never をさらに強調する感じです。
フレンズ2-21その11 では、
アーサー: ... so long as never ever show your faces in this coffee house ever again. (… このコーヒーハウスに二度と顔を出さない限りはな。)
というセリフが出てきました。
上のフィービーのセリフは、I've never ever played football. という文の ever を最後に持ってきて、「これまでの人生で、本当に全くないのよ!」と後付けで強調している感じでしょうか?
フィービーは経験ゼロなのに、ジョーイは「それならチャンドラーをカバーできる」と言っていますね。
経験ゼロの人がカバーできるほど、チャンドラーは下手っぴぃだと言いたい、というか、そう言って、からかっているわけでしょう。
チャンドラー: No, no, no, I don't, I don't really wanna play. (いや、いや、いや、俺はやらないよ。俺はそんなにプレーしたくないんだ。)
ジョーイ: Come on man! You never want to do anything since you and Janice broke up. (おいおい! チャンドラーは、ジャニスと別れてから、何にもしたがらないじゃないか。)
チャンドラー: That's not true. I wanted to wear my bathrobe and eat peanut clusters all day. I wanted to start drinking in the morning. Don't say that I don't have goals! (それは正しくないよ。俺は、バスローブを着て、ピーナッツ・クラスターを一日中食べたいと思った。朝に酒を飲むことを始めたいと思った。俺に目的[したいこと]がないなんて言うなよ。)
don't really wanna は「ものすごく…したいってわけじゃない」という部分否定です。
I really don't wanna play なら、「本当に、そういうことするのはいやなんだ」みたいになるでしょうね。
冗談ではなく悲しそうに、ゴール(目標、目的)がないなんて言うなよ、と言っています。
ジョーイは、ジャニスとの別れという悲しい出来事があってから、チャンドラーは楽しいことを何もしたがらない、と言っているのですが、チャンドラーは「したいこと」くらいはあるよ、といいつつ、ネガティブな内容ばかりを挙げています。
彼の悲しみいかばかりか、というところですね。
drink はこの場合は「酒を飲む」ということで、朝から酒を飲む、というのは、どこの国でも、「人生に悲観して後ろ向きになっている」という感情の表れなんでしょう。
服も着替えないで、おつまみと酒だけ、他には何もしたくない、という悲惨な状況であるのが、このセリフからわかるわけですね。
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never everを使えると相手の印象も「デキル」と変わるでしようね。hardly ever , rarely ever ,almost everと変化球もきめたいですね。
日本昔話なら They lived happily ever after. 幸せに暮らしましたとさメデタシメデタシみたいな。
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いつもありがとうございます。
never ever を使うと、「ネイティブっぽい」感じがしますよねぇ。そういう「頻度の副詞」との組み合わせもアリ。lived happily ever after というのは童話の決まり文句ですよね。
「マグロ」の中国語、見た目のイメージからそういう漢字が使われているんですね。面白いです。